2009年10月31日 (土)

今年のストラーニク(ロシア幻想文学作家会議)

今年のストラーニク(ロシア幻想文学作家会議)は、11月14、15日ですよ~。

って、テラ・ファンタスチカが今ごろになって連絡してきやがりましたむかっ(怒り)

言うまでもないけど、遅すぎです。

ロシア大使館はね~、未だに革命記念日前後に長い休みを取っちゃうので、その分ビザの発行が延びるのだ。

つまり、大枚はたいて渡航日前日発行とかにしてもらわないと間に合わないってこと。何人もの福沢さんをロシアに引き渡す気はないむかっ(怒り) こればっかりは内部の手引きがあってもどうにもなんないのよね~。

ちっ。今年に入って一体何度ロシアに対してブチ切れたことであろうか。っていうより、上の階のベランダからうちの布団に水が降って来た時以外、日本人に対しては本格的には怒ってないかも。私の最近の怒りの大半はロシアに向けられているのだ。

ああムカつくむかっ(怒り) 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さっきペテルブルクに電話して(って、言うまでもなく井上がロシア語を駆使したわけですが)、私に連絡が来なかった理由が判明しました。大野典宏さんが意図的に私への連絡を止めたことが発覚。ああ……常日頃、公正とか正々堂々とか行ってても、やることはチンピラ並みか……。そういう嘘はつくまいと、さすがに最低限の男気は期待してたけど、ほんとはそんなもん、なかったのね……。すっかり騙されてました。ひどい話。

後輩の翻訳者たちを潰そうとしていたんで反撃したら、これですよ、逆切れ。

大野さん、ステキな武士道身につけちゃいましたねheart

珍しくロシア人より日本人に対してブチ切れました。

また明日起きたら耳、聞こえないだろうな。これ知ったら大野さん喜ぶだろうね。

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2009年7月14日 (火)

【SF大会 2009】T-con 補遺

自分が参加できなかった企画がどうだったか知りたいので、T-conのレポートを検索……してみるが、あまりヒットしない。なんでだろう?と友達に聞いてみたら、最近はブログよりもMixiのような、もっとプライベート度が高いところでみんなレポートを書いているらしい。……確かにそのようだ。うーん。ちょっともったいない。SF大会に興味があるけど、まだ自分が参加するかどうか迷ってるような人がGoogle やYahooでフツウに検索して読めるレポートがもっとあったらいいのに。

ヤナさんとは先週、テラ・ファンタスチカの仕事関係でまたお会いしましたが、この熱帯なお江戸でも比較的元気な様子でした。でも本当は疲れてるだろうなあ……。土曜日は大野典宏さん主催で飲み会。盛況。速水螺旋人さんとか仁木稔さんとか、初めてお目にかかる方も多く、わざわざこのオフのために関西から出てきてくれた林譲治さんとも久しぶりにお話できて楽しゅうございました……が、如何せん電池切れ。早めに引き上げざるを得ませんでした。無念。これだから病人はなあorz 

何人かのレポートで指摘がありましたが、今回の大会の運営はやはりみなさん「素晴らしい」と感じていらっしゃる様子。私もそう思いました。特に、ゲスト担当の七里寿子さんにはお世話になりました。ビザ関係の書類の件までお世話になって、ホントに助かりましたです。スタッフの皆様ありがとうございました。

ヤナさんは今週は京都。ああ……お江戸より暑い京都sweat01 新撰組ヲタだからあちこち歩くんだろうけど、無理はしないでほしいことです。

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2009年7月13日 (月)

【SF大会 2009】T-con 2009 後悔

しまった!

栃木に行ったのにレモン牛乳を飲むのを忘れた……orz

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2009年7月11日 (土)

【SF大会 2009】T-con 2009 そのニ

T3 (承前) で、「日本SFはいかに輸出されるか」の後、ヤナさんと井上がNHKのインタビューのためにちょっとその場に残り(テレビカメラを見ると、今でも「あっ、テレビ局だ!」のセリフが脳裏をよぎる(笑))、私は「サイバーパンクの部屋」へ。

ナビゲーターはとりにてぃ(井上が写真撮ってない、すんません)、パネリストは向かって右から巽孝之、小谷真理、高野史緒、菊池誠。場所はごらんの通り、座布団の部屋。お座敷サイバーパンク(笑)。

毎年恒例となったサイバーパンク企画は6年前にここでSF大会をやった時に始まったそうで、言わば「故郷に錦を飾る」ってやつでしょうか。そこにお招きいただいて光栄でございます。

中身はまず、ギブスン最新刊の『スプーク・カントリー』や、文庫化された『ディファレンス・エンジン』のこととか、チャイナ・ミエヴィルの最新刊『ペルディード・ストリート・ステーション』のこととか。そして、去年の年末にSFマガジンでやったギブスン特集のこととか。なじぇかこのギブスン特集はあんまり反響がなかったらしい。なんでだろう……って、やっぱり、「濃ゆすぎたから」じゃないでしょうか(笑)。今回のパネリスト全員がこの特集に何かしら書いているので、それについて各自語る。ギブスンはやっぱり、デビューしてすぐの頃とかに「この小説はすぐに古びるだろう」と言われていたそうで。でも、古びたら古びたで、レトロなダサかっこいい味わいが出たのがスゴイじゃないですか。

そんで『赤い星』の話。そもそも私はサイバーパンクっぽい路線を目指していたわけじゃなくて、デビューする前はけっこうフツウな、クラークを読んで育った人とかが書きがちな黒歴史原稿(笑)を書いていたのですが、皆様、失望されましたでしょうか(笑)。『ムジカ・マキーナ』や『カント・アンジェリコ』、『ヴァスラフ』、『赤い星』といったサイバーパンク路線の諸作品も、どちらかというと「クラシックも好きだし、テクノも好きだし、じゃ、混ぜたらもっと好きかな(笑)」とか「江戸も好きだし、ロシアも好きだし、じゃ、混ぜたらもっと好きかな(笑)」という発想ありき。『ヴァスラフ』も、80年代の青山円形劇場脚本コンクールの時点ではフツウにアンドロイドの話だったのでした。黒歴史原稿の話はもうカンベンしてください(笑)。いずれにしても私の小説はサイバーパンク/スチームパンクをやりたいぞ!」というところが出発点ではなかったんですよね。でも、世にサイバーバンクというフォーマットがあったからそこできたのかも。

最後は恒例の小ネタ。正直、ここらへんの記憶がほとんど無い……。自分の出番が終わって虚脱したからでしょうか。

てなわけで、「サイバーパンクの部屋」が終わった時点で、時刻はもう0時過ぎ。まだ一つ企画が残っているのです。ロシアSF企画ですね。

T4 準備中に私が撮った写真なので、私は写ってません。井上がなんでこんなに資料っぽいものを広げているのか不明。

「ロシアSFは日本の夢を見るか?」 パネリストはヤナ・アシマリナ、高野史緒、井上徹。ロシアSF企画は毎年毎年、大野典宏さんが飛ばして、すでにその方面の知識がある人ばっかり相手にしているような企画になっちゃうので、たまにはぬるくゼロから説明するような企画がないとヤバイな、と思ったからやった企画です。現在「ロシアのハヤカワ書房」的存在となっているテラ・ファンタスチカ社の発足の経緯とか、ロシアの小さい出版社の出版システムとか(要するに、大きいレコード会社に流通・販売を委託するインディーズ・レーベルと同じ方式)、現在のロシアのSF系文学賞とか。最近はいわゆる「日本ブーム」も「ブーム」というより「定着」した感があって、日本のマンガとかアニメとかを普通にロシア国内で販売してほしいという要求が高まってて、テラファンもその事業に着手したところ(実はこの件に関しては水面下でアクチュアルにいろいろモメたり困ったりこっちが労力と資金を提供して助けたりやってるんですよ。いつかそれについてもSF大会とかで話せればなお興味深い企画ができるでしょう)。と、この話で問題が発生。私と井上がマンガのタイトルがよく分かんなくて、会場の人たちに助けてもらってどうにか話が進む。すんません無知でsweat02 

しかし、どうも話が面白い方向に転がらない。毎年客席のウケは取れるので、司会に多少自信を持ってきたところだったんだけど……。そう、途中で気がついたんだけど、通訳を通して話をすると、ボケもツッコミもほとんど機能しなくなるのだ。そういやペテルブルクで通訳を通して公開インタビューされる側だった時も、どうも話が生真面目な方向に行っちゃってやりにくいなあと思ったんだった。それは結局、通訳を通すとボケもツッコミも機能しなくなるからだ。ああ……。って企画の最中に気づいても遅いcrying っていうか、ボケとツッコミに頼る司会自体がどうなのかと。今後の課題でしょうか。

この企画の時に限らず、ロシアの人とは微妙に話が通じにくいと感じることが多々あるのも事実。具体的には説明しにくいんだけど……。双方とも誠実かつ真剣に話しているにも関わらず「ロシア人話通じねーannoy!」と思うのよ(そういう世界に長年身を置いているから井上が辛抱強くて温厚になるのか(笑))。四半世紀以上日露外交に携わってきた日本人以上に日本語がうまいロシア外務省のえらいひとから、ほとんど日本人と会ったことのない友達んちのおばあちゃんに至るまで、なんか同じような話の通じにくさがあるのよねぇ。ロシア側から見ればくそー日本人話通じねーannoyと思ってるのかもしれないけど。まあ、だからこそ「何か具体的な用がある時」だけじゃなくて、常日頃からコミュニケーションを取ったり、双方のマンガとか小説とかテレビドラマとか映画とかを見聞きするのが大事になってくるのかもしれません。本を数冊出すの出さないのでこんだけ面倒なんだから、サハリン2とか領土問題では、きっと世間の目に触れないところで死者が出ているであろう……日本側に。

これが終わったら、もう真っ白に燃え尽きて寝ました。ギョーカイ時事放談とかサイバーフォーミュラとか興味あったんだけど、力尽きた……

翌日は朝食の後、温泉に行って、閉会式を見物して、また蕎麦食って散歩して長距離バスで帰り。帰りのバスも爆睡でした。参加者の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。

で、結局、自分が出る企画とロシアの中の人の相手に終始しちゃって、あんまり他の参加者と交流できなかったのが心残りですね。もう、ちょ~余裕なかった……。来年はもうちょっとマシにやります。来年の大会は8月7日、8日で、場所は東京。ではまた来年~。

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2009年7月 9日 (木)

【SF大会 2009】T-con 2009

というわけで7月4日、5日は那須塩原のホテルニュー塩原で行われたT-conに行ってまいりました。

4日の午前中、まず井上徹と新宿のホテルに向かう。テラ・ファンタスチカ社のヤナ・アシマリナさんをピックアップするため。前日に日本についたばかりのヤナさんは……ううむ、少なくとも私よりは元気そうだ(笑)。去年4月にペテルブルクで会って以来だけど、変わりはない様子。JRの高速バスで那須塩原に向かう。

昼過ぎにホテルに着くと、もうすでにかなり人が集まっている。ちょうど到着した巽孝之・小谷真理夫妻からシールをもらって初めて気がつく。……今年もまたシール作ってないよ……orz 海より深く反省。すんません来年はちゃんとします……

蕎麦を食べに行き、ホテルの近くにあった足湯「湯っ歩の里」に行く。ここ、日本最大「級」の足湯施設ですってよ奥様。もしかしたらこれ以上の足湯があるかもしれないので「級」なんだろうけど、どう考えても他にこんな壮大な足湯ないと思う(笑)。

T1 星雲賞の授賞式を見物し(どうせ賞とは縁無いですから、私は)、加藤直之さんがライヴで描いている等身大グインを見に行く。タイガーマスクかと思った(笑)。

加藤さんはライヴで描くというのが気に入ったそうで、来年も東京のSF大会で何かやるそうです。

ちなみにこのグインはのちほど抽選でプレゼントされたのですが、持って帰るのも保管するのも大変そうだsweat02 でもファンにとってはその大変さを押し切る価値はありすぎるほどあるでしょう。

それからパーティ。さすがにほぼ全員来ただけあってすごい人数。ステージ上ではマグロの解体ショーも! 全員に行き渡ったかどうか分からないけど、私もちょびっとだけいただきました。

あとは自分が出る企画三昧。もう、他のこと考えてる余裕は皆無です……

T2 まずは「日本SFはいかに輸出されるか」。出演は小浜徹也、大森望、日暮雅通、島田洋一、塩澤快浩、ヤナ・アシマリナ、井上徹、高野史緒。司会の小浜は「これはものすごくレベルの高いシンポジウムになる」と予言した通り、かなり濃い内容となりました。少なくとも私は、コンエヴェンションでこんなに(自分にとって)すごいシンポジウムは見たことがない。

まず日本→ロシアの場合。もう、とにかく文学作品翻訳レベルの翻訳者が少ない。数年前、国際交流基金がお金出して短編集出した時も、特に文学に関心があるわけではない翻訳者をエージェントが見繕ってとにかく速く翻訳させたというのが実情(しかもその翻訳書は、どうやらほぼ全て大学図書館とかに収蔵されて終わりだったんじゃないかという話はあちこちから聞くし……)。『赤い星』の翻訳者を探す過程で沼野充義さんに「だれかいい翻訳者いないですか?」と聞いた時も、この時の翻訳者たちは紹介してくれなかったのよね。理由は「お薦めしないから」。チハルチシヴィリやコワレーニンのような日本文学翻訳の大物も、もっとお金になる仕事を手にすると翻訳やめちゃうし、まだ文学翻訳者として実績のない人間が「ムラカミ作品の翻訳者は(自分に提示された額の)2.5倍はもらってるのに」とか言い出すし。日本だったら、「翻訳以上にお金になる仕事ゲット=これで経済的な心しないで翻訳ができる」と考える人優秀な翻訳者が多いんだけどねえ。正直、そういうところがロシアのダメなところではありますね。ま、これがロシアの場合の現状ですorz けっこうとほほです。

日本で直木賞を取ったような作品をアメリカ、ヨーロッパに売り込めば売れないことはないそうです。ただ、日本側で相手国語のレジュメを用意し、渡航して「行商」して翻訳者探して……とかやってると、労力が大きすぎて、出版社側は「二度とやりたくない」と言うそうですが……。それで結局、そういう試みは頓挫してしまうそうで。

「日本のSFをアメリカで出版する」という趣旨で始められたHaikasoruの場合。私は最初、このレーベルのラインナップを見て、何をやろうとしているのか全く分からなかったし、実は今でもよく分からないですが……。だいたいにおいて「ラノベのレーベル」という解釈が正しいのかと思いきや、塩澤さんはあくまでも「ラノベのレーベルではない」と言う。しかし話を聞いていると、アメリカ側から「量が少なくて分かりやすい作品」を要求されているのだそうです。英米翻訳の諸氏は、結局、アメリカ人はてめえ基準であっさり理解できるものをちょこっと読みたいだけで、本当に日本SFの奥深いところを理解したいわけじゃないじゃんこれだからヤンキーは……という話に。ううむ。一番華々しくやってるところもこうなのか……。

いずれにしても「あっち側」に輸出するとなると、わりと安易に「書き換え」をされてしまうという話も。日本の翻訳者たちの優秀さと勤勉さを改めて思う……。読者としての我々日本人は恵まれていると言えましょう。しかし、翻訳される側としてはとほほなことにgawk

質疑の際に野阿梓さんから「そんなふうに書き換えがされるくらいだったら、オレは翻訳されなくて結構、と思う」との意見が。まあ分からなくもないけど……。しかし、自分自身でヨソの言語で文章書く時、日本語だったらゼッタイやらないよなあ、というような順序で話を進めて、日本語だったらゼッタイやらないよなあ、というような表現を使ったりするじゃないですか。前もって日本語の文章を用意してそれを自分で翻訳、なんてできない。「その言語」固有の方針に従わないとかえって難しくないですか? それ考えると、同じ事を表現するのでも、言語によって適したやり方を追求するのは当然かもしれない、と私は考える。もっとも、作者のあずかり知らぬところで大幅に改編されたら私もやっぱりイヤだ。ましてや結末変えられたりするのはさすがにナシ。

ま、いずれにしても、私が書くヨソの言語の文章なんて、「カメロイド文部省」状態だろうけど(笑)。

レベルが高いのはいいけど、けっこうヤルキを無くすシンポジウムでした……

続く「サイバーパンクの部屋」と「ロシアSFは日本の夢を見るか?」は、これほど書くことはないんですが……続きはまたのちほど。

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2009年7月 5日 (日)

えすえふ大会行ってきました

T-con2009行ってきました。さすがにへろへろですので、詳細は後ほど。ロシアの中の人も無事宿泊地に送ってきましたので、ご心配なく。皆様お疲れ様でした~。

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2009年6月14日 (日)

【SF大会 2009】T-con 2009での参加企画について

あっ、しまった! ロシア革命アニメーションをupしている場合ではなかった。SF大会での私の参加企画について教えて欲しいと言われていたのでした。すんません遅くなりましたが発表します。多分これ以上は増えないと思います。

1.日本SFはいかに輸出されるか
場所:竹4 時間21:00~
ヤナ・アシマリナ、井上徹、高野史緒に出演要請がありました。多分他に欧米SFの翻訳者の方などが参加されるのではないかと思われます。

2.サイバーパンクの部屋
場所:桜 時間23:00~
 (以下、プログレス・レポートの紹介文)6年経って、「サイバーパンクの部屋」はふたたび那須塩原に戻ってきた! 我々の原点はここにあり、また同じ地に集え。懐かしの画像を用意し待っている。
 巽孝之氏・菊池誠氏・小谷真理氏といつものメンバーに加え、今年は高野史緒氏もゲストとして参加! 日本SF 大賞候補、星雲賞候補にノミネートされた『赤い星』についてなど語っていただく予定。

3.ロシアSFは日本の夢を見るか?
場所:萩 時間25:00~
(以下、プログレス・レポートに提出した紹介文)ロシア、ペテルブルクの出版社、テラ・ファンタスチカのチーフ・エディター、ヤナ・アシマリナさんが来日します。テラファンはソ連崩壊後すぐに立ち上げられたSF出版がメインの出版社。「ロシア幻想文学作家会議」や、ロシアで最も権威あるSF文学賞「遍歴者賞」の主催者でもあります。ソ連時代から日本のヲタ者たちと交流があり、彼女自身も日本ヲタであるヤナさんに、SFに限らず、ロシア国内のヲタ者たちの動向、まだまだ続くロシアの日本ブーム、日本ネタSFの隆盛等々、その場のノリと流れでいろいろとお話を伺います。主催者自身、ロシアSFに詳しいとはいえないので、ロシアSFの予備知識が皆無な人でもついてこられる、ぬるい企画を目指します。ロシア語通訳つき。

関連エントリはこちら

いちおう「決定した」と言えば決定したので、『赤い星』ロシア語版の話もどの枠かでできるかと思います。まあ、計画自体は何年かかるか分かんないですけどね……(遠い目)

SF大会関係はまた追記事項があったらお知らせいたしますです。

T-conタイムテーブル

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2009年5月 7日 (木)

【SF大会 2009】T-conでロシア・ファンタスチカ企画やります

T-con(SF大会@栃木)にはもともと行くつもりでした。一人で地味に行って、声のかかった企画に出るだけでいいやー、と思ってました。

が。

ちょうど7月6日から始まる東京ブックフェアのために来日する私のロシアでの担当編集者ヤナ・アシマリナさんが、日本のSF大会も行ってみたい、とのことで、それじゃ二人で見物しに行くか、ということになりました。

そしたら。

星雲賞ノミネートの件があって、とっても行きにくくなりましたsweat02 チキンだからねsweat02

だもんで、井上にも来てもらうことにしました。……チキンなのでsweat02

というわけで、ロシアSFのプロフェッショナルとこれもプロフェッショナルのロシア語通訳(特に芸術系)がおりますんで、せっかくなのでロシア・ファンタスチカ企画をやることにしました。大野典宏さんは7月には大きな締切りが幾つかあるので参加そのものを断念するらしいので(でもまだ締め切りまでには時間あるよね>大野さん)、なんかストレンジな面子になりますが。みっちり濃ゆくてマニアな人にしか分からないような企画ではなく、ロシアそのものとか、ファンタスチカ周辺とか、ロシアの日本ヲタ事情とかについて、インタビューのようなシンポジウムのような、会場も交えた雑談のような、ゆるい企画をやりたいと思います。

Yana200804 ヤナ・アシマリナさんはペテルブルクのSFメインの出版社、テラ・ファンタスチカ社のチーフ・エディター。テラ・ファンタスチカはソ連崩壊後真っ先に立ち上げられたSF系出版社で、「ロシア幻想作家会議(ストラーニク)」と、今ロシアで最も権威のあるファンタスチカ系文学賞「遍歴者賞」を主催している出版社。

ヤナさんは20年ほど前からロシアの各種SFコンヴェンションを通じて大野典宏、大山博、宮風耕治、森田有記、合田直美各氏と交流があって、けっこう日本ヲタで801な人です。SWやハインライン、アシモフ等のロシア語版の翻訳やそのイラストなどもこなす才女。来日は3度目になりますが、さすがにまだ日本のコンヴェンションの経験はないので、T-conはひじょーーーーーーーーーに楽しみにしてるそうです。もう止めようがないです(笑)。

井上徹は今回の基本任務は企画の通訳ですが、ファンタスチカ系のネタもけっこう持っているので、何かその他のことでゲストのお入用とかあったらお声をかけてください。エイゼンシュテイン・シネクラブ(日本)副代表、日本ユーラシア協会常任理事、旧ソ連圏の映画方面の研究者、翻訳とか通訳とか編集とか評論とか。って、ナニの人だか今ひとつよく分からない感じですが……sweat01

ちうことで、ロシア・ファンタスチカ関係では何でもありなぬるい企画をやりますので、気軽に参加してくださいませ。……あ、申込書はこれから送りますすんませんすんませんcoldsweats01 

大野さん、ホントに来ないの……?

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2009年4月21日 (火)

『赤い星』星雲賞ノミネート

さっきやっと気がついたんですがsweat02、『赤い星』が星雲賞の日本長編部門にノミネートされておりました。

星雲賞参考候補作リスト

日本長編部門
a    『新世界より』    貴志祐介    講談社
b    『神獣聖戦 Perfect Edition』    山田正紀    徳間書店
c    『ハーモニー』    伊藤計劃    早川書房
d    『赤い星』    高野史緒    早川書房
e    『神様のパラドックス』    機本伸司    角川春樹事務所
f    『屍竜戦記Ⅱ 全てを呪う詩』    片理誠    徳間書店
g    『レイコちゃんと蒲鉾工場』    北野勇作    光文社
y    棄権
z    その他

ああ……

これは……

要するに「勝てる気がしねぇ!」ってやつですね。ま、わたしゃいつでもどこでも弱気ですが……gawk

何の賞も取らずにロシア語版出しちゃうのも申し訳ないんで、なんか一つくらい栄誉があるといいな、とは思っていますが、それで星雲賞ってのも高望みか……sweat02 まあ、ロシアの中の人たちは、「あの」SF大賞と「あの」星雲賞の両方にノミネートされた!というだけで充分と言ってくれてはおりますが……

『赤い星』ロシア語版が多少なりともロシアの読者の目に留まれば、今後、日本の活字ファンタスチカ(SF、ファンタジー、幻想小説)のロシアへの紹介がもっと活性化する希望が出てきますので、そのためにも、応援していただければ幸いです。

いや~、このトシになると、何て言うか、いかにも芸術家然とした「自分のためだけにがんばる」みたいなのって、できなくなってきますね……。自分のためにもなるし、誰かほかの人たちのためにもなってるんだ、という実感がないと虚しくて頑張れないというか……。これが年を取るっていうことなのかもしんないですな。

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2008年8月29日 (金)

【SF大会2008】DAICON7レポート そして「三日目」に突入!

2008年8月24日18時25分頃。SF大会から撤収した我々は18時37分発の「のぞみ」のチケットを手に改札へ向かったのであった。すると電光掲示板に「豪雨の影響で80~110分遅れ」の表示が。110分かあ。どうせなら121分遅れてくれりゃ特急料金払い戻しなのに。ま、たいていこういう表示が出てる時って、だいたい何とかなってるもんよね(首都圏の在来線基準)。ちょっとくらい(「ちょっと」じゃないけど)遅れたって新幹線乗らないと帰れないし、しょーがねーな、と思いつつ……

乗る。

「おうちに帰るまでがSF大会です」。古えより、幾多の賢者により言い継がれてきたこの言葉。そう、おうちに帰るまでがSF大会なのだ。おうちに帰るまでが京フェスであり、おうちに帰るまでがストラーニクであり、おうちに帰るまでがワールドコンであるように。

定刻通り新大阪を発った我々の「のぞみ」は、定刻通りに京都を通過し、定刻通りに名古屋を通過した。『ハローサマー、グッドバイ』を読んでいた私がふと隣を見ると、友人も『ハローサマー、グッドバイ』を読んでいたり(ありがち)。ちょっと気分を変えようかなあと思って『サイエンス・イマジネーション』を読み始めると、友人は『レイコちゃんと蒲鉾工場』を読んでいたり(ありがち)。

名古屋を出てちょっと寝て、またハロサマを読んでいると……

止まったではないか。

新幹線が。

「豪雨のため、熱海・小田原間で運転を見合わせております」とのことで。何度か断続的に止まり、結局、掛川の駅で長時間止まる。あっちこっちの駅に先発の新幹線がつまっているのだという。熱海で24時間あたりの降雨量が(24時間って……なんて大雑把なcoldsweats01)300ミリの危険域を越えたので運行できない、と。

か、掛川……。掛川って、掛川って……何処? (ここです)

メールの記録を見ると、このあたりで21時30分くらい。

駅に止まっているとはいえ、「のぞみ」なんで、ホームには降りられない線に止まってる。他の車輌にいる友人たちと、「降ろすという選択肢はないらしい」と絶望的なメールが飛び交う。この頃から自販機と車内販売の物品がどんどん消え始める。お菓子とか飲み物のみならず700系「のぞみ」のストラップまで売り切れてたりするのが笑える(笑うてる場合か)。とりあえずお茶のペットボトルは一本確保。

私は病人なので、このあたりでマジで不安になってくる。八代嘉美さん、早くiPS細胞からランゲルハンス島作ってよ~(泣)。まあ、昔のパターンのインシュリンだったらマジヤバイけれど、今の超長時間型と超速攻型の組み合わせだからまだマシ。でも体調が悪くなると一気に緊急入院モードになっちゃうので、そうなったらどうやって降りるんだコレ……coldsweats02

新富士に止まった頃にはもう23時過ぎてたかなあ。友達と「こりゃ終電との戦いだねー」とか言い合っていたが、やがてそれどころではなくなる。三島に着くとか着かないとかの頃にはもう日付が変わっていたような。自宅に電話したり、地上(笑)の友人たちとメールしたり、友達にMixi見せてもらったり(モノグサなので自分はケータイでMixi見られるように設定してないのよ)。おおお、けっこうみんな足止めされたり、京都とか名古屋とかで挫折して宿泊したりしている。これに乗っちゃった我々の判断は果たして正しかったのだろうか……って今考えたってしょうがないのは分ってるけど考えちゃう。

別な車輌に乗っている友人たちを訪ね歩いたり。途中、私の顔を見て目礼したり、「あ」という顔をしたりした人が何人か居たので、実はけっこうナカーマが乗っていると見た。よっぽどあのネームプレート下げて歩こうかと思ったけど、小心者なのでやめておく。でもやったらかなりの数のナカーマが釣れたんだろうなあ。やっぱりやればよかったかなあ……と、私は「やらなかったこと」を後悔するタイプなのであった。

JRは車中泊用の車輌を用意するという。二時とか三時とかに着いたら、五時まで待って地下鉄の始発に乗るほうがマシかなあ。とか考えているうちに、小田原を過ぎるとそれなりにちゃんと動き、25日1時30分ごろ東京駅に着く。延べ時間7時間半。ヒコーキだったらウラル山脈越えたあたりまで行っちゃったね。あ、特急料金払い戻しだ。わーいうれしいなー(棒読み)。

タクシー乗り場まで大山さんが送ってくれる。タクシー待ち……さすがにスゴイことに。でももうしゃーないわな。雨降ってるし、寒いけど、しゃーない。一時間近く待ってやっとタクシーに乗る。車内にお洒落なジャズを流し、ギリギリにヤバげな速度で効率よく飛ばすロマンスグレイな運転手さんに当たってラッキー。「帰省だったんですか?」とか世間話を振られるが、「いや~その~、仕事がらみの~イベントで~」とか、もにょもにょ。だって「えすえふたいかい」って世間の人に言ってもなかなか分ってもらえないし~crying。2時50分ごろ自宅に。振り回されたオットも災難でした。

オットが淹れてくれた茶を飲んで寝る。というわけで、SF大会「三日目」は無事(?)終了したのでありました。ここに名前を挙げ切れなかったナカーマの皆様もお疲れ様でした。

それにしても「新幹線」でエントリ書いてる人がいっぱいいますね(笑)。DAICON7中もっとも参加者が多かったイベントと言えましょう。というか、これほどまでに新幹線の遅延についての記録がネットに残ったことってないのでは(笑)。どう考えても「暗黒星雲賞」もの。

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