70年代ソ連宇宙開発記念切手
1985年の科学万博@つくばのソ連館で買った宇宙開発記念切手セット。
ううううう……な、懐かしい……。すっかり忘れきっていた。そうかこんなものを買っていたのか。ソ連館では公式パンフとアラ・プガチョワの二枚組レコードを買った記憶はあったけど、こんなものも買っていたのね。っていうか、忘れていたのが不思議。っていうかもっと買っとけばよかった……
1974年から1981年の間の記念切手が25枚入っている。中には銅版画に彩色したものすごく手間がかかってると思しきものも。
なかなかデザインがカッコイイのであった。レトロかっこいいというか、ダサカッコイイというか。
ていうかですね、今現在ロシアで出版されてるSF(英語圏SFの翻訳も含む)よりはるかにカッコイイんですけど。
これは火星探査機マルス計画で1973年に打ち上げられた4~7号機の記念切手。……でもよく考えたら全部ほぼ失敗のミッション(着陸したからよし、とするならマルス6号は成功か)。こういう表紙のペーパーバッグがあっても不思議ではないデザイン。何となく妙に気に入っている。
これはアレですよ、アポロ・ソユーズ・ドッキング計画の記念切手(1975年)。左端の宇宙飛行士はかのアレクセイ・レオーノフですね。
左から右にレオーノフ、クバソフ、(以下アポロ側)スタッフォード、ブラント、スレイトン。
それはいいんだけど肝心の宇宙船が描かれてない罠(笑)。まあ、米ソ友好なところが最大のポイントだからいいのかな。切手としてはイマイチ面白みに欠けるけど。
一番「これが入ってて嬉しい!」と思ったのが、ガガーリンによる有人宇宙飛行20周年記念切手(1981年)。これは嬉しいぞ。貴重といえば貴重だろうけど、数もたくさんあって、コレクション的価値としてはさほどではないかもしれないけど。
しかし、その後書かれたものをいろいろ読むと、ヴォストーク計画ってむちゃくちゃな計画でしたね。っていうか、60年代って、米ソ間の競争が激しかったから、アメリカの計画もソ連の計画もどっちもむちゃくちゃ。とはいえ、案外そういうギリギリで先例のない状況のほうがチャレンジできるかもしれないけど……
ソ連の宇宙開発史も科学万博も懐かしい……。ちなみにあの時のソ連パヴィリオンは現在、筑波研究学園専門学校の2号館として現役使用中だそうです。今の学生たちは当時まだ生まれてないですね……。どうりでわしらが年を取るはずじゃ。げふがふごふ。
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