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2010年7月16日 (金)

【SF大会2010】チェコのレトロSF映画を上映します!

さすがにブログには書きませんでしたが、ここ二週間ほど、ああ、いよいよ入院かな……と思いつつ過ごしておりました。免疫力が落ちまくって、かなり真面目に大変でした。原稿書き終わる→入院って、けっこうお決まりコースなんで……。でも、昨日今日の様子からして底は打ったと見た。少なくとも入院とかそういうことにはならないはず。原稿はSFマガジン9月号(7月25日発売)「東京SF化計画」掲載の短篇です。もうデビューして10年以上経つんだから、いいかげん慣れてくださいよ先生w

で、そのヘタレと手続き関係でちょっと足踏みになっていた件がクリアになったので、SF大会の企画の予告を。

TOKON10でチェコのレトロSF映画を上映します。時間は7日の17:00~18:30。

1966年、時代的にはまさに冷戦期真っ只中のチェコスロヴァキアで製作されたコメディSF映画『ジェシーを狙うのは誰だ?』(81分、ヴァーツラフ・ヴォルリーチェク監督作品、モノクロ、日本語字幕つき)。

大学で夢を「健全にする」研究をしているベラーネク夫妻。寝ている牛の夢をモニタする(!)と、牛はハエにたかられる不愉快な夢を見ている。そこで最近開発した特殊な薬剤を注射すると、牛の夢からハエが追い出され、牛はおいしいものを食べながら生弦楽四重奏(さすが「弦の国」と言われるチェコだw)を聴く楽しい夢を見る。実験に立ち会った講堂いっぱいの学生や同僚たちからは盛大な拍手が送られるが、中にはさっきまではいなかったハエが講堂にいることに気づく者も……

その日、スタッフの女の子たちが研究室に持ち込んだマンガを持ち帰ったベラーネク教授は、寝しなにベッドでそれを読む(そのマンガというのが、実在するチェコの漫画家の作品なんだけど、絵柄がもろにアメコミなのよ。冷戦時代、すでにこういう文化があったわけですね)。そのマンガというのが、主人公の超せくすぃ~美女ジェシーを、何故か「(なんちゃって)ガンマン」と「スーパーマン(もどき)」が狙って追いかけ回すという、突っ込むかスルーするか迷うシロモノ。だが、普段、キツい夫人の言いなりになっている教授は夢中で読みふける。教授はそれを読みながら眠ってしまう。

夢の中で教授は、ジェシーはガンマンとスーパーマンに捕えられ、柱に縛られてムチとロウソクで責められるという、これまた突っ込むかスルーするか迷う展開に遭遇する。教授がジェシーを助け、寝言を言ってもぞもぞしていると、共同研究者であるベラーネク夫人が好奇心にかられて夫の夢をモニタする。すると、ベラーネク教授が金髪美女とよろしくやっている夢が……。夫人は、これはけしからん、ということで、例の夢健全化薬品を夫に注射する。

次の朝、夫妻のアパートには金髪美女ジェシーとなんちゃってガンマン、スーパーマンもどきがいて……

夢コントロール薬とか、反重力怪力装置、恋人探知機等々、レトロでキッチュなSFガジェットと金髪美女、ビミョ~なお笑いセンス、密かに反ソ連的なメッセージ等々、どこを取っても魅力的。そして町並みや構図がヨーロッパ映画らしいオシャレさ。60年代のパトカーのデザインもかっこいい。

今回の上映に関しては、チェコ大使館付属のチェコセンターの全面的な協力によって実現しました。もうね、これ見たら、私がどうしてそこまでして上映したかったか絶対分かります。もうとにかく何もかも魅力的。最初に見た時、ああ今年のSF大会はチェコと心中しようと思ったもん(笑)。チェコスロヴァキア分裂直前で人口1500万人、チェコ現在で1000万人ちょっとという人口規模の中から、ヤナーチェクやシュヴァンクマイエル、チャペック、フォアマン、フラバルのようなクリエイターをコンスタントに輩出し続けているその文化的底力、「ロボット」という概念を作り出したSFセンス、キュビズムを建築に取り入れるという他国にはなかった視覚芸術センスがよ~く分かります。

実を言うと字幕付け作業はこれからやります……SF大会までに間に合うことを祈っててくださいw

今回は特別に許可をいただいての上映なので、これを見逃すともうチャンスないかもしれないです。期待を裏切らない一品です。というわけで、SF大会参加者の皆様、是非ヨロシク!

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