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2013年7月13日 (土)

リア厨と絡む仕事

宇宙からの殺人光線が照射される日々ですが、皆様お元気でしょうか。私は……ぶっちゃけ、突然気温が上がった先週末、急性の膀胱炎になって夜間緊急外来に駆け込みました(というか、夫に輸送してもらった)。免疫系が狂っててめえの常在菌に負けてしまいましたよ。膀胱炎ごときでERというのもどうかと思わんでもなかったのですが、実は今週は何としてでも悪化させるわけにはいかない事情があったので、早めに対処しました。結局病院に着いてから進行が加速したので、私の判断は正しかった(ドヤ顔)。伊達に25年も病人はやってまないっす。

その悪化させるわけにはいかない事情というのがコレ↓。

10日、母校の土浦一中で講演してきました。リア厨と絡む仕事ですね。茨城県の主催する「先輩からのメッセージ」という講演シリーズの一回としてお声がかかったわけです。今までで一番対象年齢の低い講演で、普段子供と接してなくてリア厨の世界を知らない私に務まるのかという不安はありましたが、若い世代相手の講演はできるだけ引き受けるようにしているので、お引き受けしました。

板橋区はサウナだけど、土浦はまだ「暑い夏」で済んでますねえ。まあ暑いことに変わりはないけど。一中は私がいた頃の後者のままなので、違和感なし。だけどトイレは全て洋式化してるし、生徒用玄関にあったダサい緑色の掲示板がなくなってヲサレな木のパネルになってるし、太陽光発電をしてて発電量とかのデータがデジタルでカッコよく表示されていた。そして冷房の予算も組まれていて、来年からは全教室クーラー設置だそうです。私が中学生だった頃なら「ゼイタクな」ということになっただろうけで、今じゃ「むしろ遅いよ」と思うくらいだ。このままじゃマジで授業受けてるだけ死ぬよ(いや先生の方が先に死ぬと思うけど)。

会場は体育館、クーラーなし。しかし、窓を開け放っておくとそれほど暑くはない(いや暑いのは暑いんだけどさ)。そにに全校生徒が終結するわけですが、生徒数、さすがに減ったなあ。でも、40人学級×5なので、40×6だった私の頃とそんなに激変したわけではない。……が、私の学年は丙午なのだ。直下の学年はmax10クラスあったのだ!

しかし、一番驚いたのは質疑の時間。わしらの世代は「シラケ世代」と言われていただけあって、質疑の時間があっても「し〜ん」って感じ(そしてヤラセで優等生が大人が用意した質問をしたりする)だったけど、今のリア厨は積極的に手をあげて、自分で考えた質問をしてくるのですよ。う~ん、どう考えてもわしらの世代より進化してる……

そしてもねう一つ驚いたのは、一中は相変わらず田舎のどうということもない公立校なんですが、何と!今は「男声合唱団」があるのだという! 大人のヤラセ的団体じゃなくて、希望者だけで出来てる40人くらいの部活だそうだ。 私のいた頃には公立中には超珍しいオーケストラ部というのがあって私はそこにいたのですが、今も音楽に関してはちょっと変わったことやってるのね。一中男声合唱団かあ。聞いてみたいな。そして是非、「ガミラス国歌」を歌ってほしい(笑)。

いずれにしても、いろんな意味、リア厨は私の時代より進化している。だからこそ、「円周率は3でいい」とかいうテキトウな教育で可能性を狭めたり、オトナがしたり顔で「イマドキの子供批判」みたいなことをメディアで繰り返して子供たちをつぶすような真似をするなよと思う。大人の子供批判って、本当に「良くなってほしい」と思って言ってるわけじゃなくて、基本は子供に対する嫉妬と焦りだよね。

講演は後日、IBS茨城放送で30分に編集されたヴァージョンが7月28日20時30分から放送され、ネットでも聞けるようになります……けどリンク貼ったら簡単に聞かれてしまって恥ずかしいので、リンクは貼りません。本当に聞きたい人は検索してください。こうしておけばそこまでして聞く人はあまりいなかろうw

当日はちょっと、また病院に行った方がいいのか大丈夫なのか微妙なところだったので、さっさと帰っちゃって失礼いたしました(結果としては大丈夫だった)。中学生に話すこと自体がいろいろ勉強になりました。ありがとう、土浦一中のテロン人の諸君。

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