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2007年11月29日 (木)

風雲! ワグナー城!

Gudrun Wagner ist tot

私にさえ読めるドイツ語タイトル。2年に一度はバイロイトに行っちゃう酔狂の友からの情報。

バイロイトの現音楽監督ヴィーラント・ワグナーの妻で、健康上いろいろと問題のあるヴィーラントに代わって実質上バイロイトの取りまとめ役になっていたグートルーン夫人が死去。享年62歳! 死因不明!

バイロイトでは、6日、ヴィーラントの後継者が発表されるXデイのはずだったけど、それが発表されず……「何か」あった視はされていたようだけど……しかし……こ、これは……

で、後継者問題はどうなってしまうのやら……

それにしても、カタリーナ以外はみんな、主流じゃないちょっと変わった、異郷神話系とかの名前がついている(嫁に来た人も)ワグナー家って、なんかスゴイよね。

2007年11月28日 (水)

進歩

携帯電話が爆発?作業員死亡=韓国

韓国の聯合ニュースによると、同国中部・忠清北道清原郡の採石場で28日、男性作業員(33)が死亡しているのが発見され、胸ポケットの携帯電話の電池が爆発した可能性が指摘されている。電池部分が溶けていたほか、遺体にやけどのような跡があり、肋骨(ろっこつ)などが折れていた。

かつてはかの超大国ソ連でさえ、テレビの大きさがなけれ爆発させられなかったのである。ものすごい進歩だ(笑)。

2007年11月25日 (日)

「デイ・ウォッチ」と「特別大使との夕暮れの会談」

まずは本題と全然関係ない話。

服屋の店員さんってさー、やっぱり自分のセンスとか見た目とかに自信がある人、多いですよね……。客であるにもかかわらずちょっとお世辞っぽいこと言っちゃうことってないですか? 私はあります。っていうかわりとそういう光景見かける。でもあれって、本気にしてる店員さんもいるようだ。埼京線の中でその仕事らしい女性三人(すでに「女の子」ではない世代)が、自分が如何に客から褒められるかを語り合っていた……。いかに若く見られるか、いかにステキな服が似合うと言われるかについて。でも正直……納得できる状況ではなかった。それを見て、自分がどれほど無意識的に店員さんに媚びているかを改めて自覚したのであった。だって「あなたみたいにほっそりしてたら迷わず買ったんですけどねー」とか、「あなたのようにオシャレな方なら着こなせるかもしれないけど、私にはとても……」みたいなこと言えば断りやすいじゃん。

まあそれはともかく。

ベクマンベトフ監督の新作(2005年だけど)『デイ・ウォッチ』観てきました。

今、歌舞伎町で東京国際シネシティフェスティバル2007なんていうものをやっておりまして、その中の一本として上映されたのでした。井上が舞台に出て前説をやったのであった。おお、サイトに写真も載っとるね。頭がもさもさだ。

Daywatch2005 『デイ・ウォッチ』は言うまでもなく(でもないか)、セルゲイ・ルキヤネンコ原作のロシアン大ヒットSF『ナイト・ウォッチ』の続編。左の写真は2005年にペテルブルクで撮った『デイ・ウォッチ』のポスターだよん。インターナショナル版では「いかにも」なダークファンタジーな宣伝を展開してるけど、本国ではこんな渋いポスターなのであった。でも2006年のロシアでの興行成績はダントツで、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』も『スパイターマン2』も抜いちゃったという派手な受け方をしたのだそうだ。

『ナイト・ウォッチ』は、日本では東京国際映画祭での上映と、都内二箇所での一般上映があっただけで、まあヒットしたってほどでもないような……と思っていたら、実はDVDがかなーり売れたのだそうだ。そういや今年はコンビにで980円で売るシリーズにも入ってたし(DVDとしては大ヒットといえる扱い)、今、ディレクターズ・カット版も出ている。つまり、そこそこのハリウツド映画より見た人は多かったりするようなのである。というわけで、『デイ・ウォッチ』は来年の二月、全国ロードショウをするのだそうです。

『デイ・ウォッチ』は、ストーリー的には、人間関係がすでに把握できているだけに前作より分かりやすく感じる。ハリウッド映画ばかり見ている人にとっては「やるべきこと」から外れていて「ダメ」と感じられるのかもしれないけど(でも普段使ってない筋肉も使ってくださいよう~)。しかし……そういうオチかあ(ポカーン)。イマジンに契約者にされるぞ(笑)。「運命」に対する感覚がやはしロシア文学的かも。変更がきくことやきかないこと自体、最初から込み、みたいな。そういう意味では運命から「逃れること」はできない、っていう……。ちょっとプーシキンの『スペードの女王』を思い出したことです。

スヴェトラーナとオリガが見つめ合っちゃったり手をつないじゃったりする女同士のお食事シーンとか、すごく萌え(笑)。イゴール少年に「もう(僕のパパに)電話してこないで!」と言われた時や、アントンに「私の気持ちを試したの?!」と問い詰めるシーンのスヴェトラーナが可愛くて萌え。あと、肉屋の少年を助けようとしてる時のアリサも萌え。全体にハリウッドものの女たちよりも反応が可愛いし、共感しやすいんでないかと思ったり。おっさんと少年の死のタンゴも萌え(笑)。おっさんに関して言えば、ザヴロンは攻めでゲッサーは受け受けしい(笑)。アントンも受けだな。イゴール少年が一番攻めっぽい。今回はそれが炸裂。そのスジの人は是非、萌えて下さい。

しかし……実際にロシアに行った時にも思うんだけど、ロシアの女性って年齢が分からん……。老けてるってわけじゃないんだけど、みんな自分より年上なような気がしてしまう(笑)。そらやっぱり体格の問題ですかねえ。

で、ちょっと思ったんですが。

ハリウッド映画は安易にセックスに走りがちだけど、最近のロシア映画って……

けっこう萌えに走ってないかい?

私は数的にはそんなにたくさん見ているわけじゃないんで断言はしないけど、分かりやすいカラミのシーンって見たことないけど、プチ萌えなシーンって(人によって萌えポイントは違うだろうけど)わりとあるような……。ソクーロフ作品にも。

というわけですんで

デイ・ウォッチ

是非

萌えて下さい。

ところでこの日はSFマガジン2008年1月号の発売日でもあったのだ。で、ルキヤネンコの短編「特別大使との夕暮れの会談」(訳:森田有記/解説:大野典宏)が掲載されているのだ。ううむ。何というルキヤネンコな日なんだ。読んだけど……しかし……こ、これって……今の私にとってはものすごくドツボな作品だ……。ルキヤネンコって、よく考えるとわりとストレートというか、いかにも「ひねりました!」ってことはしないんだよね。でもこのオチが読める人はそうはおるまい。

くそう! ルキヤネンコに負けるかあ! ……と言いつつ、とりあえずてめえの作品に戻ります。ううう。

2007年11月23日 (金)

現状

一歩前進二歩後退。書けども書けども終わらない。書いた以上に捨ててる気がする。そんなわけないんですが。

行き先が分かってるのに何故か到着しない。もうポイント・オブ・ノーリターンは越えたのに、まだ迷って情報収集に走ったり。今までこんなことなかったんだけどなあ。

泣いたりしてます。誰か助けてー。

2007年11月20日 (火)

ソ連が攻めてくるぞ~!

今シーズンのインフルエンザは「Aソ連型」だそうです。

……。

ただそれだけです。それだけですってば(笑)。

2007年11月14日 (水)

1812年序曲@プチプチ

通販の箱に、ちょっと派手な音で鳴るでかいプチプチが入ってまして。

CDを聞きながら例の箇所でプチプチしたら、ちょっと気分良かったです(笑)。

まあ、ただそれだけなんですけども。さ、シゴトしよっと。

2007年11月11日 (日)

日本SF全集

かねてよりウワサになっていた出版芸術社の『日本SF全集』が本格的に起動した様子。なんか物凄いラインナップになっている……。ううむ、こ、これは素で欲しい! このラインナップは近いうちに公開されると思うので、出版芸術社のサイトは要監視。

しかしこれ……編纂する方は大変でっせ。みんなで応援しませう。

あ、佐野史郎だ

日記ネタはいろいろあるし、大きなイベントもあったのですが……まあ、原稿のほうが追い詰められてまして(って、まだ終わんないのかよ!)、日記に手が回らんです。うううっ……書き終わったらゼッタイに入院しないとは言い切れない……

で、コネタ一つだけ。昨日(というか、もうおとといか)、チェコ大使館のイベントに佐野史郎が来てたよ~。それがね、見事に「芸能人オーラ」を消していた、というか、気配を消していて、至近距離に来て井上に指摘されるまで全然気がつかなかったのだ。視界には佐野史郎にしか見えない人物が入っているにもかかわらず。なんか、スゴイな、と思ったことです。いや、ただそれだけです。

じゃ、また沈没します……

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