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2013年6月28日 (金)

【第52回日本SF大会】こいこん行きます。そして国際SFシンポジウム

今さらか!と言われそうではありますが、第52回日本SF大会「こいこん」@広島に参加します。7月前半に講演とか入っちゃったので、もう今月からチケットの夏休み料金期間中終了まではロシア行きはナシだ。広島行く! 

で、先日発表された「第2回国際SFシンポジウム」では、20日@広島修道大学と27日@東京・城西大学に出演します。ロシアと東欧からも誰か呼べないかということであれこれ画策したのですが、日本側でいろいろ決まったのがもう2ヵ月切ったくらいのころだったので時すでに遅し、ポーランドのミハウ・ストゥドニャレク氏は今歴史アカデミーの仕事をいろいろ引き受けちゃってワルシャワを離れられないということでアウト、ロシアは……ロシア側が話を勝手に二転三転させたあげく、条件を吊りあげてきて、こっちが難色を示したら返事が来なくなったところで止まってます。ロシアって、自主的に来る人は別として、「呼ばれる」となるとなんか急に自分が偉くなったような気がするのか(それともただ単にいつも通りロシアっぽくカオスなだけなのかw)、こういうパターンをたどることが妙に多い。当日になってみたら来なかった的な話も複数の方面から聞くので、ほんとめんどくさい。私なんか民間の末端だからまだいいけど、通商とか外交でロシアと付き合ってる人たちの苦労はいかばかりであろうか。いずれにしても、今から手続しても日本とロシアの間のビザは間に合わない可能性もあるので、ま、ロシアの参加はないものと思ってください。

悩みどころは22日の大阪大会とこいこんオプショナルツアーの自衛隊見学が、移動時間を考えると難しいこと。大阪大会では(まだサイトには反映されてないけど)林譲治さんが出演するのだ。海自と林さんの板挟みって、キャラがかぶり過ぎではなかろうかw 

もう一か月切ってるのにこんなありさまですみません。自主企画は間に合わないので『収容所惑星』第二部の上映はできませんが、今からでも「この企画来る?」みたいのがあったら言ってください。

2013年6月21日 (金)

こういう選挙活動はやめれ!>共産党

今日、共産党から電話がかかってきて非常に不愉快な思いをした。

用件はもちろん明後日の都議選のことである。それで電話があったこと自体は問題ではない。それは選挙活動として正当な手段であるし、もともと私は共産党に対しては悪感情は抱いていない。何にムカついたのかというと、その電話の声の主だ。

声からして私と同世代の女性、つまりオバチャンであろう、そのオバチャンがすご~く媚びた猫なで声で、しかもろくに聞き取れない声量でもそもそ喋るのだよ。

別に若いプロの女子アナに電話させろと言ってるわけではない。だけどさ、最低限の配慮と誠意のある運動員に電話させてよ。これさ、電話を受けたのが聴力に自信のないお年寄りとかだったら、どうすんのよ。何も聞き取れないよ? 

事務所内で注意する人とかいないのだろうか。それとも、電話したのが実は候補者の家族で誰も何も言えなかったりするのだろうか。そんなものの言えない雰囲気の事務所/政党に政治なんか任せられるかとか、つい深読みしてしまう。

「電話が全然聞き取れないんですけど? こういう選挙活動はむしろ不利になりますよ」とつい言いかえして電話を切ってしまった。自分もたいがい性格悪いと思うが、これで多少なりとも共産党の選挙活動が改善されるんなら、言った甲斐はあろうというものだ。

2013年6月10日 (月)

がんばれさしこ! 負けるな!(いや負けないと思うけどw)

第五回AKB総選挙で第一位になった指原莉乃、だんだん去年の私の立場と同じになってきた…… 

マスコミや評論家からの言われようもそっくり。ミステリ評論家から小林よしのりみたいなこともずいぶん言われたよ(笑)。AKB総選挙にはさして興味なかったんだけど、ここへきて俄然、指原を応援したくなってきた。

32枚目のシングル出たら買うよ……。来年まで持ち上げられつつも針のむしろなので、覚悟してね

2013年6月 9日 (日)

「グローバル人材」って何だ?

グローバル人材「無理」…高校・大学生の半数超

国際的に活躍する「グローバル人材」の育成が急務とされる中、学習塾などが全国の大学生や高校生、保護者約1000人に行ったアンケート調査で、大学生の半数以上が「自分はもうグローバル人材になれない」と諦めていると回答した。

調査は3月、海外進学を目指す小中高生向けの学習塾「IGS」(東京)などがインターネットで実施。全国の高校2年生・大学3年生(当時)の男女412人と、小学校から高校までの児童・生徒の保護者618人が回答した。「今からグローバル化のための教育を受けても自分は間に合わない」と感じている割合は、高校生で50%、大学生で55%だった。保護者も24%が「我が子は手遅れ」と諦めていた。

「将来、グローバルに活躍したい」という大学生は3割、高校生も4割にとどまり、内向き志向や語学力への自信のなさがうかがわれる。海外展開する企業への就職を希望しない学生・生徒に理由を尋ねたところ「他の国の人とのコミュニケーションが不安」「日本にいられなくなりそう」などの回答が上位を占めた。

(2013年6月9日09時48分  読売新聞)

いや、学生たちのこの気持ちは当然だと思う。「今の日本の学生がグローバルに活躍できないのは当然」という意味ではない。「教育する側が持っている『グローバル人材』のイメージが偏っているので、そんなのなれねえよ、と学生たちが思っても不思議ではなかろう」という意味。

「グローバル人材」という言葉を使いたがる人たちが持っているそのイメージって、「英語がネイティヴ並みで、はっきりと意見を言い、ディベートになれば相手を言いくるめ、交渉に長け、それでいてユーモアがあって社交的、パーティではそつなく振る舞える」みたいなのよね。しかし、私が知る限り、本当に国際的に評価されてる人って、そういう「いかにもグローバル」じゃないタイプばかりだ。どこの国でも。確かに語学が得意というのは有利だけど、「いかにもグローバル」な性格とか振る舞いのすべてが必要なわけじゃないと思う。むしろみんな、その国らしい欠点や個々人の不得意を抱えながら、非グローバルだけど自分にできることを徹底しているという人のほうが活躍している気がする。メディアに登場する人たちを見ててもそう。果たしてノーベル賞を取っている日本人科学者はみんながみんな「いかにもグローバル人材」か? インタビューで「チームメイトへの『恩返し』」とか日本語で言っちゃうイチローは「いかにもグローバル人材」か? 村上春樹や外尾悦郎は「いかにもグローバル人材」か? むしろ、いかにも日本的でありつつも志があって世界に食い込んでゆき、「いや~大変ですわ」とか言いつつやっぱり日本的な人のほうが活躍してないだろうか?

本当に能力を世界で活かせる人材を育成したいのなら、教育者は偏ったグローバル人材像に学生たちがはまるにはどうしたらいいかを考えるんじゃなくて、グローバルな人材とはどういうものかを気にしないで能力を発揮できる学生を育成すべきじゃないだろうか。個々人が必要に応じて環境に適応したり学習したりすればいいんだし。

そういや私も東欧アンソロジーを出版した後に会った人たちに、陰でけっこうガッカリされてたようだ。私を、世界中を飛び回る颯爽としたビジネスウーマンみたいなイメージで勝手に想像していた人は少なくないようで 交流の少ない東欧十カ国から作品を集め、外国語であちらの作家やエージェントと交渉し、日本の専門家たちと折衝し、出版社と企画をすすめ……たのは事実としても、作業の9割は板橋区の六畳間でパソコンに向かってただけですから(笑)。そのために出かけたことはあったけど、全部都内ですから(笑)。外国の大使とか文化担当官といろいろ交渉しましたけど、全部日本語ですから(<ヲイ)。トラブルの9割は担当編集者との間で起こったし、あとの1割もちょっと横から口を挟んできたアメリカ人(日本在住)とで、解決は全て日本語。英語で通信できない人とやり取りする時は、日本の専門家に頼る、と。ま、そりゃガッカリもされるだろうよという気もしないではないが、しかし、「グローバル」の実態って案外こんなだし、それでいいと私は思うのですよね。

とはいえ、「いかにもグローバル人材」が企業のトップとか政府とか外務省にいたら有利なのは事実なので、そういう人が出てきた時に「出る杭は打たれる」にならないような世の中でなければならないでしょうね。大学生の3割が「グローバルに活躍したい」と思ってるんだったら充分では? ていうか、大学生の3割がそう思っているというのは「いいニュース」じゃないの? なんでこれが悲観的なトーンで扱われてるの? こういうところでダメな意味での日本ぽさを出すなよマスコミ、と思うけど。

2013年6月 8日 (土)

プー様の離婚

今朝(←金曜日の朝ね)、ニュースを見ながらご飯を食べていたら、夫が突然、「あ」と言った。

画面の下の方に出ている一行ニュースに、「プーチン大統領が離婚」と出たというのだ(私は目が悪いのでこういうのは見逃してしまう)。またなんか有名人の死亡説みたいなもんか~?と思っていたら、マジでした。

夫人とバレエ鑑賞後…プーチン大統領が離婚発表
ロシアのプーチン大統領(60)は6日、国営テレビを通じ、リュドミラ夫人(55)と離婚することを発表した。

びっくり~。でも正直、私はリュドミラさんの気持ちは分からんでもない。ヘタしたら(上手くいけば?)あと十年以上の長期政権になるかもしれないのだ。あと十年もファースト・レディって……私だったら絶対耐えられん。志があって自分が政治家とか外交官になって、地味な仕事もすれば仕事の一部として社交もやらんではないというのだったらまだしも、その夫人として社交がメインの仕事って、絶対ムリ。彼女にしてみたら、一生日陰の身かもしれないKGBの男を支える覚悟で結婚したんだろうし、なのにまさかの大統領就任、そりゃ話が違いすぎる……。今までがんばってきたんだろうけど、ついに限界が来たんじゃないだろうか。プー様と彼女のロマンスの映画まで作られちゃってるし。

しかしプー様も、日本式に言えば今年で還暦とはいえ、いかにもおモテになりそうでいらっしゃるので、本人の意志に関わらず、身辺は騒がしくなるかもしれないですねえ。ロシアの政治家や科学者、芸術家は何故か、「一回目の結婚は比較的長く続くが糟糠の妻を捨てる」、「二回目の結婚はすぐ破綻する」、「歳が行ってからの三回目の結婚で精神的幸せを得る」のパターンがやけに多い(ショスタコーヴィチやムラヴィンスキーはまさにこれ、スターリンもほぼこのパターン)。

……………………。

さあ、プー様の明日はどっちだ?!

2013年6月 2日 (日)

年刊日本SF傑作選2013『極光星群』に「百万本の薔薇」

書影はまだですが、AmazonやHontoにページができたようなので告知。

大森望・日下三蔵編 年刊日本SF傑作選2013『極光星群』(東京創元社)に、去年の「小説現代」2月号に掲載した「百万本の薔薇」が収録されます。乱歩賞受賞後第一作という位置づけで(結果として)SFをやって、一部のお堅いミステリファンからは不興を買った一作(笑)。

まあ正直、怒る人出てくるだろうなと承知の上でSFをやったんですけどね。ミステリにしてSFで何故悪いのかが私には分からないのですが……なんで怒る人が出てくるんだろう?

書影が上がってきたらまた改めて掲載します。まずはお知らせまで。ソ連ネタの小説なので、このエントリのカテゴリは「ロシア・ソ連」に入れておきます。

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