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2014年9月 8日 (月)

乱歩賞フェアと『カラマーゾフの妹』文庫版の特典

今年の乱歩賞贈賞式は介護問題で欠席でございます。長編も停止してるし、大きい仕事を断らざるを得なかったのも厳しいなあ。誰か、小さめのお仕事下さい

20140907_2さて、今年で江戸川乱歩賞は60周年でございます。ヨーロッパでは人間でも物事でも50年を一区切りにしてお祝いするのですが、日本では60年。還暦ってやつですね。そういや今年はゴジラも還暦。三田線の車内広告によるとアリナミンも還暦だそうですわよ、奥様。というわけで丸善・ジュンク堂・文教堂・hontoでは乱歩賞フェアを開催中。リアル店舗と電子店舗の両方で、「江戸川乱歩賞ハンドブック」を無料配布いたしてございますです。

honto 乱歩賞ハンドブック
honto 江戸川乱歩賞特集

歴代受賞者が語る「受賞の思い出」と「推薦受賞作・受賞作家のお勧め作品」のアンケートと、今年の受賞者下村敦史さんのインタビューを掲載。何と! 森村誠一先生から推薦をいただいてしまいました! 正直、ドストエフスキーに手を付けた時はたいして畏れ多いと思わなかったんですがw、これは畏れ多いと思ってしまいました。私は受賞の思い出として、今まであまり表に出して来なかった宇山日出臣さんとのことを書きました。内容は読んでのお楽しみ~。紙版は丸善・ジュンク堂・文教堂の店頭で配布中です。

201409072そして、最近文庫化サイクルって異様に短くなってまして、『カラマーゾフの妹』も文庫買い足しました。「おブンガクぶった表紙は絶対ヤダ。いかにもいかにもな犯罪捜査ものっぽくしてください」とお願いして作っていただいた文庫版の表紙がこちら。

おおおおおおおおお、いかにも第二、第三の殺人が起こります的おどろおどろしい雰囲気。やっぱり犯罪捜査ものはこうでなくちゃw もっと低俗でもよかったんですが、さすがにそれは無理かw 真面目な露文の人にますます嫌われてしまうw

『ミステリとしてのカラマーゾフの兄弟』みたいな解説をみっちり書くつもりだったのですが、文庫担当の高橋さんから、「ロシア大使館での鼎談を巻末に入れたらどうでしょう?」という提案があり、光の速さで宗旨替えw というわけで、文庫版には2012年の年末にロシア大使館でやった、亀山郁夫・沼野充義・高野史緒の鼎談が収録されています。これがね~、ハードカバー買った人ごめん!っていうくらいのお得な内容なのでございます。

まあだいたいそんなところでございまして、また当分沈没します。長編はそんなわけで去年から停止中。みんな、私のこと忘れないでね~(泣)。

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