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2017年5月12日 (金)

第37回日本SF大賞 受賞のことば&選評

日本SF作家クラブのサイトに、第37回日本SF大賞の選評と、白井弓子、樋口真嗣、尾上克郎各氏の「受賞のことば」が掲載されました!

選評
http://sfwj.jp/awards/Nihon-SF-Taisho-Award/37/20170507033854.html

受賞のことば
http://sfwj.jp/awards/Nihon-SF-Taisho-Award/37/20170507014801.html

改めまして、受賞者の皆様、おめでとうございます!。

2017年5月11日 (木)

【発売】人工知能の見る夢は ―AIショートショート集―

514bclhrzgl__sx344_bo1204203200_『人工知能の見る夢は ―AIショートショート集―』(文春文庫)発売になりました。「人工知能と創作」の章に拙作「舟歌」収録。

過去三年ほどの間に人工知能学会の学会誌に掲載されたAIテーマのショートショートの半分ほどを収録したアンソロジー。執筆当時は原稿の量と「AIをテーマに」という二つだけを告げられて、書き手は何をどう解釈してAIをどう使うか等、内容にはまったく何の制限もなく書かせていただいたものです。

今回アンソロジー化にあたって、チョイスは「小説目線」ではなく、「人工知能の研究者目線」だそうで、選定は作家や編集者ではなく、研究者サイドで行われました。小説としてのできの良し悪しではなく、あくまでも「研究者から見たAIの扱い方」が基準だとか。収録作は「自動運転」、「ゲームAI」、「人工知能と法律」等、八つのテーマにカテゴライズされ、それぞれの章にそのジャンルの専門家が解説をつけています。解説も非専門家を置いていかないようにがんばってくれていますが、でもやっぱり、もとからこの分野に興味がある読み手でないと辛いかも。何となく手に取ったら全く興味がなかった人工知能の世界に引き込まれ……っては多分ならない。最初から「そのつもり」で読まないと厳しそう。しかし逆に言うと、興味がある人にとってはどれもショートショートながら宝の山に思えるでしょう。

研究者が研究目線で作品を選ぶというのは画期的っちゃ画期的なんですけれども、でも、出来上がったアンソロジーを読み通してみて思うのは、「でもやっぱり作家側に相談してほしかった」ということ。テーマ別にカテゴライズするということは先にテーマに関わるネタばらしをしてしまっているということ。そして、「このテーマならあれも入れてほしかった」とか「この作品をこのテーマに入れるのはちょっと浅く受け止めすぎかな」とか思ったりする。何より、どうせなら学会誌に掲載されたすべての作品を読みたかった……。「研究者がチョイスする」がこのアンソロジーの目玉なのは分かるけど、分かるんだけれども、それでもなおかつ私は「全部読ませろ」派なのです。

収録作家等は以下の通り(アマゾンの商品ページのコピペ

『人工知能の見る夢は ―AIショートショート集―』

内容紹介

SF作家と人工知能学会がコラボレーション! この一冊で、「人工知能の現在と未来」が丸わかり。
日本を代表するSF作家たちが、人工知能をテーマにショートショートを競作。それをテーマ別に編集し、それぞれのテーマについて第一線の研究者たちがわかりやすい解説エッセイを書き下ろしました。
名古屋大学・佐藤理史先生プロデュースの〈AI作家の小説〉も掲載!
研究者の最新の知見と作家のイマジネーションが火花を散らす画期的コラボ企画が、文庫オリジナルで登場です。

【テーマ一覧】
◎対話システム ◎自動運転 ◎環境知能 ◎ゲームA I◎神経科学 ◎人工知能と法律 ◎人工知能と哲学 ◎人工知能と創作
【執筆者一覧】
《作家》若木未生、忍澤勉、宮内悠介、森深紅、渡邊利道、森岡浩之、図子慧、矢崎存美、江坂遊、田中啓文、林譲治、山口優、井上雅彦、橋元淳一郎、堀晃、山之口洋、高井信、新井素子、高野史緒、三島浩司、神坂一、かんべむさし、森下一仁、樺山三英、 《研究者》大澤博隆、稲葉通将、加藤真平、小林亮太、伊藤毅志、原田悦子、赤坂亮太、佐藤理史、久木田水生、松山諒平   

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