行列のできる国政選挙
雨のニオイがしていたので、午前中のうちに投票に行ってきました。
うちんところの投票所、小学校なんですが、校庭に行列ができてましたよ! こんなの見たことない。選管のおっちゃんもこんなの初めてだと言ってました。朝7時からずっとだって。
まあ、ほんとはいつもこうじやなきゃいかんのですけどね。
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雨のニオイがしていたので、午前中のうちに投票に行ってきました。
うちんところの投票所、小学校なんですが、校庭に行列ができてましたよ! こんなの見たことない。選管のおっちゃんもこんなの初めてだと言ってました。朝7時からずっとだって。
まあ、ほんとはいつもこうじやなきゃいかんのですけどね。
マドンナと離婚したばかりのガイ・リッチーが監督で製作中。
ホームズ役にロバート・ダウニーJr.、ワトスンがジュード・ロウ、アイリーン・アドラーがレイチェル・マクアダムス、新キャラ悪役がマーク・ストロング。うう。どんなストーリーにするつもりだ
予告編を見るかぎり、ちょっとゲイ色の入ったゴシックなアクションものというか……。なんじゃコリャという気もしないではないのですが、でも、どうせならあの決定版といわれるグラナダ・テレビのヴァージョンの後追いにならない、全然違うやつをやってくれたほうが嬉しいです。
今年はサー・アーサー・コナン・ドイル生誕150年。何としてでも今年中に公開したいでしょう。てなことで公開予定は今年のクリスマスだそうです。
公式サイトはこちら→Sherlock Holmes Film
えーと、いつだったか一度話題にしたアレクサンドル・スヴェシニコフ&ソヴィエト国立ロシア・アカデミー合唱団のラフマニノフ『晩祷』がいつの間にか(というか去年)CDになってました。げっちゅ~しました。今ちょっとスキャナとパソコンが国交断絶状態なので、こんな写真ですいません。
いや、厳密に言えば何度かCD化はされていたようなんですが、なんか手に入らないままだったんですよねえ。でもついに本家メロディアがCD化してくれた次第。
ジャケは……ううん、ま、まあ、これが「ホンモノ」なんでしょうけれど、実は私は1980年に日本でi二枚組レコード(そう、レコードですよレコード。まだCDなんて影も形もない時代)が出た時の、あの白黒明朝旧字体のジャケが好きだったんのでございます(ちなみに裏ジャケは白黒逆)。私がこれを買ったのは、多分83年。ラフマニノフの入り口はたいていの場合ピアノ協奏曲の二番ですが……。何を考えてここから入ったんだか>高校生の頃の自分。
今聴いてみると、まあ普通っちゃ普通です。でも、一番普及してるコルニエフ盤が妙にロマン派的な旋律の取り方をしてて何となく納得いかないのに比べると、こういう教会音楽でやってるスタイルそのまんまの演奏のほうがいいなあ。もともと録音のバランスとかあんまりよくない盤なんですが、再発する時にいじったりしないで当時のままなのもむしろありがたいかな。
90年代にはロシアの音源が西側に流れて過去の名盤がマイナーに再発されてましたが、21世紀に入ってからロシアのレーベル、ことにメロディア自身が再発をやってくれてて、発掘のしがいがあります。都内でもメロディアを入れてるCD屋がほとんどないのが難点ではありますが。これも欲しい人は見つけたら要即ゲット。
ブーチン首相とメドベージェフ大統領のツーショット写真集@ロイター
メドベたん「見てよ、ぼくたち、こーんなに仲良しなんだぜ~」
プー様「よせやい。照れるじゃないか」
メドベたん「バドミントンも一緒にやるのさ」
プー様「ワンコも一緒にね」
メドベたん「僕のワンコはゴールデン・レトリバー。君のワンコは?」
プー様「もちろん黒ラブさ!」
メドベたん「ラブつながりなんだぜ、僕たち」
プー様「スキーも一緒、閣議も一緒、もちろんクレムリンの廊下でも一緒さ」
メドベたん「いつもは手をつないでいるんだぜ」
プー様「三年後も一緒にいようね」
メドベたん「もちろんさ! 2012年が楽しみだね!」
旧ソ連系脱力映画キターーーーーーーーーーー!
こないだ、井上と「ピリペンコさんの手づくり潜水艦」の試写に行ってきました。もう、このタイトルからしてじわじわ来るでしょw? どんだけ手錬の脱力映画作家の作品かと思いきや、実はこのピリペンコさんは実在の人で、映画はドキュメンタリー! 舞台はウクライナだけど、撮ったのはドイツ人。ヤン・ヒンドリック・ドレーフスと レネー・ハルダー。
何年か前、ネットの海外脱力ニュースで「自作の潜水艦で黒海に潜ったおっさんがいる」というニュースを見た時、自作潜水艦の人って何故かヨーロッパにはけっこういるけど、ついに旧ソ連からも輩出されたか、と驚いたもんです。こういう人たちっていったいどういう生活してて、どうやって自作トホホ潜水艦なんか作ってるんだろう、と思ったけど、「それ系の人」ではなく、まさにその黒海に潜ったその本人のドキュメンタリーでした。知りたい、と思ってたけど、思わぬところで知れてしまいましたwww
山というより「でっぱり」さえ無いウクライナの平原で、魚を養殖したり、自給自足程度に農業したりして夫婦で暮らしている年金生活者。しかしてその実態は自作潜水艦の人であった。もう、ドラマチックな展開もへったくれもなく、ぬるく潜水艦作って、魚を養殖してる池(けっこうでかい)で試運転して、おっさん友とトラック借りて野宿しながらクリミア半島に行って、ぬるい見物人がいるだけでマスコミにも注目されないまま黒海に数十メートル潜水するだけの話。
でも、いかにも感動させるような展開はないものの、私が「この映画の肝はここだな」と思ったのは、黒海を前にしてピリペンコさんが「何だかうちに帰りたくなってきた」というシーン。一緒に行った潜水艦友のセルゲイが「もし引き上げられなくなったらどうする?」と訪ねると、ピリペンコさんは「そうなったら沈めて帰ろう」と答える。そして……
ああ、やっぱりそういうものなのか。分かるけど。何がどうなったのかは是非映画を見てください。ほんとにさりげないシーンなので見落とさないでね。
いやしかし、こうやって見ると、旧ソ連の内陸の人とかペテルブルクの人が黒海に憧れる気持ちがちょっと分かりますね。「似非トロピカル」みたいな感じw。初冬のペテルブルクの海は、手を突っ込んだらあっという間にあかぎれになりましたよwww。黒海への憧れは分かるけど、私には潜水艦への憧れが分かんないのよ。黒海で泳いでみたい。一生に一度でいいからあの海でダイビングしてみたい……とか思うのなら分かる。でも何故、潜水艦……。2、3年前イギリスで自作潜水艦った人なんか、何処だったか、全然キレイじゃない水に潜ってたし。何故、わざわざ危険な狭苦しい箱に入って沈まにゃならんのだ。水が漏ったりしないんだろうか……と疑問に思ってたけど、あ、やっぱり漏るのね 怖すぎる
でも自宅のガレージで旧ソ連時代から潜水艦を作ってきたこの人を見ててちょっと分かったのは、潜水艦の魅力は「海+メカ」なところなんじゃないだろうか。しかもそれを自分で作っちゃう、っていう。
もう、何かっちゅうと犬とか猫とかガチョウとかが足元をうろうろしてて、音楽も期待通り脱力系。ゼッタイ見てね! すばらしい映画だよ! とは言いがたいものがありますがw、脱力映画好きには外せないかと。
秋に渋谷のイメージフォーラムでロードショウだそうです。もうロックスターが住む黄色い潜水艦も、原子力なのにバレンツ海から浮上できなくなる潜水艦も古い! 今は緑色の脱力潜水艦と、首相が乗り込む潜水艦の時代だ!
タイトルに対するツッコミを禁ずるww いやでも実際(以下自粛)
5日、紀伊国屋サザンシアターに「第57回紀伊國屋サザンセミナー 亀山郁夫・佐藤優「甦るドストエフスキー」『「罪と罰」ノート』(平凡社)・新訳『罪と罰』全3巻(光文社)刊行記念トークショー」なんていうのを聴きに行く(井上は千葉大に集中講義しに行っちゃいました)。実はものすごく甘く見ていて前売りを買っていなかったら、当日までにチケットがソールド・アウトになってしまったのだ……。結局……直前に亀山先生に泣きつきました……。すんませんすんませんありがとうございます
亀山さんは数日前、「きっと佐藤さんに圧倒されちゃうだろうから自信ない」とか言ってましたが、量的にも内容的にもタメを張っておられましたよ。というかアドレナリン・ラッシュでいろいろと湧いてくるらしく、「ラスコーリニコフは無罪。全ての犯罪は運命かもしれない」とか、このご時世、社会派の人たちに正面から受け取られたら危険な勇気あり過ぎる発言。いや……この人の場合、「研究者」というよりは「小説を書く人」の側のメンタリティ、「芸術家」の側にいる人ですから……。あんまり揚げ足取りのためにどっかでこの発言を引用したりしないで欲しいことです。
佐藤さんはねえ……この人は今、最も「教養があることによって損をしてる」人ですね。1を語るのに5も10も「教養」を費やして遠回りしないと話せないので、結局、教養や情報、佐藤優という人物にまつわるエピソードの面白さだけが印象に残っちゃって、この人自身の中身の印象が何も残らない。というか、個人としての考え方とか感性とか、別にどうでもいいや、話、面白いしね、っていうことになっちゃう。ますますその傾向が強くなっている気もする。周囲には「敵」と「取り巻き」と「利用価値があるから友人知人をやってる人」ばっかりなんだろうなあ、だからますます教養とか「オレは裏の裏まで知ってるんだぜ」的なことで武装しちゃうんだろうなあ、と、これまた本人の内面性とは関係ないところで興味持っちゃう。もっと「個人」が見えてこないと、好きか嫌いかさえ判然としないうちに情報だけ消費しちゃいそうだ。
打ち上げの時の亀山さんは、カラマーゾフの時の「大丈夫か?!」というほどではないほどよいハイさ加減でwよろしゅうございました。担当編集者から、亀山さんが平凡社の会議室に寝泊りして著者校したとか、編集者が亀山さんちに寝泊りして著者校したとか、著者校がキライな者としては気絶しそうな話を聞く。露文関係は妙に足を引っ張る人が出てくるので、『罪と罰』もまた何かいろいろ言って来る人がいるでしょうけれど……。めげずに露文の面白さを伝道して欲しいことです。
って言っただけで「ああ、アレか」と思う人はそんなには多くないですが。
先月、日本ユーラシア協会の理事会から帰ってきた井上が何やらチケットをもらってきた。オーケストラ・ダヴァーイという、ロシアもの専門のアマオケのコンサートだそうで。というわけで、土曜日にその第三回の演奏会に行ってまいりました。
とにかく演目がスゴイ。前半がプロコフィエフの「チェロと管弦楽のための交響的協奏曲」、後半がショスタコーヴィチの交響曲第八番、要するにタコ8ですな。前者はけっこうなレア曲で、私も井上もCDさえ持ってない。しかもタコは8ですよ8! よりによってタコ8! あんな難しい曲を…… 私は開演前に、「これはよっぽど『ただやりたいからやっている』だけのむちゃくちゃ身の程知らずな集団か、ものすんごく上手いかのどちらかで、その中間は絶対無い」と井上に予言した。それなりに上手で、それなりに己れを知っているような人たちは、こんな選曲するわけがないからだ。
結論。後者でした……
正直、驚きました。失礼いたしました
前半のプロコは、チェロのソロが今いち音量がなくて聴き取りづらかったのが難か。あれはねー、ソリストを床と指揮台の中間くらいの高さの台に載せちゃったのが失敗だった思う。チェロは座って弾く楽器なので、協奏曲の場合は台に載せちゃうことは確かにあるんだけど、少なくとも今回のオケとのバランスとホールの音響を考えたら失敗だったと思う。やはりエンドピンは直接ステージの床に突き立ててしまわないと床を味方につけることができない。ソリストは丸山泰雄。プログラムに一升瓶を持った写真を載せたり、前半のアンコールにホーミーもどきな歌を歌いながら弾くナゾの曲を弾いたりする変わった人(残念ながら作曲者の名前が聞き取れず)。コンテンポラリーは好きだし、面白かったけど、ちょっと聴き手置いてけぼりの弾いたもん勝ちなアンコールではありました。繰り返しをやらなきゃええねん、あの曲は。
後半のタコ8は、正直、ロジェストヴェンスキーを呼んできて読響がショスタコやった時より上手かった。ちょっと見物、というくらいのつもりで聴きに行ったにも関わらず、思わぬいいショスタコが聴けてしまってお得感たっぷり。ただ、オケが上手いだけに、指揮者の解釈が気になったのも事実。理解を求めて切々と訴えてくるショスタコなんてイヤだ~! ショスタコは、押しつけがましいわりには6割か7割程度しか理解を求めてこない(ように見える)ツンデレなほうがいいな……。ああいうアプローチはブルックナーでやって欲しい。ショスタコでやるなー! 感情的なものが最も表現しにくい第二楽章が一番良かったりする罠。でも、フォルティシモはほんとに思いっきりやってくれたし、まさに「生で聴いてよかった」と思わせるサウンドを引き出してくれたのはよかったです。
まさかの上手さ。こんなに上手いアマオケは聴いたことない……と言いたいところだが……
君ら、アマチュア・オーケストラじゃないだろう?
日本のオケに所属していたら、プロコのレア曲やタコ8を演る機会なんて一生ないかもしれないのだ。でも演りたい。そういうプロ奏者が集まってやってるんじゃないのか。そもそも弦楽器の音程が全員ちゃんと合ってるのが怪しい。装備もハンパではない。こんなアマオケがあるわけないやん。これ以下のプロオケなんかいくらでもいるぞ。わざわざガイコクから呼んできたプロオケがこことは比べ物にならないくらいトホホなことも時々あるのだ(どことは言わないけどさー)。「団員募集中・オーディションなし」とはいうものの、真に受けて行ったらけっこう辛い思う。
ううむ。しかし、都内にこのようなロシア関係の怪しい団体があるとは知らなかった。来年の第四回演奏会は7月24日、すみだトリフォニーホールだそうです。曲目は未定。このオケだったらモソロフの「鉄工場」とか演っても驚かないぞ。個人的にはラフマニノフの「鐘」とかやって欲しいです。そしたら合唱やりたいっす。
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