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2009年2月 9日 (月)

シルヴィ・ギエムの「ボレロ」

東京バレエ団の「ベジャール・ガラ」の第二ブログラムを見てまいりました。結論から言うと

「ギリシャの踊り」=明るい「春の祭典」
「中国の不思議な役人」=フェチ系にささげる「黒蜥蜴VSキョンシー」 (<ヲイ)
「ボレロ」=不朽の名作

でした(いいのか? それで)。

ギエム姐さんは男前だ。男前過ぎて、20代の頃すでに古典のヒロインが似合わなかったくらいだ。完璧すぎるほど完璧に踊りこなしても、やっぱり何か違う、という感じで。 彼女はやっぱりベジャールとかフォーサイスの振り付けが似合いますね。

「ボレロ」は男女で振り付けが変わらないんだけど、男性が踊ると教祖っぽくなり、女性が踊ると生贄っぽくなる。だけどギエム姐さんの場合、そのどちらでもない。動作の思い切りの良さと大きさは「男踊り」のそれで、しなやかさは女性のそれ。「こんなのルーチンワークよ」と言わんばかりの気負わなさと、僅かの隙もない完璧さ。いや~、しかし、こんなに身体能力の高い人類が存在するということ自体、スゴイすね。あと二週間ほどで44歳でしょ~? あり得ないっすよ!

その踊りの完璧さと、精神的に共感できない自己完結性ゆえに、あまり好きなダンサーではないんだけど、ギエム姐さんの「ボレロ」はやっぱり、そんな私にとっても一生に一度は見ておくべき歴史的瞬間でございました。
ボレロと言えば、高校時代、文芸部の部室に赤い円卓があったなあ。記憶が美化しているだけで、実際にはほとんど茶色だったような気がしなくもないけど。ええ、もちろん、「やるべきこと」はやりましたよ(笑)。みんな高校生だったから「翌日、筋肉痛」で済んだのであって、今だったら「即、肉離れ」ですね

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コメント

シルヴィー・ギエム、、、うらやましい。

有名な?キトリのリハーサルのシーン >>> 人間業とは思えない。

youtubeにあるグランパ・クラシックの映像 >>>人間業とは思えない。
客席の「ブラボー」に思わず唱和してしまいますヨ。

あのひとは男性舞踏手の支えなしに片足ポワントでけっこう長い間立っていられる唯一の人類ですからねえ……

20年前、オペラ座に行ったらギエム姐さんが電撃退団しちゃってて見はぐって以来縁がなく、実は昨日始めてナマで見たのでした。20年前……どんだけ昔だよ でもあの時代と今と、容姿も体型も変わってないんですよね……

グラン・パ・クラシックも見なくっちゃ。彼女の十八番ですもんね~。

この日、客席にカメラが入っていたのでDVDでも出すのかな、と思っていたら、20日にNHKで放送するそうです。

>20日にNHKで放送するそうです。

見ます!見ます!見ます!
何時?どのチャンネル?

番組表は17日までしか出てないので、、、

情報ありがとうございます。

いつどの枠で放送するのかは、実は私もまだ知らないです~。バレエ好きの友達からの受け売りなんで。黒蜥蜴VSキョンシーも見られるようです。

3月20日にNHK教育の「芸術劇場」枠ですよ.出所はこちら↓

理想的な身体構造!バレエダンサーのシルヴィ・ギエム - 専門家に聞く [All About プロファイル]
http://profile.allabout.co.jp/ask/column_detail.php/46306

おお、ありがとうございます!

理想的な身体構造……ううう もうスタート地点が常人とは地球半周分は違うって感じですよね。むかーーーーーーし、ヴァルナ・コンクールの審査員やってたブルガリア人の先生に「あなたは180度開脚は身体構造上ムリだと思う」と言われたことがあるのを思い出してしまいました。

実際、ムリでしたorz

あのー、突然失礼します。お願いがあります。20日のNHKのギエムのボレロを観て、心酔してしまいました。
ネットで探し続けていたのですが、どうしても、どうしてもまた観たいのです。どなたか録画されていた方いませんか?
もしダビングさせてくれる方がいらっしゃいましたら、書き込みお待ちしています。
突然の失礼を承知のうえ書き込ませていただきました。

私も撮り忘れましたYO! (<ヲイ)

当日見たから油断してました。

多分、バレエ系の掲示板やmixiのコミュで探されたほうが確実かと思います。お役に立てなくてすんませんです。

なるほど!やってみます。ありがとうございました!

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