やっとコワレーニンと連絡がついた……かと思いきや、何だかんだと正当化しようとはしているものの、結局、彼の関心は「自分が日本にいけるかどうか」ということだけで、行けないんだったらあとはどうでもいいとしうことらしい。
実は招聘自体が頓挫してから、「スカイプで出演できないか」ということで検討し、それを説明するメールも送っていたのですが。そのためにスチームパンク企画との時間の入れ替えまでしてもらったのに(でないと、通信するならモスクワは早朝になっちゃうんで)。
でも結局、話が招聘からスカイプに変わったら態度が激変。「忙しい」とか「説明を受けていないので自分が何を話したらいいのかも分からない」等と言い出したのですね……。つーか、私が5月にすでに送ってた企画書、読んでないのが発覚……orz 「読んだ」と主張しても、話がかみ合わんのでバレバレなのだよ。もともと「SFの人」ではないのでワールドコン自体にさほど関心がなかったとしても不思議ではないが、企画自体には興味を示していたような発言はしていたんだけど……それって要するに、「日本に遊びに行くため」の方策だったのかなあ。
騙されてたんか……私。このトシになって、多少は人を見る目は出来てきたと思ってたけどなあ。本当に信じていたのに。ショックだ。
まあロシアの人は日本人に比べれば一般的に大雑把だから、間際になるまで具体化しなくてもフツウか……くらいにしか思ってなかったけど、不誠実っていうのはなあ……。それは民族的特性ではなく、個人の問題だと思う。
お上の保護を受けられるお芸術や、黙ってても売れるヲタ漫画の狭間で、今、日露のエンターテイメント文学方面での交流はかなり危機的なのでございますよ……。日→露の翻訳者はおブンガクか売れるヲタ漫画の翻訳にかかりきり、露→日の翻訳者は手弁当で疲弊して戦線離脱。どちらの側にもSFや幻想文学を紹介・翻訳する人材が底をつきつつあるわけです。私もここまで悲惨な状態になっていると知ったのはここ数年のことで、かといって私に翻訳ができるわけでもなく、「つなぎ」とか「たいこ持ち」として自分に出来ることを、というのでワールドコンにロシア企画の名乗りをあげたのでしたが……。これで「おお、なんかロシアおもろそうだ」と思ってくれる人が(特に語学的に未来のある若い人がぁ~!)数人でも現れてくれれば、あるいはせめてSFMがまたロシアSF特集を組む気になってくれれば……と思って。
コワレーニンはこの趣旨を理解してくれたからこそやる気になったんだとばかり思ってたけど、実はこれを書いた添付ファイルを読んでさえいなかったわけです。
つうかですね、上記の危機的な状況を理解して、義務も義理もカケラもないスポンサー探しを激務のさなかにしてくれたガルージン公使の誠意はどうなるねん。いい面の皮ですがな。でも、ここまで事実が出揃ってみると、もしかしたら招聘計画は成功しなくて正解だったかも。もし成功してたら、ガルージン公使の誠意も労力もコワレーニンに踏み台にされることになったわけですから。それだけは許せん。
まあコワレーニン、才気溢れる面白い人ではあるんですけどね……
ここまで事情を公開する必要があるのか……と疑問に思われる向きももちろんあるでしょうけれど、私は公開すべきだと思っています。私自身は恥をかくことにはなるけどさ~。
というわけで、当日、いつものヲタな面子でヲタな話をする方向で調整します。聞く側としては「またこいつらかよ~」ってな面子ではありますが、内容は保障しますです。
しかし……文筆業仲間のヲタ仲間より、純粋培養旧ソ連エリート高級官僚のほうが「えすえふたいかい」の説明をよく理解してくれるのってのはどうなのよ?! なんかいろな意味で間違ってる気がするのは私だけ……?
(ワールドコン後、9月7日に追記)いやあ、しかし、国のお金で何人ものゲストを送り込んできた某国の企画をやった人たちなんか、あんなに誠心誠意尽くしても、向こうからはありがとうの一言でもなかったらしい。それ考えると、高級官僚も人情味のある対応をしてくれて、ゲスト予定者とも本音をぶつけ合う喧嘩をしたロシア企画なんて、その500倍くらいマシだし誠意あると思ったことです(しかも、どっちも日本語で対応してもらった……)。というか、時には馴れ合ったり頼ったり、時には「何だとこの野郎!」ぐらいのことを言ったりしながら続いてゆくような交流こそホンモノではないかと。これもワールドコンで学んだことの一つだったなあなどと、ちょっとまともな結論を言ってみたり。
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