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2007年5月13日 (日)

ミハイル・プレトニョフPf引退説?!

プレトニョフがピアノの舞台をキャンセルしまくり、ピアノ引退説が流れているようで。実際、日本での公演もキャンセル、サイトには「引退」と書かれたようです。

ロシア文化フェスティバでの公演はロシア・ナショナル管の指揮に変更になってますね(い、いつの間に……こういうのも公式サイトは告知しないのか?!)。

しかし、聴き手にとっちゃ気になる話である。そもそもプレトニョフはピアニストじゃーん。ピアニストが指揮にも手を出した(という言い方も何ですが)のパターン。モーツァルト弾きのピアニストが指揮もしながら協奏曲を弾く、のパターンから拡大し(そういやツィマーマンがショパンでこれやってたよね)……というのとは違い、プレトニョフはわりと最初から、ピアノのにニオイさえしない曲とガチンコ勝負しているので、管弦楽に対する志はピアノと同等か、あるいはそれ以上か……と初期のころから思わせるところがありましたねえ。

ワタシ的には、オケよりピアノのほうがツボかなあ、とちょっと思わんでもないです……が、プロコフィエフはピアノでもオケでもツボ。バレエの『シンデレラ』全曲版はプレトニョフ盤が一番好きだ。そういや彼は『眠れる森の美女』全曲なんかも録音してましたね。バレエの美味しいとこ取り抜粋版じゃなくて全曲版を録音するのって、劇場たたきあげ系でない人には珍しいことですよ。もちろん、バレエファンの耳には「踊れないよ~!」に聴こえ、ノリが違ってしまうわけですが。しかしプレトニョフとしてはおそらく、「舞台の伴奏音楽としてではなく、独立した管弦楽作品としての表現を追及したい」というところなのではないかと。そういうとこ見ても、やっぱり管弦楽への志はハンパではありませんでしょう。

器楽か声楽とかって、己れの意思とは関係なく、肉体的「限界」と直面することが(わりとしょっちゅう)ある。他人の耳には「いつもと同じじゃん。ていうか、今日はちょっと調子いいくらい?」と聴こえても、自分的にはなんか風向きが違うと感じることも。プレトニョフ自身は「引退」とは明言していないものの、この先、人前で弾くことはないような、微妙な発言らしい。自分の意思で「選ぶ」のではない要因の存在があるのでは……と、ちょっと憶測してみたり。

情報を寄せてくださったのはKeikoshkaさん。下記の「ロシア映画祭代替イベント」のエントリの書き込みです(Keikoshkaさん、サイト、ブログ等ありましたらお教えください。リンクします)。気合の入った追っかけですのう(賞賛で言ってます)。私の友人にもウェルザー・メスト公認の「世界一のファン」がいるけど、どっちも羨ましい。あたしゃ~トレヴァー・ホーンの出待ちもできないっすorz

何にしても、プレトニョフ、気になる話です。いつか(近いうちに)、本人の口から何かが語られることを、そしてその内容が前向きであることを祈ります。そんでもってまたプロコフィエフ録音してね。ピアノでもオケでもいいんで。

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