フォト
2024年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ

« デスノート内閣w | トップページ | バッファロー吾郎@キングオブコント2008 »

2008年9月30日 (火)

Pass the flame, unite the world

Pass_the_flame トレヴァー・ホーン強化月間。

オリンピックの聖火リレーのテーマ曲である。とは言っても、今年の北京大会のじゃなくて、2004年のアテネ大会の時の。

何となく、聖火ってあっちこっち巡るのがアタリマエだと思っていたけど、五大陸全部を回ったのはこの時が初めてだったのよね。だもんで、気合を入れてそれ用のテーマ曲まで準備されたのだった。

それを任されたのが、誰あろう、我らがトレヴァー・ホーン大先生だったのだ。

作詞作曲はトレヴァー先生とロル・クレームがやっている。リードヴォーカルはギリシャの歌手、イアニス・コトシラス(って読むんだと思うけど)。その他、EMIアラビアから女性ヴォーカルを招いたり、フラメンコ・ギター入れたり、和太鼓入れたり(奏者は廣田丈自(ひろた・じょうじ)さんという、70年代からイギリスで和太鼓の演奏をしている人)、スティーヴ・ハウがマンドリン弾いたり、ラテンだったりアフリカンだったりのパーカッションやってるし、もちろんフルオーケストラ入ってるしで、たいそうなてんこ盛りっぷり。ZTTまにやの友人が「あまりにも『高価なスタジオ』の音がした」と言ってCD買うのをやめちゃったくらい、何と言うか、ある意味スタジオ録音の極北。普通、ここまでいろいろ盛り込んじゃったら混乱したサウンドになるだろうと思うけど、そこはまあ、さすがてんこ盛りであること自体がアイデンティティーなトレヴァー先生である。ものすごくキレイにまとめてくれちゃっている。

しかも、リズムが地中海~中東な11拍子。アイディアとして考えつくなら簡単だけど、打ち込みもオーケストラも含めて全パートこれだと、さすがにやりづらかったでしょうねえ

インターナショナル盤はヴォーカル入りとインストの2トラックス。で、それはオリンピック前にあっさりと手に入ったんだけど、実はギリシャ語ヴァージョンが入ってるギリシャ盤があるということを、間抜けなことに翌年知ったのであった。だってAmazon UKとかじゃオリンピック期間中にさえ見たことなかったんだもん。検索しまくり、メールを出しまくって、ギリシャのCD屋さんが送ってくれることに。でもそう決まってからがまた大変だったのだ。何故かクレジットカードの手続きがうまくいかないよ~ん、とか、いろいろありまして で、このネット通販の時代に、届くまでに3ヶ月かかったのであった。届いた封筒には民族衣装の記念切手らしき切手が貼ってあって、宛名は手書き。おお~。ガイコクから何か送ってもらうこと自体が高嶺の花だった時代を思い出す。このローテクぶりがちょっと嬉しかったりしたのであった(待ってる間はイラついてたけど(笑))。

ギリシャ盤の第二トラックは、一言たりとも聞き取れない、ロシア語よりもずーっとずーっと理解できないナゾの言語によるナゾのヴァージョンでありました(<失礼な。ギリシャ語です(笑))。今やこのギリシャ盤のみならずインターナショナル盤さえ手に入らないのよね。オリンピック関係は権利の問題なんだろうけど、再販しないからねえ。

とりあえず買っといて私個人は良かったけど、再販しない=トレヴァー先生の業績として残りにくいのは残念。オススメしたくてもオススメできない、幻の一枚なのでしたすんません(でもようつべで検索するといっぱい出てきます)。

« デスノート内閣w | トップページ | バッファロー吾郎@キングオブコント2008 »

トレヴァー・ホーン & ZTT」カテゴリの記事

コメント

お久しぶりです。

赤い☆、NY出張の飛行機の中で完読出来ました。お陰で、時差ぼけにそこまで苦しまずに済みました。

それはそうと、
>ずーっとずーっと理解できないナゾの言語

だって、Greekですもん・・・・。

#ディアギレフが出てきて狂喜乱舞でございます。次回はパリ編希望!
ボーヴァル+ロシア+マキーナみたいなのが頭でぐるぐるしてました・・・・。

お~まいが~! いっつぐり~くふぉ~みいぃぃ~
ですもんね(笑)

>ボーヴァル+ロシア+マキーナみたいなのが頭でぐるぐる

をひをひ 混ぜるなキケン 確かにやってみたいがシリーズ化みたいなのはいやん。

………………。

でもやってみたくないわけぢゃない(笑)

この記事へのコメントは終了しました。

« デスノート内閣w | トップページ | バッファロー吾郎@キングオブコント2008 »