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2014年9月20日 (土)

第36回ぴあフィルムフェスティバル (主にロシアの)SF・怪奇映画特集

13日から東京国立近代美術館フィルムセンター(京橋)で第36回ぴあフィルムフェスティバルが開催されておりますが、今日(20日)からは招待作品部門「SF・怪奇映画特集」が始まります。

これがですね~、うちのシロクマが関わっておりまして、中身は11作品中9作品がロシア・ソ連ものなのです。比較的上映される頻度が高い『アエリータ』やDVDが手に入りやすいタルコフスキー版『ソラリス』等のメジャー作品のみならず、カルト的人気は高いけどなかなか観るチャンスがない『不思議惑星キン・ザ・ザ』、ワタシ的にはこれは絶対見とけ!な『宇宙飛行』、そしてジョージ・ルーカスの幻のデビュー作『THX 1138』等、なかなか盛り沢山な企画でございます。ただ、各作品につき一回しか上映しないので要注意。

特にワタシ的大プッシュな『宇宙飛行』(1935年)は、ツィオルコフスキーが監修しただけではなく、ツィオルコフスキー本人が研究所の所長としてちょっと出演しちゃったりしているレア映画。まだ試験飛行の段階の宇宙船で月を目指す老教授と少年の冒険談で、二番手の教授による妨害があったり、月で危機があったり、という、典型的なSF冒険映画の要素をすでに全部兼ね備えているという、SF映画の大ルーツ的作品。でも、「二番手の教授による妨害」というとその教授が悪役っぽく聞こえますが、実は、はっちゃけじじい教授のムチャすぎる冒険を心から心配するまともな常識人だったりする(笑)。じじい教授のほうがマッドサイエンティスト(笑)。上映時間が迫ってるのに今オススメしちゃってごめんだけど。

ちなみに、ここはツィオルコフスキーも筆の誤りか、宇宙船の中で万年筆を使うシーンが出てくる。ニブを見る限り、モノはコンクリンではなかろうかと思いますけど、どうでしょう?

パンフの解説は井上徹。日本人はたいてい「SF映画=ハリウッド」と漫然と思っているかもしれませんが、SF映画はソ連が(良くも悪くもw)ルーツだったということを知っていただければと思いますです。

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ロシア・ソ連」カテゴリの記事

コメント

ロシア関連で無理矢理投稿致します。

お忘れかもですが以前
「先生!クリスマス・バージョンのマトリョーシカが私の家ににあったかも?」
的な事を言ってたんですが、捜して捜してありませんでした<(_ _)>
替わりと言ってはなんですが、こんな記事見たのでお知らせ致します。

キッスやディーヴォがロシアのマトリョーシカで知られる「入れ子人形」に
http://amass.jp/46454
ハンドメイドで結構お高いっすね。


覚えてますよ~。そして腐海を発掘しても出てこねえ!みたいなことが往々にしてあることも……

うちは「テロリスト・マトリョーシカ」なんてのもございます。一番外がビン・ラディンw 出来はねえ……こういうオサレ雑貨みたいにきれいじゃないですw

まあここ数年、マトリョーシカは増えてないです。かさばるし、ロシアにも先進国的著作権感覚が出てきたので、おもろいマトリョーシカがなくなってきちゃったんですよね。

おろしや国SF映画に関しては、来年のSF大会@米子でちょっと企画を考えております。

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