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2012年12月 1日 (土)

短編集とか、作家の本棚Petitとか、お知らせ関係いろいろ

しまった。お知らせ関係がいろいろたまってしまった。

まず、ジュンク堂池袋店で開催中の「SFブックミュージアム」内のコーナー、「作家書店Petit」が今日から始まります。第一弾は不肖ワタクシめのセレクトでございます。

「作家書店Petit(プチ)」第一回:高野史緒

『カラマーゾフの妹』と『赤い星』関係の、できるだけ入門者フレンドリーな本を選んでみました。……一冊だけとんでもなく敷居が高い本が さてどれでしょう? 恐怖の入門書ゼロ状態のジャンルがあるんですよね……。正解はジュンク堂に(笑)。

それから、現在発売中の「小説現代」12月号に短編「百万本の薔薇」が掲載されています。ミステリ……のような、結局アレのような(笑)。グラビアでは恥ずかしながら乱歩邸で写真を撮っております。まあ「比較のため100円玉を置いてみました」的なものと思って生暖かくスルーしてください 乱歩所蔵のエラリー・クィーンの献辞入り短編集も公開。

まだちょっと先の話になりますが、来年、河出書房新社から、日下三蔵さんによる編集で初の短編集『ヴェネツィアの恋人』が発売になります(二月予定)。これは乱歩賞云々以前からあった企画で、むしろ乱歩賞の混乱で遅らせてしまいました河出の皆様と日下さんすんませんすんませんなお品物。読者さんからのご要望が実はけっこう多かった「白鳥の騎士」も収録されます。

で、二月に河出ではもう一つ朗報が。『時間はだれも待ってくれない 二十一世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集』に部分訳を掲載したチェコのミハル・アイヴァスの作品、『もうひとつの街』の全訳が河出書房新社からついに出版されます! これは「アンソロジーに部分訳を載せるのは反則かもしれないけど、これできっと見る目のある出版社の目に留まって全訳が出ることになるだろう」という読みがあったので、まさにその通りになってワタクシは満足でございます。すでに阿部賢一さんによる訳も初稿は完成していて、今ゲラを読ませていただいていますが、想像以上にスゴイです。これ。ヨーロパ文学を好むすべての読者を直撃します。レムやカルヴィーノ、パヴィッチを読み、ソクーロフやシュヴァンクマイエルの映画を見る系の人は必読。もう2013年の翻訳ベストは決まりです(笑)。いやマジで。

3月には著者ミハル・アイヴァスが初来日! 河出書房新社が阿部さんや私と一緒にアイヴァスを招いたイベントを企画しています。

「ナイトランド」第4号(12月20日発売)に『オペラ座の怪人』についてのエッセイを書きました。普通、インタビューやエッセイは告知しませんが、季刊である「ナイトランド」の宣伝を兼ねて。

ちうことで、お知らせ関係は今のところこんな感じです。来年の予定については、詳細が決定次第、またお知らせいたします。

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コメント

おつかれです♪^^

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