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2014年7月31日 (木)

「寝る前にスティルトン・チーズを食べると奇妙な夢を見る」を人体実験してみた

寝る前に食べると高確率で「奇妙で鮮明な夢を見る」不思議な食べ物とは??

 英国チーズ委員会が2005年に行った調査によると、眠りにつく30分前にあるチーズの小片20gを食べた後、男性の75%と女性の85%が、奇怪で鮮明な夢を経験することがわかった。その奇妙な夢の原因となるチーズが、世界三大青カビチーズの1つ、「スティルトンチーズ」である。

ブルーチーズは好きだ。とはいえ普段はそんなには食べたくならない。が、時々、発作的にものすごーく食べたくなる。何かカラダが要求してるんでしょうね。

で、数か月前に初めてこの記事を読んで、是非実験してみたいと思っていた。私は普段から夢は鮮明な方だが、もっともっと鮮明になるのか、「奇怪な夢」ってのがどんななのか、知りたいのだ。

なんだけどここ数か月いろいろあって、特に7月に入ってからは事態が加速度的に変化して救急車まで来る始末wで、すっかり忘れていた。が、先日突然カラダがブルーチーズ飢餓モードに入ったので、東京に帰ってきた時に成城石井で……

ええと……

何チーズだっけ……? 一口にブルーチーズと申しましても、いろいろと種類が……

で、結局ロックフォールを買ってしまうwww 単にロックフォールが好きってのもあるけど、忘れてたんだよ、スティルトンってwww

まあいい。とにかくカラダはブルーチーズを欲している。スティルトンほどかどうか分かんないけど、いちおう人体実験してみる価値はある。

ということで、インシュリンを調整して、寝る前に30gほど食べる。実験としては20gでいいらしいけど、カラダが欲していたんだよ~。

そしたら!

「奇怪な夢」見ましたよ。

1.「あの世の市」的な夢
古~い木造の一軒家。昭和初期とかそんな感じの雑貨屋さんな感じ。外は明るいが、窓にも雨戸を閉めてあるのか、中は真っ暗。すきまから入り込んでくる光でかろうじてものが見える。どことなく「穢れ」た感じがする不気味な店。そこで私は、古ぼけたカレンダーを買わされそうになっている。お店のお兄さんは背が高くてなかなかイケメンだが、弱弱しい感じ。で、私は、紙もかさかさになって端がめくれてて、劣化したセロテープで補修してあるようなカレンダーをその兄さんに突きつけ、「半額なら買う! そうでなきゃ絶対買わない!」ときっぱりと断言する。兄さんは困惑しきって、でもまけるわけにはいかない、というようなことを言う。私は何も買わないでその不気味な雑貨屋を出る。以前にも「あの世の市」的な夢は何度か見ているけど、それ系だな、と後になって思う。「あの世の市」では何も買ったり食べたりしちゃいけないらしいんだけど……。か、買わなくてよかった もしあの兄さんが半額に応じていたらと思うとちょっと怖い。

2.死者からの電話の夢
70年代の地方都市の豪華っぽく見せたホテルみたいなロビー。赤茶色のじゅうたんと、なんちゃってロココ調っぽい白い柱や調度、鏡、バラの造花。私のケータイに電話がかかってくる。バッグから出してみると、私のものではないケータイとスマホの中間みたいな機器が(液晶画面は大きいけど、「通話」とか漢字で印刷されたボタンなんかがある)。擦り切れてて妙に古ぼけた感じ。電話に出ると、フランス革命の大物研究者、瓜生洋一さん(故人)から「なんか僕の研究パクられちゃうかもしれないんだよね~。どうしよう?」という相談が。私は何故か「それはあり得ない」と知っていて、「そんなことないですよ~。大丈夫ですよ~」とか答えている。

その他にも、ヨーロッパののどこか(ドイツ語圏)でポッキーをばらまいてしまう夢とか、荒巻義雄さんが政府から賞を受けるのでそのスピーチの準備の手伝いをする夢とか、細かいのをいくつか見ました。

2は瓜生先生と話せて嬉しかったけど、1はかなりヤバいな。まだチーズ残ってるけど、寝る前に食べるのはもうやめようかな……。でも、ロックフォールじゃなくてスティルトンだったらどうなるのか、ゴルゴンゾーラだったらどうなるのか、正直興味ある(笑)。

皆様もぜひ……とはちょっと言いにくいけど、自己責任でどうぞ(笑)。

2014年7月25日 (金)

sugeeeeeeee髪切った! 

十七、八年ぶりにショートにしましたですよ。

親の介護問題あれこれに加えて、想定外の仕事が来たり、ご近所トラブルとか夫婦間トラブルの相談とか、救急車で搬送されない程度wの体力維持とか、もうなんかいろいろ疲れたので、ばっさり60cmほど切りました。てことで、7月頭の水戸での講演がロングの時の最後の写真かなあ。まあ髪には念が宿ると言いますしね。いっぺんリセットするのもいいかなと思って。

今は臨時の頭wですが、徐々にまた『さよなら子供たち』のジュリアンの髪型を目指すよ~。あの髪型はむか~しフランスでカットしてもらって好評だったのだが、日本では「ブロッキングが違う」とのことで維持できなかったのだ。でも今は日本のカット技術は世界で一、二を争うとのことですので、何とかなるんじゃないかと期待していますです。

*あ、上記の「相談」は「した」んじゃなくて「された」件ね 

2014年7月19日 (土)

【第53回日本SF大会】なつこん@つくば

茨城滞在率が高く、当日参加も考えていたが、それどころじゃない罠。でも救急車は来ていないのでとりあえずご心配なくw 「なつこん」参加者の皆様、SF大会だけじゃなくて、どうか茨城もご堪能くださいませ。

2014年7月15日 (火)

人生初救急車とか、亀山郁夫『新カラマーゾフの兄弟』とか

ミイラ取りがミイラになってしまいました~。

親の面倒を見に行って自分が救急車で搬送されてしまいましたよ。親戚力とご近所力でどうにか収拾。やっぱり、災害とか介護とか緊急事態には、親戚力とご近所力が絶大な力を発揮しますね。問題は、ちょっと離れて住んでる社会的には役立たずの人間がどうやって恩を返していくかということでしょうか。ちなみに、うちに救急車が来たのを見て、車を出して後をついてきてくれた方のお仕事は刑務官。さすがに「緊急事態とは何か」を熟知しているという気がしました。自分も、自分の強みを社会に還元してゆかないとな~と思ったことですが、私の強みって何だ?! 何か役に立つのか?! とりあえず小説書きます……。もうちょっとしたら手続き関係の山は越えると思いますので。

というわけでまた明日から土浦なのですが、ばたばたしているところに宅配が。

河出書房新社からで、開けたら中がこんなでした。

9784309978390


文藝 2014年秋季号 特集:十年後のこと

亀山郁夫『新カラマーゾフの兄弟』

亀ちゃん……

ついにやったか。

私は嬉しい。嬉しいよ亀山君。

私は以前から、亀山郁夫という永遠の文学青年に、「小説を書きたいと思ってるんだったら、思ってるだけじゃなくて本当に書かないとダメ。書きなはれ書きなはれ」と言ってきた。特に『カラ兄』の続編については、続編を空想するとか言ってないで本当に書きなはれと強調してきた。ついにやったわけですね。今、疲れ切ったココロに可能な限り喜んでおります。まだ私自身が上記の状態なので、たぶん来週以降にならないと読めないと思うけど、読んだら必ず感想はupします。

とりあえず……親より先に死なない程度にがんばります……

2014年7月 9日 (水)

介護問題噴出とか、サントリー音楽賞とか

半世紀に一度レベルの巨大台風来日中ですが(日本にとっちゃポール・マッカートニーよりレアってことですか)、皆様ご無事でいらっしゃいますでしょうか……。うちは台風とは別件で混乱しておりますよ。まあ、あれですよ、親の世代の問題。今、例の平野国美先生とも相談しつつ、いろいろ画策しておりまするよ。まだ何も消化しきれていないのでこの方面のことは当面書きませんが、小谷真理さんを見習いつつ(でも抜きがたくネガティブ思考な私は小谷さんと比べられるとものすごくまずいんだけど)頑張りますです。

20140709


そんな中、命の洗濯をしに夫にくっついてサントリー音楽賞佐治敬三賞の授賞式へ。2013年度の受賞者は、サントリー音楽賞が鈴木雅明さんとバッハ・コレギウム・ジャパン、佐治敬三賞が「東京現音計画♯01~イタリア特集Ⅰ:コンポーザーズセレクション1・杉山洋一」と「東方綺譚 “Nouvelles Orientales de Marguerite Yourcenar”」。↑こういうアレコレがあって、到着したのは鈴木さんのご挨拶の最中でした。いかにも「直接の関係者のみ」という感じのこじんまりとした受賞式で、なんで我々が招待枠に入っているのか全く不明。映画関係でサントリー音楽賞に何度か関わってはいるけど、こういうのの招待が来たのは初めてなのだ。実は手違いだったりしてねとか言いつつ、そこはホラ、その他大勢の強みでちゃっかり出席w バッハ・コレギウムの『歌え、主に向かい新しい歌を』BWV225の受賞記念演奏あり。BCJの生演奏を聴くのは久しぶりでしたが、いつもながらの、全工程ハンドメイドの楽器や万年筆を思わせる、自然さも完璧さも優しさも鋭さも兼ね備えた演奏。ああ……染みるわ~。心の栄養をありがとうございます。90年代初めにイギリスの音楽雑誌で知って、「日本人は古楽演奏に向いているのでは!」と開眼させてくれたBCJ。私にとっては熱狂的なファンになって追っかける対象というより、意識してもしなくても常に心のどこかにあるインフラかなあ。バッハとか乱歩とかと同じカテゴリかもしれない。

パーティの時にはどさくさに紛れて、ちゃっかり鈴木さんにご挨拶。人生の数十秒間が鈴木雅明さんとお話しした時間になっちゃったのだ! ネイマールに会ったサッカー少年状態w

あとはインターコンチネンタルのタダ飯を食わせてもらって、腱鞘炎の指をぐきっとして(痛!)コーヒーこぼしたりして、さっさと帰る。明日からまた茨城なんだよ~。ああまたバッハいっぱい聴こう。BWV覚えられないけどw

イベント関係のエントリを書くとちょっとアクセス数が増えるのでどさくさで宣伝。8月に『カラマーゾフの妹』の文庫が出るのですが、2012年年末にロシア大使館でやった亀山郁夫・沼野充義・高野史緒の鼎談を解説として収録します。表紙も「おブンガクっぽいんじゃなくてあからさまに不穏な犯罪捜査ものっぽくしてよ~」とリクエストして、あからさまに不穏な犯罪捜査ものっぽくしていただきましたw お買い得ですんでどうかよろしく。

2014年7月 1日 (火)

微妙な結論

今日、私は結婚指輪をはずして都心に向かった。ある男性に会うためだ。

彼は私の手を取って握りしめた。私は彼に求められるまま、これまでのことを語った。

私たちは熱く語り合った。彼の言葉は真摯で力強く、私は、この人に全てを委ねよう、と心に決めた。

彼は見つめていた私の手から顔をあげると、優しく、しかし有無を言わさぬ毅然とした口調でこう言った。

「腱鞘炎ですね」

ええ……そ、そうですね……

問題は、今は症状がかなり落ち着いているので、何としてでも手術(←内科がああ~!)、何としてでもステロイド注射(←内科がああ~!)ってほどじゃないということか。

どうしたもんか……

一番驚いたのは、どうせCTとかで造影だと思っていたので指輪は外して行ったのだが、今は診察室の小さい機械でエコー造影するので指輪とか時計とかつけたままで問題ないってことだ。その場で造影しながら患者に説明できるのだ。科学技術の進歩スゴイ。まあエコーなのでココロの目で見ないと分かんないわけですがw

しかし……確かに深刻な状況ではないとはいえ、不便だし、たまに痛いし、暑くなるとまたどのように悪化するか分かんないし、このまま秋まで半固定は避けたい。何らかの形で「治療」したいのだが……外科的に治療するほどでもなく……という、微妙な状態。こういうのが一番困る~。どうすりゃいいんだ。

というわけで今、整体的治療を考えている。もっとも、そういうところの専門家にも「治療するほどでもない」と言われる可能性はあるわけですが……

でも、シロート判断の半固定でここまで回復したって、すごくないですか?! 私の処置が的確だったってことじゃないですか?! 

……と言いかけてやめた。ここで褒められてもニガワラってされても、なんか複雑だからなあ。

私は少しばかりささくれた心を抱えて家路についた。もう彼に会うことは二度とないかもしれない……

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