佐藤優 × 亀山郁夫
タイトルに対するツッコミを禁ずるww いやでも実際(以下自粛)
5日、紀伊国屋サザンシアターに「第57回紀伊國屋サザンセミナー 亀山郁夫・佐藤優「甦るドストエフスキー」『「罪と罰」ノート』(平凡社)・新訳『罪と罰』全3巻(光文社)刊行記念トークショー」なんていうのを聴きに行く(井上は千葉大に集中講義しに行っちゃいました)。実はものすごく甘く見ていて前売りを買っていなかったら、当日までにチケットがソールド・アウトになってしまったのだ……。結局……直前に亀山先生に泣きつきました……。すんませんすんませんありがとうございます![]()
亀山さんは数日前、「きっと佐藤さんに圧倒されちゃうだろうから自信ない」とか言ってましたが、量的にも内容的にもタメを張っておられましたよ。というかアドレナリン・ラッシュでいろいろと湧いてくるらしく、「ラスコーリニコフは無罪。全ての犯罪は運命かもしれない」とか、このご時世、社会派の人たちに正面から受け取られたら危険な勇気あり過ぎる発言。いや……この人の場合、「研究者」というよりは「小説を書く人」の側のメンタリティ、「芸術家」の側にいる人ですから……。あんまり揚げ足取りのためにどっかでこの発言を引用したりしないで欲しいことです。
佐藤さんはねえ……この人は今、最も「教養があることによって損をしてる」人ですね。1を語るのに5も10も「教養」を費やして遠回りしないと話せないので、結局、教養や情報、佐藤優という人物にまつわるエピソードの面白さだけが印象に残っちゃって、この人自身の中身の印象が何も残らない。というか、個人としての考え方とか感性とか、別にどうでもいいや、話、面白いしね、っていうことになっちゃう。ますますその傾向が強くなっている気もする。周囲には「敵」と「取り巻き」と「利用価値があるから友人知人をやってる人」ばっかりなんだろうなあ、だからますます教養とか「オレは裏の裏まで知ってるんだぜ」的なことで武装しちゃうんだろうなあ、と、これまた本人の内面性とは関係ないところで興味持っちゃう。もっと「個人」が見えてこないと、好きか嫌いかさえ判然としないうちに情報だけ消費しちゃいそうだ。
打ち上げの時の亀山さんは、カラマーゾフの時の「大丈夫か?!」というほどではないほどよいハイさ加減でwよろしゅうございました。担当編集者から、亀山さんが平凡社の会議室に寝泊りして著者校したとか、編集者が亀山さんちに寝泊りして著者校したとか、著者校がキライな者としては気絶しそうな話を聞く。露文関係は妙に足を引っ張る人が出てくるので、『罪と罰』もまた何かいろいろ言って来る人がいるでしょうけれど……。めげずに露文の面白さを伝道して欲しいことです。
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コメント
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今回のイベントがあるということを知らず、
知人に教えてもらった時にはもう前売りはありませんでした。
そして、当日券も一生懸命電話したがないとのこと。
本来ならお金を払い、きちんとチケットを予約して入れる場所なのに
作家だから知り合いだからということで、泣きついたらチケットをいただけるなんて
フェアじゃないと思いました。私は行けずとても残念でしたが
そういう風に入れる方がいるということ知り、なんともいえない気持ちになりました。
投稿: | 2009年8月21日 (金) 17時29分
私も他の幾多のイベント、コンサートで涙を飲んでおりますよ。
いわゆる文化人の中には、幇間ライターみたいな人にばかり招待券をばら撒く御仁もおります。そういう手合いに比べたら、亀山さんははるかに公平な方です。もともと手持ちの正当な招待券の残りを正当に使用されたまでのことですし。
それに、ドストエフスキー解釈に関しては私は亀山さんには批判的で、亀山さん本人もそのことは承知しておられます。私にこういうイベントを見られたら、何書かれるか分かったもんじゃないという覚悟はあるそうです。そういう人を締め出さない方です。
私だってあなたの生活を事細かに知れば、「いいなー、そんなのずるーい。うらやましーい!」と思う場面は何かしらあるんじゃないかと思います。知りたくないけど(笑)。すぐ人のこと「いいなー」って思いがちな性格なんで(笑)。
投稿: ふみお | 2009年8月21日 (金) 23時40分
最初の名無しさんはまだ読んでおられますか?
世の中には、出演者に認められた招待券枠というものが必ずあって、出演者があげる相手を決めていいんですよ。チケット発売後数分で売り切れるコンサートに、招待券で入れる人たちはたくさんいます。有名人どうしの交友関係を羨ましがる気持ちは分かりますが、ここで高野先生にだけつっかかるのは無意味ですよ。
投稿: モン太 | 2009年8月23日 (日) 12時02分
私の友人に、毎年バイロイトに行くつわものがいるんですけど、彼の話によると今年の初日は、幕間の社交とお食事に夢中になって幕があいても戻ってこないおセレブ様たちが続出したそうですよ
招待券ムダ過ぎ。イベントと招待者の「ステイタス」ばかり高くなっても意味ねーというとほほなお話でした。ああ……orz
投稿: ふみお | 2009年8月23日 (日) 17時51分