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2006年10月23日 (月)

「我は彼の名を告げん」

いつもバッハ・カンタータ・アンサンブルのチケットをヴィオラ奏者の小林直樹さんにいただいているのですが、昨日もそのパターンで定期演奏会に行ってきたのでありました。

第23回演奏会の演目はカンタータの163番、151番、200番、134番。この200番〈我は彼の名を告げん〉というアルトのアリアは、発見されたのが20世紀になってからということもあってけっこうレアな演目だそうで。うう。世俗カンタータっぽい華やかさがあってええ曲や~。

バッハ・カンタータ・アンサンブルというのはマジでアマチュアの団体なんだけど、もうみんなバロック弓、ガット弦使用は当たり前になっているというスゴイところ。チェロなんか二人とも、エンドピンもへったくれもないバロック・チェロだし。私が10代の頃にもアマチュアのオーケストラやサークル、合唱はあったけど、「ま、シロウトなんだし、大目に見てやってね」という雰囲気ありありでやってたよねー。まあ今はネットで情報もお道具類も簡単に手に入るようになったこともあるんだろうけど、「どうせシロウトだから」などとは全然考えないでやっている人が増えてきたような気がする。ええこっちゃと思う。そもそも私なんかは、音楽のプロなんてほんの少数いればいいのであって、それ以上にアマチュアの「けっこうデキる人」があちこちに偏在していて、アマチュアが集まってもかなりの演奏ができちゃう、という状態が理想だと思っているので、こういう「お付き合いで聴きに来る」んじゃなくて「鑑賞しに来る」レベルのアマチュア・サークルがいてくれるのはマジ嬉しいのだった。

最近自分でもバッハのアルトソロの曲が自分には一番合ってるんじゃないかと再確認したところなので、もうちょっと真面目に練習しようかなと思ってないこともないです(奥歯にものが挟まったような言い方)。200番の楽譜も買っちゃおう(買うだけ、にならないようにね……)。来年はねえ、演目はどうなるか分かんないけど、友達とちょっとコンサートもどきなことをしよう、という話も出ているのでありました。

しかし……

さすがに最近、二十代頃より歌詞の覚えが遅いっすよ……orz

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コメント

>音楽のプロなんてほんの少数いればいいのであって、それ以上にアマチュアの「けっこうデキる人」があちこちに偏在していて、アマチュアが集まってもかなりの演奏ができちゃう、という状態が理想だと思っている
激しく同意。っつっても僕の趣味はポップスのほうなんで事情違いますが。
「架空の王国」購入。これから読ませていただきます。

をを、ありがとうございます。もうジャンルとか何とか関係なく、音楽って「基本的には趣味」でいいんじゃないかと思いますです。少数の超人的プロが崇められるばかり、ってのは何だかなあ、と。

先日はご来場いただきありがとうございました。ご期待に添えるように益々精進したいと思います。音楽は聴くだけより演奏する方が楽しいと思いますので、ぜひ歌いましょう。

ども! 素晴らしい演奏ありがとうございました! なんかもうこのトシまでちまちまとソロやっちゃうと、合唱の規律に入ってゆけないちゅうのもあるんですよ……。来年春、ピンチヒッターでちょっとソロやります。

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