フォト
2024年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ

« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »

2012年3月31日 (土)

春の体調不良まつりと太陽風

みなさま、今年も春の体調不良まつりへようこそ(笑)。

しかし何ですね、今年は「春の訪れが遅い」と言いますが、そのぶん、三月第二週当たりから春の体調不良も一気に凝縮されてやってきた感じです。冬の体調不良って、みんな理由は風邪かインフルエンザで、症状も似たり寄ったりだけど、春の体調不良って理由も症状もバラバラじゃないですか。そもそも原因が分からないことも多い。私もまた突発性難聴の兆候があって服薬なう。兆候があったら「突発性」じゃないじゃんというツッコミはさておき。

それにしても、国や気候を問わず春になると体調を崩す人が続出するのってなんでなんだろう? タマラ・カルサヴィナの自伝の子供の頃のエピソードに、精神病院から退院してきた青年を預かったら、冬の間は正気を保っていたけど春に向かっておかしくなってゆき、ついに精神病院に戻さざるを得なかった、というのがあって、「春の体調不良」というとなんかそれを思い出してせつない気持ちになる。そもそも春って、動物は冬眠から覚め、えさをむさぼり喰らい、繁殖に励むという、とてもアクティブな時期のはずだけど……。これは人間がヘンなの? それとも動物たちも「なんか頭いて~」とか、「またおなか壊したよ~」とか、「目がチクチクする~」とか言いながら冬眠から覚め、えさをむさぼり喰らい、繁殖に励んでいるのだろうか。まあ、冬眠から覚める系の子たちはけっこう調子悪そうな気はしますが(笑)。

そういやこの間、私は急におなか壊すし、近所のスーパーや商店街で泣き叫んだり奇声をあて暴れたりする子供が妙に多くて、近所の動物たちはみんな不機嫌で、なんか変な日だなと思ったことがありました。Mixiで友達に「太陽フレアの爆発でもあったんじゃないの~(笑)」とネタとして書いたけど、実はその日の「なんかヘン」と思った時間帯の6~3時間後、アラスカ等でめったにない大規模なオーロラ爆発が起こっていたらしい。観測データによると、太陽フレアの爆発があったわけじゃないけど、太陽風磁場がかなり活発化していたらしい。

この日だけたまた変だと思って注意を向けただけで、実は普段からいろんな要因が体調や精神状態に影響を及ぼしてるんでしょうね。ドイツでは新聞やテレビで「医学気象予報」なんてのをやっていて、今日はこういう天気だからこういう病気の人はこう気をつけなさい、とか言うらしい。本当は気象とか、太陽活動とか、宇宙線とか、月の引力とか、地磁気とか、大気中の物質の成分や濃度とか、それこそ無数の項目がからんでるんだろうなあ……

いずれにせよ、やらなくちゃいけないことはますます溜り、各方面に迷惑をかけるのであった。すんません。今日はちょっと早く寝ます。明日やります、明日

2012年3月22日 (木)

勝手に改造 「相棒10」最終回

あらら~。何とも肩すかしなシンプルな最終回。犯人を最初から明かした、いわゆる「倒叙もの」なれど、杉下右京がよくやるコロンボ方式でもない。もっとも、今回の焦点は神戸噂の「卒業」なので、謎解きはシンプルにして杉下と神戸の関係の変化に焦点を当てたのだろうとは思うけど、それにしてもシンプル過ぎる……。神戸が杉下に電話するあたりで、杉下が何か大きなどんでん返し発言をするのかと思ったら、それもナシ。まあ、杉下と神戸の関係の変化に焦点を、てのも分かるのだが、まがりなりにも「相棒」なのだから、もう一段階意外性があって欲しかった。というわけで、勝手に改造案を考えてみました。実はもっと早急にやって送信しなきゃならないものがあるのだが、どうしても考えちゃう。ま、作家の職業病ですね。

案1.そもそもの設定は、茜と母親郁子はめったに会えない、距離のある別居とする。殺人のあった夜に久しぶりに再会。作中、茜は大きくなったお腹を必要以上にかばい、母親も含めて誰も近づけないような言動をする。神戸が杉下に電話をかけた場面で、杉下が「実はもう茜さんのお腹には子供はいないのでは?」と指摘。実は事件の直前、茜は流産していて、科学者としての功名心が芽生え始めた母親には言えないまま、その治療も終わっていた。「もしクローン人間が生まれてしまったら」という課題自体、実はストーリーが始まる前から存在していなかった。

案2.郁子と茜は設定通り同居。捜査の過程で、茜の婦人科の主治医Aが郁子のかつての同僚であり、クローン胚移植で共謀していたことが分かる。裁判の最中に茜の体調に危機が訪れるが、早産なれど母子ともに助かる。世界中に「クローン人間誕生」のニュースが駆け巡る。事態を危惧しながらも「本当にクローン胚の移植は成功していたのだろうか」という疑いを拭いきれない神戸。何かを求めるように殺人事件の被害者隼斗の部屋に再びやってきた神戸は、あるものを見つける。隼斗は茜の亡くなった息子の遺髪を持っていた。中には毛根のついた毛もある。茜の主治医Aの言動に何となく疑問を感じていた神戸は、一縷の望みをかけてDNA鑑定を米沢に依頼する。

DNA鑑定の結果、生まれてきた子は遺伝子的にはまちがいなく茜とその夫の子だったが、「別人」だった。実は茜は、夫とともに不妊症の治療を受けており、息子は最終手段顕微授精でようやく授かった子だった。そして郁子と婦人科医Aは、実は茜夫妻の了解を得ず、他の凍結受精卵を研究のために作り、保存していたのだった。郁子が茜の子宮に入れたのは、その凍結受精卵であり、クローン胚ではなかったのだ。DNA鑑定すれば茜夫妻の子であるのは間違いない上、すでに火葬されている長男と遺伝子的同一性は確認できないので、「世界初のクローン人間を作る」という科学的「栄光」を手にできると郁子は考えていたのだった。が、置いを思う隼斗の気持ちが、その偽りの栄光を打ち砕いたのである。

案2だったら、神戸の「生まれてしまったクローン人間が生きてゆける世界など、この世にはまだない」という危惧も番組の最後の最後まで引っ張れるんではないかと。

いや~、杉下と神戸の関係の変化に焦点を、てのは分かるんだけどさ~、分かるんだけど~、今シーズンは凝った科学ネタが多かっただけに、この最終回じゃ不満です。

ちっ。

次の相棒は誰になるんだろう。まあ萩原聖人演じる相原だろうとは思うけど、いきなり伊丹とかだったらウケるw 

2012年3月19日 (月)

魔法革命プロコフィエフ

そう来たかwww

ナクソスのコンピレーション第三弾は「魔法革命プロコフィエフ  ~ヒロイン風クラシック名曲集」。そう来たか~w 第一弾の「交響戦艦ショスタコーヴィチ」は選曲バッチリ、第二弾の「幻想魔人ハチャトゥリアン」はややネタ切れの感があったのだが、第三弾やるのかなあ、どうするつもりだろう、と思ってたら、そう来たかw 選曲もいいですね。そうかその手があったのかw

こうなると次はツンデレか。選曲が難しいかな。いやその前に姫系か。これは選曲し甲斐がありそうだ。

アマゾンの予約とは相性が悪くてトラブルが発生しがちなので、出てから買います。

2012年3月13日 (火)

【震災関係】Tomo launch

10日、青山の東京ウィメンズ・プラザで、「Tomo(友)」の出版記念イベントがあって、行ってまいりました。

基本的に英語のイベントなので、正直、ビビりながら行ってきました 小心者なので 

内容的には、「Tomo(友)」の紹介、そして執筆者や翻訳者たちのスピーチと朗読、質疑応答という感じ。スピーチ、って……朗読、って…… 翻訳者のハート・ララビーさんとコーディネーターの池上小湖さんに寄りかかりまくって何とか乗り切りました(大汗)。

201203101 もともと日本在住の執筆者が多いのですが、中にはわざわざ来て下さった方もいらっしゃるんじゃないかと思います。

写真は編者のホリー・トンプソンさん。小柄でかわいらしい容姿ながら、深く静かにエネルギッシュという感じの方。震災の時に真っ先に考えたのが「自分に何ができるか」ということだったそうです。一時的な寄付だけに終わらない何か……その結論がこの「Tomo(友)」だったということです。考えつくだけだったらけっこうたくさんの人が考えついたんじゃないかと思いますが、それを実現してしまうというのがすごい。見習いたいところです。

当日参加した執筆者・翻訳者・コーディネータは以下の通り。

Holly Thompson (Editor)
Ann Slater (Auther)
Charles De Wolf (Auther)
Deborah Iwabuchi (Translator)
Yuko Katakawa (Auther)
Mariko Nagai  (Auther)
John Paul Catton  (Auther)
Fumio Takano (Auther)
Hart Larrabee (Translator)
Sako Ikegami (Translator)
Louise George Kittaka (Auther)
Leza Lowitz and Shogo Oketani  (Authers)
Lynne E. Riggs (Auther)
Marji Napper  (Auther)
Juliet Winters Carpenter (Translator)
Arie Nashiya  (Auther)

やっぱりヨーロッパ諸語の文化圏って、著者による朗読ってとっても重視しますねえ。う~ん勉強になります……。それぞれの作品は、震災をテーマにした描き下ろし作品もありますが、そういうのも含めて、朗読の際には必ず一度は笑いが起こるような、「フツウに楽しい」作品ばかりでした。チャリティ云々、震災云々を抜きにしても、純粋に「面白い本」というか。短いながらもけっこうな読解力を要する古典から、まだ読書慣れしていない若い子でもどんどん楽しく読み進められるようなユーモア小説まで網羅していて、誰でもいくつかはお気に入りの作品が見つかるんじゃないかと思います。笑いが起こったところに限って聞き取れなくて取り残されるのは自業自得だよ>ぢぶんorz

アメリカの人主体のイベントって、気楽でアットホームなところがいいですね。ワタシのような語学問題ありの小心者でも楽しく過ごせました。震災に対するお悔みや励ましの美辞麗句大会にならなかったのもよいことだと私は思っています。やっぱり何だかんだ言って、まだまだアメリカに学ぶべきことはなくなってないと思う。てめえ自身はまず英語を学べというのは……とりあえず置いといていただけるとありがたい

集合写真は手に入ってから掲載します。とりあえず、ちょっとでも興味を持っていただけた方は、まず実物を手に取っていただけるとありがたいです。

Amazon.jpのページ

2012年3月 5日 (月)

徳間文芸賞とSF作家クラブ50周年イベント

先週末、徳間文芸賞贈賞式と日本SF作家クラブの総会に行ってきました。

前回の徳間文芸賞と総会は震災前。場所も同じ、総会やパーティで会う人たちもほぼ同じだけど、去年のことはもう別な並行世界から注ぎ足された記憶のようだ……。SF大賞受賞作の上田早夕里さんの『華竜の宮』は震災前に書かれた「大災害とその後の世界」の話だけど、実はまだ私は読む気になれない。壮絶な世界ながらも明るい気持ちで読み終えられる作品だとは聞いているけど、それでも……。今は『友』日本語版計画(前エントリ参照)のために奔走して気を紛らわせているけど、自分で思っているよりこの時期、あの件は辛いのかも。いつか希望をもって『華竜の宮』を読めるようになりたいものです。贈賞式では上田さんの挨拶が全然聞き取れなくてガッカリ。主催者側は、ちゃんと音が拾えてるかどうかやマイクのセッティングに気を配ってほしいことです

SF作家クラブは2013年で創立50周年を迎えます。実は日本SF作家クラブはアメリカのSF作家クラブより歴史が長いのでございます(どや顔)。というわけで、すでに今年、記念イベントのために動き始めています。サイトもロゴも作りました。これからどんどん情報がupされていきますし、ここでもお知らせしますので、どうかよろしくお願いいたします。

日本SF作家クラブ50周年記念サイト

« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »