市原隼人で「カラマーゾフの兄弟」を連ドラ化…フジ
ええええ~っ! 聞いてな~い(驚)!
フジテレビは、市原隼人の主演で、来年1月期の土曜午後11時台に、19世紀ロシア文学を代表する文豪ドストエフスキーの傑作「カラマーゾフの兄弟」を原作とした連続ドラマを放送する。
フジテレビの編成企画担当者、佐藤未郷・編成部員は「作品はまさに若者たちの革命前夜の話で、父殺しという事件を軸に暴かれる若者たちの胸の奥の葛藤や情熱は、現代日本にも置き換えられるほどリアルで、普遍的なテーマです。犯人は誰かという謎を追いながら、罪とは何か、生きるとは何かを問いかけ、サスペンスとしても、人間ドラマとしてもこれほど緊張感のある作品はない。それぞれの人物に潜む殺意や殺人動機そのものが、彼らの人となりや心情となっています。主人公は3人の兄弟。欲の塊、悪の権化とも言える父親のもと、サバイバルしてきた彼ら三者三様の生きざまと、兄弟同士の思い、事件を通じて見せる成長を最後まで見届けていただけたら」と話している。
ええええええええ~っっ! き、聞いてなーーーーーーーい!
今朝、友人がくれたメールで初めて知った。
放送まであと二か月無いってことは、もう相当制作は進んでるはず。少なくとも、9月の乱歩賞贈呈式の時にはすでに企画はスタートしてたでしょう。贈呈式の控室でこの佐藤未郷さんともお話ししましたが……常務取締役を含めてドラマ部門の方を中心に何人にもお目にかかりましたが……誰も何も言ってくれなかった……。確かにあの時「映像するならこういうところをこうで……」という漠然とした打診はありましたが、あれはもしかしたらこの『兄弟』のほうの企画を念頭に置いての発言であったか、と、今となっては思う。でも……完全に蚊帳の外でした。講談社も知らなくて、ネットニュース見てビックリ、というありさま。いや、もしかしたらフジテレビ的には「大きな企画の前なのに、乱歩賞、よいけなことしやがって」くらいには思われてたのかも……
しかし
兄弟を演じるのは市原と、斎藤工、林遣都の3人。市原が演じるのは次男の勲。クールでニヒルな若手弁護士という役どころ。長男・満を演じるのは斎藤。感性豊かなプレイボーイ役。林が演じる三男・涼は善良で正義心が強く、父の悪行に悩み苦しむ繊細な医学生だ。
この次男(イワン)が市原隼人ってのは、ワタシ的にはけっこうイメージぴったりだ。三男はワタシ的には佐藤健だったのですが(私の『カラマーゾフの妹』を読んでくださった方なら「ああなるほどw」って感じだと思いますが)。でもやっぱりイワンが主役扱いなのね。それも分かる。
しかし……これやっちゃったら、私の『妹』の映像化権が切れるまでにフジテレビが映像化してくれなくなるかも……。両方を整合させないのにどっちも同じ局がドラマ化ってないだろうし。いや、最初から無理だろうとは思ってたので、今さらがっかりはしませんが。
しかし……それにしてもめっっっっちゃ蚊帳の外だった……けっこうショックだ。
追記:フジテレビの公式サイトがこちら
「そして、ラストに衝撃の真相が待ち受けるハラハラドキドキの心理ミステリーである。」って……誰がミステリだなんて言い出したんだ?!<自分だろうw
付記:その後佐藤さんかメールをいただいて判明したこと。もう何年も何年も前から、準備してたそうです。どうやら私が『カラ妹』のプロトタイプを書きはじめるより早かった様子。で、今年の乱歩賞が決まるくらいの頃にはもう放送が決まっていたそうな。どちらかというとデンパを受信していたのは私のほうかも(笑)? フジテレビ見過ぎか(笑)? ……それとも私たち、みんな何かに操られてるのか(笑)?
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