【震災関係】Tomo launch
10日、青山の東京ウィメンズ・プラザで、「Tomo(友)」の出版記念イベントがあって、行ってまいりました。
基本的に英語のイベントなので、正直、ビビりながら行ってきました 小心者なので
内容的には、「Tomo(友)」の紹介、そして執筆者や翻訳者たちのスピーチと朗読、質疑応答という感じ。スピーチ、って……朗読、って…… 翻訳者のハート・ララビーさんとコーディネーターの池上小湖さんに寄りかかりまくって何とか乗り切りました(大汗)。
もともと日本在住の執筆者が多いのですが、中にはわざわざ来て下さった方もいらっしゃるんじゃないかと思います。
写真は編者のホリー・トンプソンさん。小柄でかわいらしい容姿ながら、深く静かにエネルギッシュという感じの方。震災の時に真っ先に考えたのが「自分に何ができるか」ということだったそうです。一時的な寄付だけに終わらない何か……その結論がこの「Tomo(友)」だったということです。考えつくだけだったらけっこうたくさんの人が考えついたんじゃないかと思いますが、それを実現してしまうというのがすごい。見習いたいところです。
当日参加した執筆者・翻訳者・コーディネータは以下の通り。
Holly Thompson (Editor)
Ann Slater (Auther)
Charles De Wolf (Auther)
Deborah Iwabuchi (Translator)
Yuko Katakawa (Auther)
Mariko Nagai (Auther)
John Paul Catton (Auther)
Fumio Takano (Auther)
Hart Larrabee (Translator)
Sako Ikegami (Translator)
Louise George Kittaka (Auther)
Leza Lowitz and Shogo Oketani (Authers)
Lynne E. Riggs (Auther)
Marji Napper (Auther)
Juliet Winters Carpenter (Translator)
Arie Nashiya (Auther)
やっぱりヨーロッパ諸語の文化圏って、著者による朗読ってとっても重視しますねえ。う~ん勉強になります……。それぞれの作品は、震災をテーマにした描き下ろし作品もありますが、そういうのも含めて、朗読の際には必ず一度は笑いが起こるような、「フツウに楽しい」作品ばかりでした。チャリティ云々、震災云々を抜きにしても、純粋に「面白い本」というか。短いながらもけっこうな読解力を要する古典から、まだ読書慣れしていない若い子でもどんどん楽しく読み進められるようなユーモア小説まで網羅していて、誰でもいくつかはお気に入りの作品が見つかるんじゃないかと思います。笑いが起こったところに限って聞き取れなくて取り残されるのは自業自得だよ>ぢぶんorz
アメリカの人主体のイベントって、気楽でアットホームなところがいいですね。ワタシのような語学問題ありの小心者でも楽しく過ごせました。震災に対するお悔みや励ましの美辞麗句大会にならなかったのもよいことだと私は思っています。やっぱり何だかんだ言って、まだまだアメリカに学ぶべきことはなくなってないと思う。てめえ自身はまず英語を学べというのは……とりあえず置いといていただけるとありがたい
集合写真は手に入ってから掲載します。とりあえず、ちょっとでも興味を持っていただけた方は、まず実物を手に取っていただけるとありがたいです。
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