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2018年11月11日 (日)

グラーフ・ツェッペリン 夏の飛行 (Kindle Single)

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遅くなりましたが、Amazon Single (Amazonの伝書籍リーダーKindleでしか販売しない本)から、グラーフ・ツェッペリン 夏の飛行」を発売いたしました。以下、Amazonからコピペ。

ある夏の夕、かの有名な飛行船「ツェッペリン号」が現代日本の空を悠然と航行する――ありそうもないおとぎ話を、精密且つ繊細に描いてみせるSF中編。

女子高校生・夏紀は、母親の生まれ故郷である土浦を訪れた。約90年前の1929年8月、当時、世界最大の飛行船だった「グラーフ・ツェッペリン号」は史上初の世界一周飛行の途中、ここ土浦にある霞ヶ浦海軍航空隊基地に寄港した。

ところが、夏紀には小学生の頃、祖母の葬儀のために来た当地で、確かに巨大な飛行船を見た記憶があった。その話を聞いた従兄の登志夫は、量子コンピュータに接続した拡張現実装置を夏紀に装着させ、もう一度現れるはずのツェッペリン号を追跡しようとするが……

時間はまっすぐに流れるのか? 真実は常にひとつなのか? 刺激的な思索に満ちた野心作。

土浦が舞台の小説は、もしかしたら連城三紀彦の「戻り川心中」以来かも(私は「戻り川心中」土浦説をとっています)。ややラノベ寄りで今までの私の作品とはちょっとイメージが違うかもしれませんが、これも私の一面です。

よろしくお願いいたしますです。

2018年11月 1日 (木)

鈴木揮一郎小説講座

10月27日に、鈴木揮一郎小説講座のゲスト講師(電話参加)をいたしました。

以下、一般公開分のまとめです。

SFを書きたい人に

ファンタスチカを書きたい人に

作家に必要な才能とは?

喉の手術の後遺症でちっょと滑舌が悪くて申し訳ない。

早い話、「勉強しよう」ということと、「読者を見下すな!」という話。

しかし、鈴木さんによると、視聴した人たちの反応として、「勉強しよう」という発言に対しては賛否両論なんですって!

これはびっくり。鈴木さんと「小説書くための勉強、そんなにしたくないのか(笑)。ていうかほんとに小説書きたいんかその人たち(笑)」という話になりました。

私が知る限り、いや、私よりはるかに顔が広い鈴木さんが知る限り、プロであり続けている人で、何らかの形で勉強し続けていない人なんて一人もいない。一方、一発アイディアとか感性だけで勝負しようとした人たちはみんなどこかに行ってしまった……。中には「勉強なんてバカバカしいw 遊んで暮らしてますよ」っていうポーズを取っている作家は確かにいる。だけど、その水面下の水かきがどうなのか、今一度よく考えてみて欲しい。小説書くために歴史なり法律なり科学なり、何かしらの勉強するのって、当たり前すぎて、講義でわざわざ言ってもいいのかな、誰にとっても言わずもがな、そんな当然のことを聞かされるなんて、講義受ける意味ないじゃんって思われないかな、と心配してたくらいなのに……

作家を志す方々は、あなたの好きなあの作家、あなたが尊敬するあの作家がどうしているか、今一度よく考えてみてほしいです。そして、ほかの誰でもない自分自身のために何をしてあげられるのか、よーーーく考えてほしいです。

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