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2011年12月30日 (金)

フジテレビって、ブータン国王に何か恨みでもあるの?

今朝、『とくダネ!発 ディレクター魂』という特番で、ちょっといやなものを見てしまった。

基本的に、「ブータン王国に行って現地の人々の生活を取材する」という普通のプログラムだったのだが、意図的にやってるのか?と思わずにはいられない、非常に印象の悪いシーンがあった。王制104周年記念祭で、国王夫妻を突撃取材しようとしたのである。当然、警備に止められ、「撮影はだめだ! 逮捕するぞ!」と叫ばれる。カメラは高級車に乗って会場を後にする国王夫妻を追う、という場面。

これだけ見ると、来日時にあれだけフレンドリーで民衆の近くにいた国王夫妻も、そんなのは外向きの顔で、普段はこんなに冷淡、親ブータン的な日本からわざわざ訪ねてきたメディアに目もくれず、警備に追い返させた、という印象になる。しかし、王室がアポなし突撃取材に応じるわけがないのは世界中どこへ行っても同じだし、カメラと国王夫妻の車の間はそうとうな距離があったので(映像ではものすごく寄っていたので、まるで取材班がすぐ近くにいるのに無視したような印象になる)、国王夫妻は来ていたのが日本のテレビであることにも気づかなかっただろう、というかそもそも取材班が来ていたてこと自体に気づいてなかったんじゃないだろうか、これで「親しみやすいブータン国王夫妻」の映像が撮れるわけがないのはもちろん最初から分かってたはず。王制104周年記念祭を取材させてくださいと普通に申し込んでいれば、普通に取材させてもらえただろう。それさえしないでああいう取材をして、印象の悪い映像を流すのって、どうなのよ。

それを最初に見てしまったので、そのあとの国民生活の取材も、洗濯に三時間もかかったり、ガスや水道がない村もまだあるのに、経済開放で国民の物欲ばかり高まっている国」という内容に見えてしまう。

ちょっと調べてみたら、フジテレビにはつい最近、こういいう問題もあったそうですね。

フジテレビ「笑っていいとも」ブータン国王夫妻の物まねに、非難殺到 

  フジテレビで28日に放映された、「笑っていいとも! 年忘れ特大号2011」で、劇団ひとりさんがAKB48の秋元才加さんとともに、ブータン国王夫妻の物まねを披露した。しかし、これが国王夫妻を侮辱したとして、インターネットを中心に波紋が広がっている。

  2ちゃんねるでは、「これ、ブータンの人が見たらどう思うだろう」「超えちゃいけないライン完全に超えてる」「ブータンに申し訳ない」「局がどうかしている」などと非難の声が上がっている。

  また、ツイッター上では劇団ひとりさんのアカウントにもコメントが相次いでおり、「ブータン国王のものまねは最低だ。本当にTVは終わってる」「フジテレビをはじめ、マスコミは許せない」「これは酷い。大人のする事じゃない」といった抗議の声も見られた。

  一方、YouTubeやニコニコ動画にも、同番組の動画がアップされていたが、現在はフジテレビの申し立てによって、多くは削除されているようだ。

  ブータン国王は親日家として知られ、東日本大震災発生直後の12日には日本の被災者のための式典を行い、復興支援として義援金100万ドル(約8000万円)を日本に寄付した。また11月には国賓として日本を訪れ、福島の被災地の小学校を訪問し、子どもたちを激励するなどした。(編集担当:李信恵・山口幸治)

物まねだけなら「くだらない番組」で済むが、まがりなりにも報道という枠でやってる番組でああいう取材をしてるところを見ると、何らかの意図があるのではないか、という気持ちにどうしてもなる。フジテレビはもともと、特定の国を不自然なまでに盛り立てる発言が多いことが以前から取りざたされているが、ブータンの取り上げ方でもこういうことが続くと……ねえ。

たとえ無名の個人が相手だったとしても、ああいうやり方は無いだろう。ましてや国民の敬愛の対象に対してそれでは、国民全体を侮辱したのと同じではないのか。もし天皇に対してこういう突撃取材と悪印象の放送がなされたら、日本人なら右翼でなくとも嫌な気持ちになるのではないだろうか。少なくとも私はイヤです。

今日の『とくダネ!発 ディレクター魂』に関しては、もっと議論されてしかるべきだと思う。ほんとイヤなもん見たわannoy

2011年12月24日 (土)

イオセリアーニの新作『汽車はふたたび故郷へ』(2010年)

これは、僕と、僕の同僚たちの物語。
つらい経験をおくりながらも、口笛をふいてそこから抜け出してきた人たちの物語。
                ――オタール・イオセリアーニ

来年の2月18日から岩波ホールで上映されるオタール・イオセリアーニの新作、『汽車はふたたび故郷へ』の試写に行って来ました。

ソ連時代末期、グルジアの若き映画監督ニコは、検閲や上映禁止措置によって思い通りの映画を撮ることができない。つてをたどってフランスのえらいひとに面会するところまでこぎつけても、どこからともなく監視されていて、投獄され非公式に暴力的制裁を受けてしまう。祖父の友人である政府高官(イオセリアーニ自身が演じている)には、国外で映画を撮ることを勧められ、出国できるように手配してくれた。まあ体のいい国外追放である。フランス語のできるニコはフランスに移住して映画を撮りはじめるが、ここでは「商売になる映画」を求められる。ニコは(ソ連崩壊後と思われる)グルジアに帰国するが……

果たしてニコは自分の撮りたい映画を撮ることができるのか……?

……と書くと、重々しい芸術家の苦悩の物語のように聞こえるが、そこはホラ、イオセリアーニですから、ゆる~いリズム、ストーリーや登場人物の関係性がよく分からないというか説明する気ナシの展開、笑う寸前だけどなかなか笑うところまでいかない圧力の低~いユーモア等々をしかけてくるわけですよ。そして、こういうストーリーだと、たいていの制作者が考えるのは、作中作であるニコの映画が「きっとすばらしいものだろう」と想像できる映像に仕上げることだろうけど、イオセリアーニはそんなことしない。思想的な理由で上映禁止をくらった作品というのが、なんかゆる~い古めかし~いどうでもいい感じの映画っぽくて、フランスで撮ってる映画も、「いや、どう見てもそれじゃダメだろう!」というヘンな、微妙に笑っちゃう映画だったりするのだ(井上によると、「いかにもイオセリアーニが好きそうないろんな映画」のパロディであるらしい)。そして総体は、私が最も「イオセリアーニっぽい」と感じる「脱出」映画。そう、やっぱり最後は非常用脱出装置が働くのである。ただ、それどの方向に向かって働いたのかは、映画は説明しようとはしない。しかしそれは明らかにイオセリアーニ的脱出装置であって、見る者はそれが誰をどこに向かって脱出させたか掴み取らないといけない。

沼野恭子さんやはらだたけひでさん等、知ってる人がけっこういたので、上映後話してみると、あの結末を(現実的な)悲劇と見る人が意外と多いのに気づく。ああなるほど、そういう解釈もあるのか……。私はあれはすごく開放感のある、希望のラストだと思ったけどなあ。

人間は芸術なんかなくても生きて行ける。映画を撮ったり小説を書いたり歌ったりする時間や労力があるのなら、それを使ってもっと生産的な仕事をしたほうがよっぽど世の中の役に立つ。絵だの音楽だのより、一杯のご飯で救われる命がどれほどあるだろう。芸術なんてものは余裕がある時に趣味としてやればいいのであって、そんなものに人生のすべてをかけて偉そうにしている人間は間違っているし、世の中の「役立たず」なのだ。……なのだ、けれども、しかし、何故か人間は、そんな腹の足しにもならない芸術なんかがないと生きてゆけなくなってしまうし、そんな屁のようなものに命をかけてしまったりする者も後を絶たない。この映画の原タイトルChantrapasとは、フランス語のchanter(歌う)から派生したロシア語で、「役立たず」という意味だそう。ソ連でも西側でも評価されないニコのことを指しているようでありながら、実は「芸術」そのものを指しているのではないかという気もする。その「役立たず」なものがないと、何故か人間は生きてゆけないのだ。

そして、今回この映画でイオセリアーニが作動させた脱出装置は、その役にも立たない芸術なんかで悩んじゃって、もうこれで自分は終わりだ、もう死ぬしかないと本気で思うところまで追いつめられた経験のある者にだけ働く脱出装置だ。プロ、アマ問わず、ジャンルを問わず、売れてるとか売れてないとかにも関わらず、創作上の悩みで「もう後がない。もう死ぬしかない。この世の終わりより悪い」というところまで本気で究極に追い詰められた者なら必ず経験する脱出。先にあるのは解放とはいえ、こんな経験、しないで済むのならばそれに越したことはないんだけどね。芸術なんて所詮「役立たず」なものなんだから、そんなもので苦悩しないで済むのなら、そのほうがいい。そんなものを経験したからといって、「役立たず」度が増すだけで、偉くもなんともないので。

でも、プロ、アマ問わず、ジャンルを問わず、創作上の越えがたい壁に直面するすべてのクリエイターに、この映画は見て欲しい。脱出せよ。脱出口はそこにある。ほら、そこに!

岩波ホールで上映された後は、順次全国ロードショーだそうです。2月4日から2月10日までオーディトリウム渋谷で「イオセリアーニ映画祭」も開催。あ゛~、ここで上映される映画、ほとんどうちにある……はずsweat02 でもよっぽど発掘しないと出てこないわ……orz 見に行くしかないかなあ……

2011年12月19日 (月)

とばっちり

金正日死去。

そういや昨日はチェコのヴァツラフ・ハベル前大統領も亡くなったのよねえ。でもすっかり陰に隠れてしまった。チェコはここ数年、北朝鮮のとばっちりを喰らってるなあ。数年前には「ソ連時代の借金、朝鮮人参で返していい?」って言われてたし。あの件、どうなったんだろう……

2011年12月16日 (金)

プー様の日露トンネル計画

ロシア・プーチン首相、テレビ会見で「日本までトンネルを建設することも可能」
フジテレビ系(FNN) 12月16日(金)17時38分配信

ロシアのプーチン首相が「日本までのトンネルを建設」という構想をぶち上げた。
この発言が出たのは15日、大統領選を控えて行ったおよそ4時間半のテレビ会見。
プーチン首相は、ロシア本土からサハリンへ鉄道を通す計画に触れた際、日本までトンネルを建設することも可能と語った。
プーチン首相は「日本までトンネルを建設することも可能で、われわれは検討中だ」と述べた。

外交筋は、「日ロ政府間で検討している事実はない」としている。

正直、イヤです!

イヤに決まってんだろーannoy ロシアだからイヤとかいうわけじゃなくて、英仏間とはあまりにもわけが違うアジア情勢にはそぐわないでしょ。コストパフォーマンスも悪すぎるし。そこに投資してなんの意味があるのかと。

ロシア外務省とか鉄道省とかめちゃくちゃ困ってそう。大統領選挙前でいろいろ国民の気を引きたいのは分かるが、ヨソの国をだしにしないでいただきたい。

何にしても、冗談にでもそういうこと言うんだったら日本の領土を返還してから言えannoy

2011年12月15日 (木)

エイゼンシュテイン・シネクラブでちょこっとトークします

ギリギリ予告ですが、今週末にエイゼンシュテイン・クネクラブの例会で『時間はだれも待ってくれない』についてちょこっとトークらしきことをします。どちらかというと懇親会メインの企画なので、一時間にわたって講演、とか、そんなのではなくて、「続きは懇親会で!」みたいな企画ですが。

エイゼンシュテイン・シネクラブのサイトから転載。

エイゼンシュテイン・シネクラブ(日本)12月例会(第228回)

東欧ファンタスチカの魅力

21世紀の東欧で書かれたファンタスチカ(幻想・SF文学)の短編集『時間はだれも待ってくれない―21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集』(東京創元社)を編纂した高野史緒さんに東欧ファンタスチカの魅力を聞きます。
 また、編纂の過程で出会った1960年代のチェコ映画『ジェシーを狙うのは誰だ?』を参考上映。妻が発明した装置で、夫の夢の中の漫画の美女や悪党が現実化して大騒ぎとなるドタバタSFコメディー映画の名作です。
※終了後に懇親会兼忘年会を開催します(20:45頃開始、詳細はお問い合わせください)。

日時:2010年12月17日(土)18:15開会
会場:文京シビックセンター(東京・春日)
   4階会議室A(シルバーセンター内)
講師 高野史緒氏(作家)
上映 『ジェシーを狙うのは誰だ?』
   (チェコ、1966年、ヴァーツラフ・ヴォルリーチェク監督)
   ※日本語字幕付き、ビデオプロジェクターによる上映
会費:一般会員無料(当日会員1200円)


というわけで、いらっしゃる方は基本、飲み前提でw ちなみに一月の企画はフルジャノフスキー作品関係です。

2011年12月12日 (月)

TBS月曜ゴールデン『看取りの医者 バイク母さんの往診日記』

201111242 さっき母親が電話してきて、うちの親戚の医者が書いたドキュメンタリーをドラマ化したのを今日放送するから見てね~と言ってきた。しかも主演が大竹しのぶで~、って、その親戚、男じゃん、何を言っているのやら、いよいよお花畑の世界に行っちゃったかと思って慌てて新聞を確認したら、本当だった……。なんで放送の数時間前になってから言うかなあsweat02 

原作は平野国美(ひらの・くによし)『看取りの医者』(小学館)、番組はTBS月曜ゴールデン『看取りの医者 バイク母さんの往診日記』。平野はつくばで在宅ターミナルケアに特化した診療所ホームオン・クリニックを運営していて、白衣も着ず、立派な病院もなく、出世とかステイタスとかとはまったく関係ないところで活動しているアウトサイダーな開業医。高校の頃は電車で土浦に来て、うちの敷地に置いた自転車に乗って高校に通ってたなあ。医学部に行って筑波大付属病院に勤務したりしてて、偉くなっちゃったなあと思っていたけど、やっぱりうちの系統は偉くなるよりアウトサイダーであるらしく、いつの間にかこういう道に。

二年前にターミナルケアの体験談を小学館から上梓。美文とはほど遠く、泣ける系の定石もへったくれもない書き方ながら(あああああこういうのも私と同じ血筋だわ……)、その内容が評価されてじわじわと評判になっていった。もともと自慢げなところはカケラもない人なので、こんなメジャーなところでドラマ化されるなんて聞いたことなかった……って、コレ誉めて言ってるわけじゃないっていうか明らかにイヤミですね、ゴメン。でももうちょっと早く言えよ~gawk

平野家はうちの父方にも母方にもつながる家系で、一族郎党、見た目とか性質がなんとなくこの平野家に近い感じ。連絡関係がイマイチとか、ちょっとアウトサイダーとか、ステイタス感覚が鈍感とか、平野はアマゾンの書評欄では「ドクター・キリコ寄り」とか言われてるけど、そういうところも含めて、うちの家系はわりとみんなこんな感じだ。本を出しているのはこの平野国美と私、高野史緒だけだけど、どっちもなんか……う~ん、微妙なところだsweat02

ドラマでは、主人公は(見栄えのする)女医さんになっており、家族云々のストーリー部分は完全にフィクション。書籍の内容がどのくらい生かされているのか、未来少年コナンにおける『残された人々』みたいのものなのかは見てみないと分かんないけど、何にしても、原著の心髄だけは失わないでほしい。

皆既月蝕ったー

10日の皆既月蝕、こんなに条件のいい皆既月食は初めてかもしれない、スゴイ、と思ってましたが……

寒い!<当たり前。そして高度が高い!<それも当たり前。 皆既に入る前後のシーイングが悪い!<そんなの板橋区だけ? 皆既に入った月は、双眼鏡で見ると水の底で揺れているカエルの卵みたいでした……

写真はやっぱり、ちゃんとした三脚がないとダメですね。上手い人はベランダの柵に肘をつくだけでけっこうきれいに撮れるといいますが、私は写真下手の中でも深刻なレベルのほうなので無理。

20111210

これは皆既に入った直後。露出を上げると明るいところがすごく光ってつぶれちゃうので、露出もISOもすごく下げて撮ったらやっとこのくらい月らしい形が撮れました。

原理が判らない時代に月蝕とか日蝕とか見た人たちは怖かったでしょうね。地震も、被害が同程度だとしても、科学的に原理を知っているのと知らないのとでは精神に受ける影響が全然違うでしょう。原理を知らなかったら、あの地震の後にこんな月蝕が起こったら、精神に変調をきたしそうだ。科学偉大なり。

この写真を撮った直後、デジカメが電池切れ。外とこたつの間を往復していたら温度差で人間も電池切れ。蝕明けを待たずに寝てしまいました。

朝起きたら当然のように背中から上は全て筋肉痛。日曜日は筋肉痛の人、多かったんじゃないかと思います。自分も含めて、お疲れ様でした……

2011年12月 4日 (日)

大丈夫だ問題ない

そんな装備で大丈夫か?

プーチン与党苦戦か ロシア下院選、5日大勢判明見通し

任期満了に伴うロシア下院選(定数450)の投票が4日あった。即日開票され、5日未明(日本時間同午前)には大勢が判明する見通し。

 現在315議席を持つ与党統一ロシアは、党首でもあるプーチン首相が来春の大統領選に立候補を表明したにもかかわらず支持率が低迷しており、議席減をどこまで食い止められるかが焦点となっている。

Tky201112040243

あいつは人の話を聞かないやつだから……

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