【SF大会2008】DAICON7レポート一日目
世の中には「SF大会」というものがあってですね、どういうものかというとなかなか一口では説明できないものの、まあ要するに、SFやその周辺の諸文化に興味のある知識人が集い、知的な意見交換と交流等を行っているわけですよ(ツッコミ禁止)。で、今年は岸和田の「大阪府立岸和田浪切ホール」というところで行われるというので、新刊の発売とも重なってるし、行ってまいりました。まさか「あのようなこと」が起こるとも知らずに……
私は13時のSF作家クラブの総会には着いてなきゃいけないので、8時ちょっとに品川を出る「のぞみ」を目指して早めに出発。新横浜から乗る大野典宏さんやかずめさんと連絡し合って、ケータイでの連絡とコンピュータのブッキングってスゴイわねーと田舎のおばちゃんようなことに感心しつつ同じ車輌に乗る。行きはスムースで全て定刻……いや、これがフツウなんですけどね……。天気とトンネルの気圧変化で、新大阪に着く頃には「晴れた日に国際線で着陸した状態」になってしまう……。なんかもう、のーみそが腫れ上がってる感じですよとほほ。いろいろ乗り継いで12時前には岸和田へ。写真は会場の浪切ホール。あああああああ曲がってる曲がってる。写真はいっこうに上手くならないなあ……
受付けの後、昼食を求めて上記写真の右手のショッピングモールに。おお、同じネームプレートを下げたナカーマがいっぱいいる(笑)。挨拶したり打ち合わせしたりしながら、正直、どうでもいい感じのパスタを食べて総会へ。
総会では瀬名秀明さんが『サイエンス・イマジネーション』(NTT出版)を配布しておられました。おおおおお、太っ腹! 帰りの新幹線でだいぶ読みましたけれども、これ、すごい中身濃い(というか、「濃ゆい」)ですよ。自分って本当にこういうジャンルのこと分ってなかったなあと思うことです。
総会の後は恒例「サイバーパンクの部屋」へ。会場が……せ、狭い……(汗)。始まった時点ですでに立ち見が。写真は巽孝之・小谷真里夫妻ととりにてぃさん(ああやっぱり写真ヘタだなあ……)。巽夫妻はこの写真だと分らないけど、ぢつはペアルックなのだ。ふふふふふふふ。
当然と言うべきか、メインはギブスンの新作『スプーク・カントリー』と、文庫化される『ディファレンス・エンジン』関係。再現されたバベッジの機械の動画とか、『スプーク……』冒頭の朗読(by菊池誠先生)とか。
それから「テルミン・ワークショップ」をちょっと覗く。いや、私はもうテルミンはムリなのは分ってるので、見るだけね……。写真はテルミンに積極的に関わってる参加者たち。左端は大野さん。やっぱりこの企画は、来る人はみんな積極的ですなあ。とりあえず自分で音を出してみるだけでも面白いもんね。その後ちょっと外に出て、久しぶりに会った宮風耕治さんと、最近のこととかロシアの中の人の噂話とか……あ、いや、その、重要な情報交換とか。本屋の出店(に自分の本を)を見に行ったりとか。
夜はSF作家クラブのパーティ。写真のレベルが低すぎるので写真は割愛……orz 今回は作家クラブだけではなく、一般参加者も加わってのかなり賑やかな会。SF関係はこうやってプロとかアマとか関係なく交流できる雰囲気があっていいですね。北野勇作さんとか、牧野修さんとか、なかなかお会いできない関西系のナカーマと久しぶりに会う。いやあ、しかし、会って話さないと進まない話とか、パーティとかにかこつけて「ついでだけど……」という形でしか伝わらない重要な話って、あるもんですなあ。どうりで各国とも莫大な費用をかけて在外公館なんか設置してるはずだよ。ワタシ的には明日が本番なので、体力温存のために同じところに宿泊するナカーマと早めに撤退。「33分探偵」が事件を33分もたせないうちに寝てしまう。
てなところで一日目終了。すでにかなりヘタレていて、声が出なくなりつつある……
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