チェコの肉祭りと叶わぬ恋の物語
そーいやシュヴァンクマイエルの肉アニメで思い出したことが。
さる高名な人文系研究者氏から聞いた話。
チェコに留学してた若い頃、その地も気に入り、好きな女の子なんかもいたりしたそうな。その女の子がある日「今日、うちでソーセージ作るの。来ない?」と言ってきたらしい。
そういう家族的なイベントにお声がかかるというのは嬉しいよね。しかも相手は……。ってことでさっそく出かける。
ソーセージ作り……。それはよく考えたら当然のことながら、自宅の敷地内でさっきまで生きていた豚をつぶし、肉やら血やら内臓やらを分別してアレコレして、ソレをナニして加工する作業であった。
愛しの乙女は血まみれになって、内臓の破片がこびりつきまくった己れの腕をべろーんと舐め、親族の女性たちと「今年はいいソーセージが出来そうね!」と嬉しそうにはしゃいでいたそうな。
「ああ……オレはここじゃ結婚できないな……」と思って帰国したらしい。
いや、ただそれだけです(笑)。なんか思い出しただけ(笑)。
その方は現在、かなりの業績をお持ちの研究者として立派にやっておられますです。
いやー、ホラー映画なんかを見慣れちゃってる現代人としてはヴィジュアル的には耐えられるかもしれけないけど、ニオイがスゴくて、これが参るらしい。それは確かに強烈だ……。そういや男色系の方々やア○○○ッ○○系の方々も、実はあれはニオイがスゴイとおっしゃるそうで。なるほど……。腐女子同人誌なんか見せてもらってると、それ自体には動揺しなくなるけど、現場にはそういう問題があったか……
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