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2011年3月22日 (火)

【震災関係】六角堂も消失

茨城は常磐線は土浦まではかろうじて通ったものの、実際には何かあったらいつ止まってもおかしくない状態という話もある。土浦から先は開通していないどころか、モノスゴイ状態。水戸~勝田間の線路の状態の写真が公開されたけど、それこそ「ザ・被災地」というありさま。水戸は駅の両側をつなぐ通路が昨日やっと通れるようになった。けど、駅ビル「エクセル」はまだまだ修復が進んでおらず、いつ開業できるか不明らしい。水戸線、水郡線、鹿島線は未だに全面不通。

北茨城市とか、救援物資が福島に回されちゃってろくにも届かないとも聞いているけど、今は大丈夫なのだろうか。

北茨城と言えば、地震直後にこういうニュースが出ていたらしい。もっと大きなニュースが続いた時期なので私も全然気がつかなかった。

岡倉天心ゆかりの文化財「六角堂」、津波で消失

文化庁の12日午後6時現在のまとめによると、岡倉天心ゆかりの登録有形文化財「茨城大学五浦美術文化研究所六角堂」(茨城県北茨城市)が津波によって消失するなど、9都県で21件の文化財被害が確認された。

 六角堂は天心率いる日本美術院が北茨城に拠点を移す際、1905年、思索の場所として天心が自ら設計した。

 ほかに、仙台市の重要文化財「東照宮」で、門や鳥居の礎石がずれたほか、茨城県常陸太田市の史跡「水戸徳川家墓所」では、墓碑が倒壊するなどの被害が出た。

(2011年3月12日20時22分  読売新聞)

六角堂は公式サイトにはまだ情報は反映されていない。それどころじゃないのだろう。管理しているのは我が母校茨城大学だが、三つのキャンパスのうち二つが県北にあり(日立と水戸)、新学期に向けての準備で相当大変なことになっていると思われる。震災後の見て来た人は「もう土台しか残っていないし、あたりの景色も変わってしまった」と言っているそうだ。

もちろん住民が一番心配で、彼らができるだけ無事で今後可能な限り今まで通りの生活に戻れるんだったらあとはどうでもいいとも言えるのだけど、でもこれはショックでした……

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