異形コレクション42『幻想探偵』
異形コレクションに執筆すると必ず入院するというジンクスがあったので(光文社からお見舞いのお花もらったり、病院で著者校やったりしたことも何度か)、実はけっこうびびりながら書いたのですが、年末に体調がヤヴァかった時も入院せずに乗り切り、ついにジンクスから脱出しました。
異形コレクション第42巻『幻想探偵』に、「ペテルブルクの昼 レニングラードの夜」という短編を書きましたです。一人称でダラダラ語るタイプの話。今準備中の長編が一人称語りであることと、早見裕司さんが「異形」に書く一人称沖縄ものにちょっと憧れてたりしたということもあって、思い切ってやってみました。
探偵=著者だったのは私だけだったのがちょっと意外。他にもいるんじゃないかと勝手に思ってたんですが(根拠なし)。
当然、いろいろとフィクションが混ぜ込んでありますが、実は生きてる登場人物は全員、実在です。オペラ歌手のモデルの方は本当にオペラ歌手だったわけじゃないですが。「幻想小説(ファンタスチカ)は云々」の発言は本当に言われたことです。この作品中、もっともフィクションなのは、「私」がまるでロシア語ができるかのよーに語ってるところですかね。それに比べたら他の「フィクション」部分は全然「フィクション」じゃないわーーーーorz
ショタでないはずの者にもショタ心を呼び起こす表紙。どの収録作品も、大ネタで「さあどうだ!」という感じではなく、独自の幻想性と探偵物語の重なった薄明を各自往く、という感じ。
パソ不調後、ただでさえ相性悪いホームページビルダーを使うのを躊躇してて、サイトのニュースと作品リストの更新が滞っております。すんません。もうそろそろ思い切ってホームページビルダー使います……
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