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2007年7月14日 (土)

チェコ天文学最前線

なんていうイベントが昨日あったので、井上に牽引してもらって出かける。

チェコと言えば肉とビールとシュヴァンクマイエルなわけですが(良い子は鵜呑みにしないように)、チェコ+天文学といったら……まあフツウ、そっち方面を連想しますよね。心拍数と血圧が上昇する組み合わせですがな。しかし講師は神戸大学大学院理学研究所の助教、阿部新助さん。ううむ。完全に理系の人ではありませんか。一体どういう話になるのか……と思っていたら、全く想像だにしなかったような内容だったのだ!

会場は大使館内にあるチェコセンター。おおお、ここはめちゃくちゃ敵が多いロシアやアメリカと違って(笑)、表立った警備を全然していない。少しは警備しようよっていうくらいだ。平和だなあ。広尾駅から聖心女子大学をぐるっと迂回するように坂の多い道を行くので、草履で歩くには厳しい。都心の意外な辺鄙な場所の一つであろう。チェコセンターは展示室やホールを有し、随時イベントをやってるそうだけど、なかなかここまで来るのが大変だ(それにしてもこのサイト、日本語のページは無いんかい!)。聴講者は女性が多く、ううっ……世代が若いなあ。いいなあ、こういうの。

阿部さんは若手の男前理系男子であった。流星・彗星・小惑星等の太陽系小天体の観測や解析がご専門だそうです。序盤にはチェコの天文台にいた頃の話や、流星群の原理、彗星の二本の尾等々についての比較的とっつきやすい話で、徐々に惑星探査機(特に「はやぶさ」)とかのディープな話に。で、初めて知った驚愕の事実。チェコって、流星の軌跡解析やスペクトル分析では先進国なのだそうだ。今では世界中に普及した解析法もチェコで開発されたものが多いのだという。何年か前に、大気圏に突入しながら燃え尽きもせず隕石にもならずそのまま大気圏を抜けていった流星(東京上空であったそうだ。知らなかった……)のデータも、チェコまで持っていって解析したのだという。

今のところ、流星のスペクトル解析の結果、その流星の「出身地」が分かった例はないのだそうで(もちろん流星群のように「出身地」がはっきりしている場合は別だろうけど)。月由来、火星由来の隕石は地球上で確認されているのに、不思議だなあ。単に確率の問題なのかなあ。もっともっとたくさん流星が解析されれば、「あの時のあの火球は火星から来たものだった!」なんていうことが分かったりするのだろうか。

ああ……やっぱり宇宙はいいなあ。と、ちょっと呆然としたまま広尾でゴハン食べて帰宅。当然のようにホルストの『惑星』を聴いてから寝たり。しかもマシューズの「冥王星」付きのやつね(笑)。そういや去年、冥王星の「格下げ」が決定された因縁の地もチェコだ。

やっぱり宇宙はいい……地上には忘れたいことがいっぱいありますねん。特にロシアには。

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