正直、日常にドラマがないのでw日記のネタが少ないです。「新東欧SF傑作集(仮)」の情報は来週あたりお伝えできると思います。
ええ、日々パソコンに向かい、たまに出かけても都内という、何の話題性もない日常なので、今目の前にあるお手元的な話題で。
万年筆用のインク、やっぱりというか何というか、結局ドクター・ヤンセンのが欲しくなってしまったのであった。日本に入ってきているのは「人名シリーズ」のごく一部。で、いろいろ考えたあげく、結局、ネットでドイツに注文してしまいました。
さすがに送料が一人で払うにはつらい額だったし、他にも日本で手に入らないインクが欲しいという友人もいたので、数人で集まって共同購入。何本か買ってもいいんだけど、万年筆用のインクなんてそうそう減るもんでもないので、私はとりあえず二本だけ買いました。モノは「ツェッペリン」(ブルーグレイ)と「トルストイ」(カーキ)。ドクター・ヤンセンのインクは全てヤンセン博士がちまちまと自分のアトリエで手作りしているそうですが、着いてビックリ、発送の包装も超手作り感覚でした。何しろ 詰 め 物 が 地 元 の 新 聞 ですよ! Suddeutsche Zeitung(最初のuはウムラウトつき)「南ドイツ新聞」てなところ。一面が原発の話題……。原発を渡り歩く労働者の問題らしい。
ネット通販なのでどうしても博打性はさけられないところですが、インクはどちらも期待以上のいいお色でした。
上から「ツェッペリン」、「ジュール・ヴェルヌ」、「トルストイ」、「ショパン」。むむう……やっぱり写真がヘタだなあ。特に「ツェッペリン」と「ジュール・ヴェルヌ」の違いが私レベルの写真では分かりづらいですね。デジカメは青が苦手で、いろいろ設定してやらないとダメらしいですが。両者の違いは何というか、デルフト焼の濃いところの色と、ラリックのコバルト・ガラスみたいな違いという感じです。
「デルフト焼の濃いところの色と、ラリックのコバルト・ガラス」の実物も撮ってみましたが……
くっ……やっぱり、写真の修業をしないとダメか……
でも、それなりに参考にはなるかと思います。そう信じたい。
「トルストイ」と「ショパン」はちょっと難物か。色の濃淡がかなりはっきり出るので、実用というよりはシュミのインクという感じでしょうか。
まあこれで当分楽しめますでしょう。ドクター・ヤンセンのインクは日本で買うと一本2100円。インクとしては高い方だけど、よく考えたら、2100円なんて、一回飲みに行くのを控えただけであっという間にできてしまう額だし、それで何年か楽しめるわけですから、むしろ娯楽としては安上がりなのでは。
今なおグラーフ・ツェッペリン号を愛する土浦出身者としては、「ツェッペリン」がものすごく自分好みの色だったのはとっても嬉しいですね。愛用しまくろう。原稿も書けよ>自分。長編はもうちょっと時間かかりますが、東欧アンソロジーについては来週あたり具体的な発表をしますので、楽しみにしていてくださいませ。
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