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2008年5月11日 (日)

ワシリエフスキー島のブックフェア

Bookfair1 ストラーニクではその活動の一環として、いつもどこかしらの書店やブックフアェアでサイン会をやるわけですが、今年は大規模ブックフェアと開催時期を合わせて、そこにストラーニクのブースを出してサイン会をやったのでした。

ブックフェアの会期は4月24日から27日まで。ペテルブルクのローカルテレビでも宣伝してたし、地下鉄やネフスキー大通りにも広告が出ている。ネヴァ河の河口にあるワシリエフスキー島(実際には島というより、河口でネヴァ河が二手に分かれたその間にあるフツウの土地、という感じ)の南西、バルト海に面した一隅にレンエクスポ(レニングラード見本市)というパヴィリオンがあって、そこの新棟でえらく大掛かりにやっていたのでした。

Bookfair3_2 新棟、Google Earthにもまだ反映されていないくらい新しい建物で、有楽町の国際フォーラムと同じような、いつでも壊して建て替える気満々のありがちな近代的安普請建築。ワシリエフスキー島はね~、普通に人が住んでて、ヨットハーバーとかリゾートホテルとかもあって、ドストエフスキーの小説によく名前が出てきて、私も滞在したことあるけど……でもやっぱり誰もが「あそこ、なんにもないじゃん」と言うようなところで(ひどい言われよう!<鳥居みゆき風に)、実際、行ってみると東端のごく一部の観光地を除いて、確かに何も無いじゃんと思いがちなところ。ガイコクからの観光客なんか全然来ないし、市民でもわざわざこのへんに来る人っているんかいなという場所なんだけど、見本市のまわりだけはさすがに人が一杯いました。我々ストラーニク組はオクチャーブリスカヤ・ホテルからここまで団体用のバスで来たけど、フツウにここに来てる人たちの交通機関は不明。路線バスとかあるんだろうけど……どうなんだろう?

いやー、それにしても、ブックフェアってどこも同じや~(笑)。たいして買わない冷やかしの人と、リュックやカート一杯に買ってゆく「狩り」の人と両極端ですね。大手書店が出している巨大ブースの一角には独自のイベントスペースがあって、作家のインタビューみたいなことをやってたり、奥にも別なイベントスペースがあって、そこでも何かしらやっている。マッサージ屋も出てる(やっぱり(笑))。出ているブースも有名書店から、個人とかサークルでやってるっぽいところまで様々。一種類のお伽噺系CDブックを一人で売っている人もおり、これなんかは自費出版かもしれない。復活祭が近いからか、それともそんなこと関係なく恒常的にそうなのか、宗教系の豪華本がけっこうあったり。プーチン本も多数発見。写真入りのを一冊買いました。

Bookfair2_2 驚くのは、めったやたらと人気があったブースは「人類学アカデミー」と「歴史学アカデミー」とストラーニクだったこと。アカデミーはねえ、なんか厳しい学者っぽいおっさん達が売り子をやっているのだ! ちょっと萌え(笑)。もちろん何も買いませんでしたけど(読めないから)。萌えといえば、ブックフェアの入り口では、ちょっとアキバっぽいコスプレの女の子たちがチラシ配ってたりしました。もちろんこういうのって日本から入ってきてるんだろうと思うけど……。隙間からどんどん日本化してゆくロシア。恐るべし。

ストラーニクのブースでは、遍歴者賞の候補作等の即売とサイン会。この写真で見てもそこそこお分かりかと思いますが、これがねー、すごい人気でした。人が来るのよ。次から次へと。ちょっと分かりにくいけど、左側の柱にストラーニクの看板が出てます。そしてブース内では何故か常に誰かが碁を打っている。現地参加の友人とともにロシアの人から英語で碁を教えてもらいました……情けないなあ。原理は分かったけど、どう打てばいいのかなかなか判断がつかない……難しいっす。日本で顔を洗って出直してきます……orz 

昼食はレンエクスポ本館のレストラン。おおおおお、ここはさすがにソ連っぽさが残っててナイスだ。

Bookfair5 ところでストラーニクのブースにはコスプレの女子たちが結構来ていたのです。中にはネット通販とか浅草とかでガイコクの人が買ってゆく系のキモノガウンを着ている子も。というか、何やら戦隊ものっぽい手作りコスプレの子がフツウにいたりするわけですよ。ここはアキバか(笑)。右から二番目のピンクのウイッグの子は、レイヤーネームが「サクラ」ちゃん。右端の新撰組隊士はテラ・ファンタスチカ社のチーフエディター、ヤナ・アシマリナさん。十代の頃、八十年代のわしらが「ガイコクの人」になかなか話しかけられなかったのと同様、彼女たちも私に何か言いたそうだったけど、なんかはにかんじゃってる感じ。まあ私もゴガクがアレでナニなのですが……こういうコたちともっと交流できるようになればなあ、と思うことです。

Bookfair4 ストラーニクでは「遍歴者賞」と「剣」という二つの賞の授与式があるのですが(そのへんの違いとか受賞者とかについてはSFマガジンのレポートで)、「剣」の授与式はブックフェアの会場のステージで行われました。ま、どうせロシア時間でやるんでしょ、と侮ってブックフェアを見たりトイレに行ったりして油断してる間に、ほぼ予定通りに始まっちゃいましたぜびっくりだ。レトロなお衣装のお姉さんたちの司会でスムースに進行。ううむ……なんの滞りもない……。そういやブックフェアのほかのイベントも、どれも数分程度の遅れでパンクチュアルに進行していましたねえ。ううう……。こ、ここは何処だ? 本当にロシアなのか……?

その後バスはオクチャーブリスカヤに戻っていったん解散。「クレストフスキー島の宴会に行く人は7時15分までにゼッタイ集合!」とのことだったけど(私はさすがに体力がついていかないので不参加)、私が7時半前にもう一度ホテルの外に出た時にはもうバスはいなかったので、少なくとも10分以内の遅れで出発しちゃったのね……。信じがたい。ここは本当にロシアか?!

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