宇宙兄弟
アニメ版『宇宙兄弟』始まりましたねえ。もちろん漫画の時点で知ってましたし、映画の存在も知ってますが……正直、避けてました。アニメも無意識的に一話をスルーしてしまいました。でもやっぱり今週から録画して見てしまいました。はぁ~、やっぱり、何て言うか……甘酸っぱいキモチなしには見られない。このワクワクと心の傷と懐かしさと憧れといろいろ入り混じった気持ちで涙目になりながら見てる大人(ていうか中年)は多いのではないでしょうか。
ええ……私も、小学校の卒業文集だったかな~(正確な記憶がブロックされていて思い出せない(笑))、「将来の夢」のところに「宇宙飛行士」って書いた口ですので。
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ま、ツッコミどころは無限にあるわけで
19歳で初めて飛行機というものに乗った時(行先はモスクワ)、「一般人がスペースシャトルに乗れる時代がやって来たとしても、私にはムリだ」と思い……そして今日に至る(笑)。あらかた四半世紀経ちましたが、何度乗っても未だにヒコーキには慣れていません。死ぬるで、ホンマに。もう宇宙船とか論外でしょうねえ。私は南波日々人と真逆で、重圧とかめっちゃ弱いし。
でも、今日「宇宙兄弟」を見て、改めて「物語の力」ってすごいなと思ったことです。もう宇宙飛行士を目指すとか論外になっちゃった人も、こうやって宇宙飛行士選抜試験のドキドキとか、悩みとか、宇宙へかける夢とかを追体験できるのだ。
今人類は、ソユーズという首の皮一枚でどうにか宇宙(といってもISSは上空400キロ)とつながっている非常に心もとない状況ですが、早くこの綱渡りな状況をなんとかしてほしい。でもいくら「この計画もあの計画も技術的には可能」であっても、いくら最先端の人員が優秀でも、先立つものがないとどうしようもないわけで……。やっぱり人類は宇宙に行こうよ地面にへばりついてちゃダメだよ、と、宇宙開発にお金を使うのはけっこうなことじゃないか、と、そういう雰囲気をまず作っていかないといけないわけで。そういう意味でも、「宇宙兄弟」みたいな作品が日本に限らず世界中でもっとブームになって、宇宙志向な雰囲気を作っていってくれたらなあと思うことです。
また来週も涙目で見るよ……
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