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2014年5月28日 (水)

第26回ユーラシア研究所総合シンポジウム 「ロシアのCOOL JAPAN」参加募集

なんかもうタイトルからして「これは面白そう!」から「イタタタタ」まで、いろんなキモチを感じさせてくれちゃうイベントなんですが……

週末、ユーラシア研究所主催でこういうセミナーをやります。場所が聖心女子大なので、事前に下記の連絡先にきっちり予約なさって下さい。鋸は持ち込まないようにw さすがに聖心はキレイでしてよ。どことは言いませんけれど、皇族が出入りしてるにもかかわらず研究棟の裏が草ぼうぼうの荒地になってたりするうちの母校とは大違いですわ~

ま、まあそれはともかく

詳しいことは長くなるので下記のリンクから。開催の概要はこんなところです。

第26回ユーラシア研究所総合シンポジウム ロシアのCOOL JAPAN

主催:ユーラシア研究所日時2014年5月31日(土)
参加費:一般1000円、学生500円
場所:
聖心女子大学宮代ホール
司会兼講師:井上徹(ロシア映画研究者、ユーラシア研究所運営委員長)

お申し込み・お問い合わせ先
1お名前(フリガナ)、2.電話番号、3.住所、4.E-mailアドレス、5.シンポジウムで聞きたい内容を記入し、E-mail にて下記までお申し込みください。
※同伴者がいる場合、同伴者の氏名も明記してください。
ユーラシア研究所事務局 Eメールアドレス

宣伝が行き届いてないのと、ちょっと場所が場所なのでなんか敷居高いと思われたりするのか、申込みが今一つらしい。時間があれば、私も後半にちょっと大きめの質問をさせていただきます。私にもいろいろ情報の蓄積があるので。

仕切りはうちのシロクマがやります。あんまりお口がお上手なタイプではないので、牧野修さんのトークみたいな司会は期待しないでねw というわけなのですが、どうかよろしくお願いいたします。

2014年5月23日 (金)

(どうしても聞きたい人がいるようなので)SF作家クラブにおける池澤春菜問題について

まず、池澤さん、名前出してごめんなさい。でも、曖昧な書き方をするとかえって中傷を煽ってしまうかもしれないので、あえて実名で。

どうしてもどうしても私にこの問題について発言させたい、聞きたいという方々がいらっしゃるようです。なので、別にやましいことは何もないので発言させていただく。

以下、あくまで私見であって、日本SF作家クラブの公式見解でもなければ総意でもないので、そこんとこ誤解のないよう。

大森望さんの入会リジェクトに端を発したSF作家クラブ周りでのアレコレで、何故か突然やり玉に挙げられてdisられまくったのが池澤春菜さん。「作家クラブ」と名乗りつつ、何故作家じゃない人たちも入っているのか、特に、なんでタレントなんか入れてんの? ただのSFファンでもタレントっていうステイタスがあれば入れちゃうの? ナニソレおかしくない? というのがその論旨のようです。

私としては、日本SF作家クラブに作家でない人が入るのはアリ、池澤春菜さんが入るのもアリだと思っています。

以下、その論拠を。

「日本SF作家クラブ」というのは、確かに「『作家』クラブ」を名乗っている。小規模に仲間内の面子で発足した当時の状況を伝え聞くかぎり、まあ確かにその状態だったらそういう名称にするよね、と何の疑問もなく思える。

しかし月日が経ち、SF大賞という文学賞を設立し、SF大会内でのイベントや、アメリカのSF作家クラブとの交流、出版、二度にわたる国際シンポジウム等の活動を経て、かつては私的な親睦記団体だったSF作家クラブも、社会の中で一定の役割を担う公的な性質を持つようになってきた。

私的な親睦団体だった頃は、『酔っ払うと珍妙な言動をする星新一により、入会資格に「死んだ人はダメ」「宇宙人はダメ」「馬はダメ」「星新一(178cm)より背の高い人はダメ」「筒井康隆よりハンサムな人(定義不明)はダメ」「小松左京(自称85kg)より重い人はダメ」などの珍妙な条文が盛り込まれた』(Wikipedia 経由で 小松左京「落語とSFの意外な関係」asahi.com 2006年8月11日引用)。例の騒動以来、なんかこれを持ち出して「こんなふざけた会」みたいな感じで取沙汰してる人が複数いるけど、ほんとはみんな分かってるよね? 物事の黎明期って、一方で命をかけるくらい真面目に取り組みながら、もう一方でこういうバカネタをやりがちだってことは。ロケット開発の黎明期に、コロリョフもフォン・ブラウンも「エンジン積んだ弾丸みたいなもので宇宙行くとか、頭おかしいの? バカなの? 死ぬの?」という勢いでdisられてた頃、彼らロケット開発者たちは宇宙での生活や宇宙人と遭遇した時のアレコレとかで冗談を言い合っていた。それと同じ。ほんとはみんな分かってるよね? 今現在の問題を真面目に論じる際、上記の「会則」に言及するのは、適切ではない。ほんとは分かってると信じたい。

そういうおもしろネタをやってても「まあいいや」と思われた頃から半世紀、会の規模が大きくなり、SFというものが世に普及、浸透し、会にもそれなりの歴史と期待が伴うようになって、その性質が変化しないわけがない。「SFの普及、発展」は作家だけが担う使命ではない。現状で実態を反映するなら『SFクリエイターズ・クラブ』等が適切かもしれない。しかし、発足時の歴史を反映した名称をあえて残すことは問題ないと思う。「名前が『作家クラブ』なのに作家以外も入ってて云々」というのは、意味のない発言であろう。別に、名称に実態が縛られる必要はない。「発足時の歴史ある名称を残しつつ、現状に即したメンバーで現状に即した活動をしている」だけなのだから。

フリー・メイソンだって、もうとっくに石工のための団体じゃないじゃん。でもその歴史や経緯を名称に残してるわけでしょ。フリー・メイソンはそれでいいけどSF作家クラブはダメって何だよw 世界中で「ダービー」をやってるわけだが、それも名称に歴史と由来を反映しているのであって、英国ダービー市でやってるわけじゃなくたって何の問題もない。ちなみに、我が母校お茶の水女子大学は、一度たりとも御茶ノ水にあったことはありません!w 御茶ノ水にあったのは戦前の女子師範学校。戦後、大塚に移転して新制大学になる時、歴史と経緯を名称の中に残すために「お茶の水女子大学」になったのさ。いや、私も今までに多分百回くらい「ええっ?! 御茶ノ水にあるんじゃないの?!」って言われたけどw いやまあ、もっと正直に言うと、私も御茶ノ水にないってことは願書を取り寄せて初めて知ったんですけどねw ほっといて下さいw

……ま、まあともかく、そういうわけで、日本SF作家クラブというのは、そういう名称のSFクリエイターズ・クラブなのだと思っていただければ分かりやすいのではないかと思う。そこに小説を書く人だけではなく、漫画家や評論家、映像作家、イラストレーター等が加わっているのは不思議でもなんでもない。そこにパフォーミング・アートの人が加わっていて何の不思議があろうか、と私は思う。むしろ、俳優や音楽家などがもっと加わっていてもいいくらいだと思っている。これが、私が池澤春菜さんが所属するのは(積極的に)アリと思う理由である。

パフォーミング・アートにおいてもSFマインドって重要だと思うけどね。池澤さんは「SF好きを自認して著作もないのにSF作家クラブに入りこんだ芸能人」ではなく、「パフォーミング・アートという形でSFをクリエイトし、SFの普及、発展に貢献する人」だ。これが私の見解である。

なのでどうか、池澤さんをあげつらうのをやめていただきたい。

以上、私の意見を聞きたい方々、これでいいでしょうか? 私にメールやコメントを下さるのはよいのですけど、第三者の中傷はしないでね。お願いします。

2014年5月19日 (月)

イモト大好きーーーーー!

「イッテQ」見た。泣いた。

イモト大好きー! 超好き。好きな芸能人は誰ですかと聞かれたら、光の速さでイモトアヤコと答える。登山始めるずっと前から、実はイッテQでオーディションしてコモドドラゴンと走ったりしてた頃から好きだった。何年か前に「イタリアで各レギュラーメンバーの信念のお願い事を願掛けする」という企画の時、他のレギュラーたちは恋愛がどうの、仕事がどうのという普通のお願い事だったが、イモトだけ「7000メートル級の山に登れますように」だった時、ますますホレたと思った。最初が良くてもだんだんテレビ慣れして「このくらいやっときゃいいよね」ってなっちゃう芸能人は多いが、今なおブレないイモトが大好きだ。

今回のエベレストチャレンジ断念は残念だが、しかし昨日の「イッテQ」見て思った。結果として、エベレスト登山とかあの事故について、シェルパの存在の重要さについて、そしてアタックを断念すること自体についてのいいドキュメタンリーを日本のプライムタイムで放送して、バラエティーの視聴者に見てもらうことになったわけだから、それはスゴイ功績ではないだろうか。

山そのものが好きで登山してるわけじゃないというイモト。そんな自分がエベレストに登ったりしていいのだろうかと悩んだりもするそうだが、何だかんだ言って山の神様に認められて、使命を与えられてると思う。

やっぱりイモト好きだ。愛してると言っても過言ではない。でもそんな彼女の心は「天国じじい」のものだw

これからも応援するよイモト。山に登っても登らなくても好きだよ。

2014年5月14日 (水)

SF大賞のスポンサーは……?

KADOKAWA ドワンゴと経営統合へ

出版やアニメ、映画などを幅広く手がける「KADOKAWA」は、動画配信サイト、「ニコニコ動画」を運営する「ドワンゴ」と経営統合する方針を固めました。

両社は、3年前に資本提携していますが、今回はこれをさらに進めて経営統合することによって関係を強化し、KADOKAWAが手がけたアニメなどのコンテンツを国内だけでなく、海外へも広く提供するねらいがあるものとみられます。
両社は、14日の取締役会でこの方針を決定し、午後にも正式に発表する見通しです。

そういうことか~。

今年の第34回日本SF大賞のスポンサーはドワンゴ(大森望さんの引き合わせによって実現したもの)。ドワンゴ側は大変乗り気だったし、先々週の授賞式はニコ動で放送するほど積極的だったのだが、一方で「うちがスポンサーであることはあまりおおごとにしないでほしい」との意向だったそうだ。別にSF大賞に対して何か思うところがあるとかじゃなくて、そう遠くない未来にもっと会社が丸ごと動くような何か(社名変更とかその手の)があるかな~と思っていたが、こう来たか。

徳間がSF大賞のスポンサーを降りた時点で「角川がつくのでは」という憶測ももちろんあった。でも意外にそうはならなかった。でもやっぱり全体の構図を考えると、離婚したからと言って速攻プロポーズはできないよねえ、とも言われていたが……

去年、今後のSF大賞がどうあるべきかという話し合いの際(これはいかなる出版社、スポンサー候補者とも関係のないSF作家クラブ独立のものなので、誤解のないよう)、ちょっとワタシ的には納得のできない部分があった。本屋大賞とか流行語大賞的な性質のものになりかねない方向性があったからだ。実際、もう何年もの間、「そう来たか! やっばりこの視点はSFの専門家じゃないと無いよね」という作品を選んで非SF圏の読書人にもSFならではの面白さを伝える、という性質のものではなく、下馬評通り、世間が「コレを受賞させないわけにはいかないでしょう」と思うものがそのまま受賞することが増えている。まあそういう、本屋大賞SF版みたいな賞を作って、もっと売れるはずの本をどんどん売ってゆくのも、SFの活性、出版の活性という意味では意義のあることだと思う。しかし、SF大賞って、本来は大衆的な判断ではないけれど、SFの専門家によるSFならではの判断を世に突きつけるところに意義があったように思うのだが、これから先はさらにどうなっちゃうんだろう、と思うと頭ぐるぐるですよ。

第34回から、予備選考の段階で一般からの推薦ができるようになった。私はこれも反対だったのよね~。瞬間的に人気を博した作品に「今はコレでしょ!」と推薦が殺到するようなことが起こったら、その雰囲気の中で、果たしてSF作家クラブ内部でも冷静な判断ができるのだろうか。本当に「今はコレでしょ!」に飲みこまれないでいられるのだろうか。「人気=正義」、人気があることがまず何より、みたいににならないでいられるのか。私はこういうことでSF大賞が本屋大賞、流行語大賞化することをとても危惧している。

別に、ドワンゴやKADOKAWAと組んだらそうなる、と言っているわけではない。が、この組み合わせ、「瞬間的に売れるもの=正義」の方向性があればこその合併じゃん。ただでさえSF作家クラブ内部に本屋大賞的な方向性があるのに、スポンサーがここでは、今後SF大賞ってどうなっちゃうんだろうという危機感は増すばかりだよ……

個人的な理想を言うと、河出とかハヤカワみたいなところがスポンサーで、賞金額はめっちゃ少ないけど唯一無二、賞金よりも「SF大賞」というタイトルを得ることが喜ばれ、パーティはSF作家クラブの会員が会費払ってアットホームにやって、結果は十年後、二十年後に「世の中にはあまり知られていない作品だったけど、やっぱりこれを受賞させた日本SF大賞はスゴかったわ」と言われる、みたいなのがいいんですよね……

2014年5月13日 (火)

『ホラー&クトゥルー~怖くないといっていない』

17日土曜日、こちらのイベントに遊びに行きますです。

『ホラー&クトゥルー~怖くないといっていない』イベント
  (CMF新刊『呪禁官、百怪ト夜行ス』発売及び
  SF Prologue Wave連載「怖くないとは言ってない」10回記念)

詳しくはリンク先をご覧ください。

牧野修さんや黒史郎さんのイベントで私にサインをもらおうなどというもの好きはおらんとは思いますが、ご希望があればもちろんサインはいたしますです。

13時スタート17時過ぎ終了の長丁場のイベントですが、井上雅彦さんが牧野さん、黒さんからどんなネタを引き出すか、楽しみです。うひひひひ。

2014年5月 9日 (金)

名人がストラディヴァリを弾けばいいってもんじゃない話

う~ん。いろいろ考えこんでしまった……

8日、シャルル・デュトワ&ボストン交響楽団@東京芸術劇場聴いてきました。実はデュトワはキャンセルになっちゃったマゼールの助っ人。私のチケットも行けなくなっちゃった人の分。というわけで、演るほうも聴く方も代打なのだった。

ブログラムは禿山とチャイコンとチャイ5。ソロはジャニーヌ・ヤンセン。アンコールはヤンセンがパルティータ2のサラバンド、オケがハンガリー1。この情報が必要な人々には分かるので無問題ということでものぐさな書き方ですんません。

禿山の後で弦がハイドンかモーツァルトかっていうくらいごっそりはけて、何事?!と思ったら……

ソリストの音が小さいのだった。楽器がストラディヴァリのBarrereだそうだけど、ほんと音量が出ない。音質は昔グリュミオーが使ってた楽器みたいな感じでとても美しく、どんなに高いハーモニクスを弾いてもキーキーいわない甘やかな透明感で大変結構なのですが、いかんせんモダンオケ&大ホールではどうにも……。デュトワとBSOはさすがの名人芸で、音量を落としていることをまったく感じさせないコントロール。しかし……終楽章もチャイコンらしいお祭り感が出ない。あうあうあ~! 何ともいえない消化不良感。

後半のチャイ5は自然な音量! 自然な演奏! しかしこの時気づく。ってことは、あの大編成の禿山も実はチャイコンに合わせて音量落としてたのか?! そんなことができるのか?! まあデュトワは何があっても爆音演奏はしない人だろうけど、それでもあの編成このホールその曲だったということを考えれば、当然もっと音量は出ててもよさそうなものだが……

で、チャイ5はとても良かったです。まさに「演奏」ではなく「音楽」を聴くための音楽。なので、どこが良かったのどこがイマイチだったのという「評論」はありません。力強い広大な大地のコージーな隅っこ感な音楽という、チャイ5らしいチャイ5。

というわけで、一流の演奏家がストラディヴァリを弾けばいいってもんじゃないんだなあとしみじみと実感した次第です。ストラディヴァリは実はモダンオケ向きではないのは誰でも知ってることだろうけど、それにしてもあかん。あれはあかんやつや。奏者も、もっと状況に合わせて楽器を持ち換えるべきではないだろうか。そもそもストラディヴァリ自体がどれも限界と言われてるんだし。演るほうも聴くほうも、さすがにもうそろそろストラディヴァリ神話から目覚めようよ~。

それにしても、やっぱりデュトワに死角なしですね。彼なら後ろに立たれても平気であろう。

2014年5月 5日 (月)

地震で地震

今朝の地震はさすがにびびった。常備薬や退路を確保しながらテレビをつけたら、TBSのテロップがこうなっていた。

関東地方で強い地震で地震

夫が先に気づいた。妹にあとでメールしたら「写メ撮っといてよもったいないw」と言われたが、無事ネットにupされておりました。撮ってた人いるんだ。しかもupがめちゃめちゃ速いw

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