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2012年11月12日 (月)

茨城県立図書館@水戸 講演

20121104
報告がえらい遅くなりましたが(著者校の後に風邪でへたれていたので)、11月4日、水戸の茨城県立図書館で講演をして来ました。写真は駅前の黄門さま像。もっとも、黄門さまはけっこうあちこちにいらっしゃるのだそうで、「駅の黄門さま前」じゃ待ち合わせにならないらしい(私が通学してた頃には黄門さま像なんて一個もなかったのよ~。いつの間にこんなことに)。

昼前、上野から講談社の堀彩子さんと一緒にスーパーひたちに乗る。土浦なんかには止まらない、本当にスーパーなスーパーひたちなので、1時間5分で水戸に着いてしまうのだ! ちなみに常磐線の各駅だと土浦まで1時間10分。スーパーひたちは本来、上野から仙台まで4時間かそこらで行けてしまうのだが、現在は東日本大震災の被害と原発事故の影響でいわきまでしか行かないのだった。哀しい……。早く復旧して、本当にものすごくスーパーなスーパーひたちに戻ってくれることを祈るばかりです。

水戸……何万年ぶりだろう(笑)。少なくとも21世紀になってからは初めてだ。駅と駅ビルは一瞬タイムスリップ感が味わえるくらい二十数年前と変わっていない部分もあれば、どこの都会ですかというくらいキレイになっている部分もある。そう、東日本大震災の復旧跡は新しいのだ。

現在の茨城県立図書館は、旧県議会議事堂を再利用した建物に入っている。講堂は実は元本会議場で、その時の設備をそのままま使っているので、平土間席はすごくいい椅子が議員定数設置されている。別な視点から見ると、演者の楽屋とか無いので(議会の時は発言者は議席から演壇に上がるから)、段取りがタイヘン。段取り自体もぐだぐだ感があって、正直、講演の前後にどこに行ったらいいのか分かんなくてウロウロしました(笑)。いや私に対してだったら別にいいんですけど、でも、県外からエライ先生とか呼んできてコレやらないようにね(笑)。ものすごく茨城っぽいから(笑)。栃木や群馬にツッコミどころを与えてはいかん(笑)。

まあこういう人前に出る系の企画はそれなりに慣れたとはいえ、最初に話すことを決めておかななくちゃならない講演とか講義とかはやっぱりあまり得意ではないですね。対談とかインタビューとかのほうがまだ話しやすいというか。ピン芸は難しいよ~。今回も一人で話すより質疑のほうがやりやすかったです。私にもぐだぐだ感はあったものの、ほぼ満席で、県外や東京からも来て下さった読者さんもいらっしゃって、たいへんありがたかったです。

最期に、今年アメリカで出版された震災チャリティ・アンソロジー「Tomo: Friendship Through Fiction—An Anthology of Japan Teen Stories」を図書館に寄贈してきました。Tomoに関しては以下のエントリもご参照ください。

【震災関係】Tomo launch  

アメリカの震災チャリティ・アンソロジーTomo発売へ

【震災関係】アメリカのチャリティ・アンソロジー「Tomo(友)」

正直、日本語版計画は全然進んでません……。講談社が関心を持ってくれるのが一番いいんですけどねえ。

帰りは堀さんと別行動で、ちょっと駅前を歩いてから帰る。う~ん。さすがに不況感あふれる閉店っぷりだが、私が通ってた頃すでに「地元の古い店」だったところは案外残っていて、八十年代後半、つまりバブル期に改装してテナントを入れまくったようなところは全滅だった。この日は日曜日で休みの飲食店が多かったけど、平日はもうちょっと賑わっていそうだ。マニアックな感じのライブハウスが何軒かあり、ジャズ系のところはイスラエルからトリオを呼んだり、ロック系のところは若者が行列していたりして、ディープに活動しているようだ。文化的だなあ。いいなあ。こういうところはさすがに水戸だ。土浦じゃあり得ないもん。

今回の講演は(私の怠慢により)告知が遅れて、来られなかった読者さんが何人もいて大変申し訳ありませんでした。やっぱり告知関係は早くやらないといけないですね。というわけで、東京でのイベント予告を。週明けすぐくらいに公表になるのでもう言っちゃっていいでしょう。12月6日、ロシア大使館で、亀山郁夫さん、沼野充義さん、高野史緒で鼎談をする企画があります。場所が場所なので、セキュリティ上の都合で事前予約必須です。詳細や予約方法などは公式の告知が出たら、また改めてご案内いたします。よろすく~。

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