ついに『第九中隊』上映!
ここに来る検索語ベストテンに入るであろう『第九中隊』。いつまで経っても日本で上映されず、大勢の人々が悶々としている状態が長く続いておりますが、その情報を求めている人に届くことを祈って。
ついに日本語字幕つきで上映されます。とは言っても、大きいスクリーンでじゃなくて、ビデオプロジェクター使用の小規模な上映会ですが。
フョードル・ボンダルチュク監督作品『第九中隊』(2005年、ロシア・ウクライナ・フィンランド)上映会
日時: 2010年3月13日(土) 14:00 JST - 17:00
場所: 日ソ会館(東京ロシア語学院)2階(東京・経堂)
会費: 500円 (日本ユーラシア協会会員300円)
上映時間は賞味126分。日本語字幕つき(翻訳:井上徹)。
80年代のアフガン戦争の「3234高地の戦い」と呼ばれた悲劇的な結末の戦闘をベースに、徴兵されて戦場に送り込まれた若者たちの群像劇を描いた作品で、ロシア軍が全面協力しているので、登場する兵器は全て本物。「ロシアン・プラトーン」などと称されて、2005年度のロシア最大のヒット作となった。……のはいいんだけど、そのヒットで強気になったロシア側が権利金をやたらと高くつけちゃったので日本の配給会社が手を出す気にならなくなっちゃったのだ。まだちょっと「資本主義」が分かってないかもしれん、奴らは
フョードル・ボンダルチュクは、この名前でピンときた向きもあろうかと思いますが、あの『戦争と平和』の監督、セルゲイ・ボンダルチュクの息子。ややナルシスティックな感じがしないでもないが、自分自身も俳優として出演している。しかし、伊達に出ているわけではない。ハリウッド映画の「キレイな」演技に慣れちゃった我々にはビックリするような迫真の演技を最後の最後で見せてくれる。
多分、当分は今回しかチャンスがないので、是非見に来てください。って、今までの検索しに来た人の数を見ると、人が来過ぎる可能性も無いではないんだけど。DVDだけでも出せばいいのに。
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