相変わらず肉が踊ってるシュヴァンクマイエル
やっと『ルナシー』見てきました。
ちょっと年末年始の風邪の残りで空咳が続いたもんで、舞台・映画関係は自粛してました(本人は別にええねんけど、周りの人がうるさかろう)。だいたい落ち着いてきたので、もうええかな、と。
午前中は初期の短編集。『棺の家』、『エトセトラ』 『ドン・ファン』 『コストニツェ』、『レオナルドの日記』、『アッシャー家の崩壊』。一番古い『棺の家』は1968年の作品。うーん。そう、シュヴァンクマイエルって、私が生まれたくらいの頃からずーーーーーっとこういうことやってるのよね……(汗)。
『ルナシー』は最新作にして、亡き妻、エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーが参加している最後の作品(ということは、これからシュヴァンクマイエルの作品ってどうなって行くんだろう……?)。冒頭からいきなりシュヴァンクマイエル本人が出てきてご挨拶。「ご来場の皆様。ご覧に入れます映画はホラーです。ホラーならではの落胆をお届けします」って……orz でも本当(笑)。教訓とかアレゴリーとか、引き出そうとすればいくらでも引き出せる映画だけど……
「夜中に拘束服を持った男たちが精神病院からお迎えに来る」という悪夢に悩まされて暴れてしまう青年ベルロは、精神病院で亡くなった母の葬儀の後、「侯爵」と名乗る男と知り合い、あんなものを目撃したりこんな目に遭ったりした挙句、画期的な治療法を行っているという精神病院に体験入院することになって……
相変わらず踊ってます。肉とか内臓とか。血は沸かないけど肉は踊っちゃう(笑)。今回、コマ撮りアニメ部分はこの肉だけ。人形アニメならぬ肉アニメ(笑)。肉のような、すぐ変質しちゃって扱いにくい素材でアニメーションを撮るコツとしては、シュヴァンクマイエルいわく「いい肉屋と知り合いになること」だそうだけど(笑)、肉屋、映画見て「おお! オレの肉、活躍してる~! オレんちの肉いい演技してるなあ」とか思うのかな?
思うよね(笑)。
しかし、去年のシメが鈴木忠志ヴァージョンの『リア王』で、今年の事始が『ルナシー』か……。なんかやばいな……
まあせいぜい、パック詰めにされないよう、こっそりやりましょう……
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