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2006年8月28日 (月)

華麗なるうまたれの世界

冥王星関係でちょっとびびったのは、科学を扱っているまじめなサイトで、カイパーベルトをカウパーベルトと書いちゃってたことかなあ。まあ、後者も科学ネタではありますが……。ちなみに綴りは前者がKuiper、後者がCowperだそうです。

まあそれはともかく。

キャベツのうまたれというものをご存知でしょうか? 九州関係者は知ってるのがデフォだそうですが、私はどっぷり北関東だったので知らないのがデフォでした。去年だったか相方と買い物に行った時に始めて知って、買ってみたらこれが美味しかったのですよ。相方は東京生まれだけど、両親が九州の出身なので知っていたのでした。東京ではサミットで扱っているらしい(でも練馬のサミットにはなかった。見つからないだけだと思って店員に聞いてみたら、「キャベツの……タレ……ですか?」と不思議そうに聞き返された。店舗によっては扱ってないようだ)。

しかし実はこれ系の「たれ」はキャヘヘツのみではなかったというのを最近知るに至りました。くばらの「うまたれ」、こんなにあるらしい。うちには今、「豆腐のうまたれ」と「もやしのうまたれ」があるけど、これがまた美味しいのですよ。どれも似たようなものと言えば似たようなものだけど、その微妙な違いがポイントのもよう。個人的には「豆腐のうまたれ」がマイブーム。難点は豆腐にかけるだけだと味がしみこまないことかなあ。豆腐をちいさーくみみっちく細分化して、水気をよく切り、食べるだいぶ前にかけておいたりして、いじましく努力をしてみたり。現地の人はどうしてるんだろう? あんまりしみこまなくても別にいいや、とか割り切って食べてるんだろうか……? キャベツのは軽くもみこんだりしてるんだけど、私は。

もしサミットで扱わなくなってもネットで買えると思うとちょっと安心する(笑)。この「うまたれ」シリーズに是非、納豆も加えていただきたい。

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2006年8月25日 (金)

The Planets & Asteroids

冥王星が惑星じゃなくなっちゃいましたよん。

http://www.cnn.com/2006/TECH/space/08/24/pluto.ap/index.html

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060824it15.htm?from=top

昨日まで惑星だったものを、「もう惑星じゃない」って言われてもねえ……。生活に密着してないだけに妙な感じ。死者が出たり難民が出たり、環境に影響を与えたり、市場が混乱して失業者が出たりしないし、とにかく「実害」がないので、キモチの持っていきようがないっちゅうか。ユベントスみたいに降格に対して地方裁判所に提訴、なんてこともないし。

つい昨日あたりまで「惑星として定義されるのは13個になるかも」と言われていたら、一転してこれだよ……。ブレイン・ストーミングは往々にして最も過激な結論に行き着きがちだそうだけど、ああなるほどって感じ。あとでみんな我に返ってから「しまった」とか思わないかなあ。別に惑星にしといて困るもんじゃないし、20世紀に地上から光学的に視認されたことってけっこう意義あると思うけどなあ。

マシューズ作曲の「冥王星」の運命やいかに。

ホルストの『惑星』は冥王星の発見以前に作曲されているので、「海王星」で終わってるわけですよ(以前にも書いたことがあるので省略しますが(11月2日))。で、西暦2000年、コリン・マシューズがケント・ナガノに委嘱されて新たに作曲した「冥王星」つきヴァージョンというのがあるわけです。わりと最近は認知されているようで、CDも増えてきているところですが、ついにと言うべきか、先月、ラトル&ベルリンp.o.盤が出たところ。

今までデヴィッド・ロイド・ジョーンズ&ロイヤル・スコティッシュ盤を聴いてきて、「冥王星」は演奏的には決定打に欠ける気はするけど曲自体はけっこう好きかも、と思ってましたが、ラトル盤の「冥王星」……うう……スゴイ。綿密で繊細でありながら自然で、何ていうか、それまでのポピュラリティの世界とは違ったパラダイムに踏み込んだような感じ。それでいてホルスト部分との違和感もない……。ああっ、「冥王星」、好きだと思ってたけど、私はこの曲の何を聴いて認めたつもりになってたんだ。恥ずかしいorz 「冥王星」が気に入っていた人も、判断を保留していた人も、一聴の価値アリ。というか、これ聴いて気に入らなかったら、もう「冥王星」はキライと断言してもいいかもだよ。

しかもこのCD、ラトルが現代音楽の作曲家四人に委嘱した小惑星関係の新曲つきなのでありますよ。カイヤ・サーリアホのAsteroid 4179: Toutatis(地球と衝突するかも、ということで一時期話題になってた小惑星トータティス)、マティアス・ピンチャーのtowards Osiris(太陽系外の惑星で大気の存在が観測されたオシリス)、マーク・アンソニー・タネジのCeres(言うまでもなく、今回の国際天文学連合会議で惑星に格上げになりそうだったアレ)、ブレット・ディーンのKomarov's Fall(これはちょっと毛色の違う作品で、革命50周年に無理やり間に合わせるため、未完成のソユーズ一号に搭乗させられ、大気圏突入に失敗して死亡した宇宙飛行士コマロフの曲)の四曲。まあこれは……どれもいかにも現代音楽~なアレ系なので、どれも「うう~ん、いい曲ぅ~」といって聴くようなものではないのですが……。しかし企画としては超ナイス。ワタシ的にはサーリアホはけっこう気に入ったとです。

マシューズの「冥王星」は演奏もちと難しく、権利料も発生するので、ホルストの本編ほどには普及しないかもと思っていた矢先にこの仕打ち。ヒドイ。でも合唱団はほっとしてるかもだよ。なんたって、合唱的には最も避けて欲しい使い方だもん。6分の曲の中、最後の最後に、しかも入りにくいところで一和音だけ歌うなんて……。合唱に対するイヤガラセかと(笑)。

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2006年8月24日 (木)

「軽罪」とはいえ最高2年の拘禁刑

下記の釈然としない猫殺しの件ですが……

友人に教えてもらった記事。

毎日新聞「子猫殺し:直木賞作家・坂東さんがエッセーで告白」。

「日本動物愛護協会によると、フランス刑法は犯罪を三つに分類、子猫を殺す行為は、中間の「軽罪」(最高2年の拘禁刑)か最も軽い「違警罪」(罰金刑)にあたる可能性があるという。協会は「事実なら到底許されない」と非難、日経に事実関係の調査を求める方針」だそうで。

まあ公衆の面前で「楽しみとして」猫殺しをやっていたとかいうわけではないのでマックスの罪には問われないかもしれないけど、日本の全国紙で公表して日本中を震撼させ、不快感や恐怖を与えたわけだから、愉快犯と同様に考えられてもしかるべきじゃないかと思うけど。まあ「初犯ということで」(現実には何度も繰り返されてるわけだけど)、いきなり実刑にはならないかな……

それとも、実刑になったとしても、公表したことで自分の名前が直木賞の時以上に取り上げられ、本を買う人も出てきただろうし、宣伝効果があがったから、それでもいいのかな?

いずれにせよ「あさましい」という印象はぬぐえない。やるなら一生黙ってやれ。一人でその罪を背負え。発覚したらフランスの刑法で粛々と裁かれろ。と思うけどねえ……。やっぱり、なんで公表したのやら、という疑問は残ることです。

「口減らし」という言葉を思い出すんですよね……

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2006年8月22日 (火)

釈然としない×2

其の一

坂東眞砂子の猫殺しエッセイ

友達に教えてもらって新聞の切り抜きを読みました……。すでにあちこちで話題になりまくってますが。

しかし、何を好き好んでこんなことを公にしたのか。日経新聞は何故、こんなものを載せたのか。「有名な直木賞作家」だから断れない? 何かモノスゴく強力な「バック」でも持ってるんかい?

殺すことだけではなく、なんか「パンピーのちゃちな倫理観なんかに縛られない特別なアタシ」を感じるのがイヤだね。「彼女の在住するタヒチはフランス領で、フランスの法律でも違法なはず」という意見もあるそうだが、確かにこういうことって、西ヨーロッパは一般に日本より罪が重かったんじゃないかな?

うちの近所でも、いわゆる「地域猫」を管理している人たちがいる(主に在住暦の長いおばさま方)。エサやりと掃除、そして繁殖する前に保護して避妊手術をさせていて、その費用はみな自分たちで出し合っているのだという。うちの近所ではうまくいってるけど、ちょっと離れた別な地区では、家に自由にノラたちが出入りし、エサを与えまくり(そうすると他から移住してくる猫も増える)、その家でやみくもに繁殖し、近隣にかなりの迷惑をかけている家もあるのだという。その住人(やっぱり女性)によると「手術なんかカワイソウ。猫は子供を産みたがるものなんだし、本能に従った生活をさせてやりたい」のだそうだ。気持ち悪いほど同じ事を言う……。もっとも、こっちは殺してはいないけど。しかし、むやみに猫が増えて近隣の住民たちが「猫がいること自体」を疎ましく思うようになっており、しまいに行政側が介入して駆除ってことにならないだろうか……と、他の地区からはそれが心配されているという。

一人で生きる女性、子供を生まない女性に対する暴言も誘発するだろうし、ホラーと呼ばれるジャンルを書く作家に対する偏見にもつながるだろうし……。日経はただでさえ「愛ルケ」を載せてた新聞じゃん。なんか、女性一般を貶めるための遠大な計画でも持っているんか?

其の二

「ジョンベネ事件」の犯人(かもしれない)男が逮捕されたという。聞けば聞くほどフェイク臭いというか、「あの事件」と自分を結びつけたいという倒錯なんじゃないの、って感じだけど。しかし、もしあの男が本当に犯人で、両親の関与が完全否定されたとしても、なんかあそこんちの両親に対して「よかったね」という気持ちにはなれないというか……

子供にカネかけまくって大人の格好をさせ、公衆の面前で色目を使わせるのは犯罪じゃないのか? あれは幼児ポルノじゃないのか? 服さえ着てりゃいいのか?

両親が直接手をかけたのではないとしても、「結局、共犯じゃん」と、やっぱり多くの人が思っちゃうからこそ、事件当初から両親に疑いがかかったんじゃないかと思ってしまう。

どちらもcrimeとしては微罪か、立件できないかだろうけど、sinとしてはどうなんだろう? とはいえ、私にもsinを裁く権限などはない。だからこそ、「釈然としない」というあたりで悶々としてしまうんだろうけどねえ……

ブンガクの人、という視点も、オンナである、ということの視点も、私には欠けまくっているが、読むものの胸にしみこむように、あるいは切り込むように、「其の一」の件とその発言者である人の文学と、女であることを考察した人がいる。言うまでもなく佐藤亜紀さま。http://tamanoir.air-nifty.com/jours/2006/08/2006823.html私にもここの半分、いや三分の一でも考察が深化できるのなら、「なんかモヤモヤするぅ~」とかいってそころらへんにでろ~んと転がったりしなくて済むんですけどねえ。

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2006年8月21日 (月)

早実! おおっ! 早実~っ!

優勝おめでとう! 早実!

と、今まで高校野球のカケラもなかったくせに言ってみる。昨日の死闘に比べるとフツウな感じの試合だったけど、そりゃ二日続けて死闘はムリでしょう。それにしても、よく考えたら高校野球って年々メンバーが入れ替わってるわけだけど、それでも毎年ここまで勝ち上がってくる駒大苫小牧って、何人かのスターがたまたまチームにいたわけじゃなくて、全体のレベルが高くて、しかもそれが受け継がれてるってことだよね。すげえ。どうしたらそんなことが出来るのか、シロートにはさっぱり分かりませぬ。

船橋選手のお父さんもお喜びのことでしょう。早く帰ってこられるといいなあ。

よく考えたら早実って西東京の代表なんだよね(数年前、学校が移転して西東京圏になったそうな)。しかし、なんか「地元の学校が勝った」気がしない。近所の商店街も特に何もしてなかったし。ちうかそれ以前に、ここって西東京? 東東京? それすら知らん(笑)。常総学院は満塁ホームランも虚しく一回戦で負けちゃったしね……ふっ。などと考えるココロの茨城県民であった

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2006年8月20日 (日)

早実! ああっ! 早実~~~っ!

駒大苫小牧には悪いが、私は早稲田実業を応援することにした(いや、別に私なんぞが応援しなくてもファンはいっぱいいるだろうけどさ)。

高校野球がタイヘンなことになっている。早実対苫小牧が延長15回でも勝負がつかず、再試合ということになっちゃったのですね。

早実の船橋選手のお父さんは地区予選の決勝の日、仕事先のバンコクで脳出血で倒れ、命に別状はないものの、今もなおバンコクの病院に入院中なのだそうだ。その倒れちゃったお父さんというのが、私の友人の友人であることが判明。単純なので、それを知ってから0.3秒で早実の側についたりしちゃうのだ。友達の友達、って、限りなく都市型伝説の世界だけど(笑)、去年末から今年にかけて、うちのおとんもおかんも手術、てめえも緊急入院、友人の家族も本人も含めて次から次へと入院ということになっちゃってるので、なんか他人事じゃないというか、もうね、冷静さはないですよ。

しかしほんのちょっとだけ冷静になって考えると、船橋選手友人の友人なんじゃなくて、船橋選手のお父さんが友人の友人ってのが、自分のトシを感じさせますですね。

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2006年8月18日 (金)

光の紐

土浦にいる間、ネットカフェにも行ってないので(それ以前に、何処にあるのよ(笑))、まさしくスタンド・アローンであった。何という孤独感であろうか。オットとも友達ともケータイ一つでしか通じていない生活。約40年の人生のうち、実に8分の7はインターネットとかケータイとかいうものはないのが当たり前の生活だったのに、ほんの数年ですっかりそれ無しには生きられないカラダになってしまった。ネットがないとUFOふれあい館カモレンジャーも検索できねえ。こんな恐ろしい生活があってもいいのか。

ちうことでネットのありがたみを再確認したのと軌を一にするかのように、ついにうちにも光の紐がやってきたのだった。ところがマンションに設置された機械の接続がそもそも間違っており、派遣されてきたいかにもピュアなエンジニアな兄ちゃんはこのくそ暑い中、数時間にわたって奮闘してくれたのであったありがとうありがとう。その間我々は『トリビアの泉』や『結婚できない男』の録画を見てだははと笑ったりしながらぐーたらと過ごしていたのであったすんませんすんません。兄ちゃんの奮闘の甲斐あって、昼過ぎに相方が仕事に行く直前には開通が確認された。

やっぱり速いわ。何もかもあっという間に表示されてしまう。動画なんか見たらもっと実感できるのだろう。パソもそれなりに速いやつを使っているので、ネットでの調べものなんかはあっという間に進む……はずなのだが、何なんだこの遅さは? 効率の悪さは今までと変わりないではないか!

……って、あっ! 自分が遅いのか!

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ガルージンがテレビに!

夕方から相方と出かけ、三駅先のエリアに住んでいる友人夫妻宅でカレーをご馳走になる。ここのうちはホントに奥さんの料理が上手なのであった。というわけで夜のニュースもチェックしようと思ってすっかり忘れてしまったよ。

何でチェックかというと、日本の漁船をロシアの監視艇が銃撃して死者が出た件で、ミハイル・ガルージンがテレビに出ていたからであった。本来は公使だけど、今は臨時大使代理なのだ(大使が夏休みだから)。

しかし、「麻生外務大臣と面会」の報にはちょっと焦った。何故なら……ううう、麻生さんはねえ、この間のテポドン発射の時、記者会見で各国の対応について訪ねられて「それはまあ、各国のしわくがありますから」と答えたヒトだからねえ。しわく? それは……もしかして「思惑」のことか?! ガルージン対麻生じゃ勝負にならないじゃん。いつ「をいをいその日本語は間違ってるよ」とガルージンに思われるかと思うとねえ(汗)。

去年ペテルブルクでストラーニク(ロシアSF作家会議)の打ち上げの時、何故か突然床に地べた座りして囲碁大会が始まり、ロシアの人たちは「北方領土を渡すな~」「二島くらいは取られても仕方ないか」とか楽しそうに野次を飛ばしてて、民間外交である我々の間ではすっかりネタ化してたのを思い出します……。政府の利害、個人的な感想、民間外交でのネタ等々、様々なレベルでの考え方があって、絶対的な正解はないのかもしれないけど、少なくとも我々レベルでは野次のネタにしておきたいもんです。

ところでパソに「しわく」と入力すると「塩飽」という字が出て来るんですが、友人によるとこれは地名だそうです。うーん。いかにも海水から塩を作ってそうな名前。検索してみると香川県の地名で、やはり塩を作っていたらしい。各国の「しわく」ねえ(笑)。そうか、塩飽っていろんな国にあるんだ(笑)! 知らなかったよ! さすが麻生外務大臣!

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2006年8月17日 (木)

二十年ぶり! SA!

帰って来ました。何があったのかというと、母親が手術、入院ということになったので、父親一人に全て対応させるのも何だということで、実家にいたのです。まあおかんは病院の院長がわざわざやって来て喜んでいくというくらいの回復ぶりのなで、もう親父一人でも大丈夫かな、と。というか、どこの世界でも回復期の病人ってのはトラブルを起こすもんで(てめえにも身に覚えがありますが)、夜中にオットに泣きながら電話して迎えに来てもらうという失態を演じたのですよ。正直に言うけど。お盆に来た妹には「自分の性格の悪いところを直すチャンスなのに、逃げるの?」「そんなんじゃ社会じゃ通用しないよ(嘲)」etc.とまで言われたけど、逃げさしてもらいました。わしら、あとひと月で40になるんだけど、未だに妹に喧嘩で勝つ方法が見つからないんだよなあ。

060817_115501 というわけで急遽、まさしく敗戦の日の夜に、「お盆明けに東京に帰るために高速に乗る」というのを生まれて初めてやりましたよ。まあ常磐自動車道はお盆でもさほど渋滞する道じゃないので、全然困ったことにはなりませんでしたが。しかしそもそもこの高速道路を通ったことって、緊急入院の時と引越しの時と今回だけの生まれてこの方3度だけなので、正直、目新しいのであった。守谷SAでちょっと休憩したけど、おお、サービスエリアなんてところに入るのは実に二十年ぶりではないか(笑&恥)! 前回は学部生の頃スキーに行った(教養の授業でうっかりスキーなんかを取ってしまったので)時か、声楽の合宿の時か(どっちが先か覚えてないや)。渋滞というほどではなくてもSAは駐車もままならない混みっぷりで、給油の列は果てしなく長い。ガソリン価格の急騰のさなか、高速SAで入れると安いという情報が全国に行き渡っているからであろう。さすがに給油は諦め、人間用の燃料を調達する。やはし茨城のSAは納豆が売りですなあ。普通の納豆のみならず、納豆煎餅、乾燥納豆、納豆キャンディetc.写真は守谷SAオリジナルだという納豆キティちゃん。藁苞からあふれんばかりの納豆を手にするキティちゃん……。ううう、納豆の粒がキティちゃん比で饅頭くらいある……。でもこれがリアルに小さい粒だったらかなりキモチ悪いかもだ。デザインに苦労のあとが偲ばれる。うちのセンセイは納豆入りさつまあげ等を購入。これは美味しかった。どこか地上で普通に売ってくれないかなあ。

今なら妹に「ここは社会じゃないじゃん。家庭じゃん。家庭内の感情的で非論理的なモメゴトじゃん」と言い返すだろうけど……もう二日経ってるよ(笑)。遅すぎ(笑)!

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2006年8月 6日 (日)

蒼ざめた馬

ロープシンの『蒼ざめた馬』発掘しました。そっか、映画の大公暗殺シーン、こうだっけ?と思ったけど、原作には無いんでした。原作では同志の一人が成功させて、主人公ジョージは直接手を下していないのだった。劇場で、というのはシャフナザーロフ監督のオリジナルなわけですね。

それと、「子供も乗っている馬車に爆弾を投げつけることができない」も原作には無いけど、これはロープシン=本名サヴィンコフがエス・エル戦闘団(いや、別に蒸気機関車でテロやってるわけじゃないす)にいた時に、実際に同志の一人が直面した「事実」だそうです。しかも、カミュが戯曲に取り上げているそうな。もう解説もすっかり忘れきってますです。

てぇことは、劇場での大公暗殺、子供の乗る馬車、ジョージの末路=サヴィンコフの生涯、という三点が原作との決定的な違いということですね。これってすごく大きいですね。当時としては、ロープシンが提示した「キリスト教的道徳と、テロに身を投じたインテリゲンチャの虚無」のあたりは多くの「ものを考える人」にとっては重大なテーマだっただろうけど、我々現代人にとっては、テロ「そのもの」や、テロの「もたらすもの」等のほうがリアルに直面する問題であるわけですし。ちと強引に決め付けるのなら、ロープシンにとっては「テロに至るまでの個人の内的葛藤」が重大事であり、現代の我々にとっては「テロによって社会に引き起こされるもの」が重大事であるというか。

劇場での暗殺シーンは、シャフナザーロフが考案した最も卓越なアイディアだったんではないかと思いますですね。同志や一般市民を数多く犠牲にしながらも爆弾テロが成功しない一方、劇場という衆人環境の中、拳銃のたった一発でつまみ食いのようにあっさりと成功してしまう計画外の暗殺。人民のためにこいつを殺さなければとまで思われていた大公個人は、おっとりとして優しげな印象で、銃を向けたジョージに、最後の最後まで「まさか本当に打つはずはない」と信頼を持っているようにも見える。本当にこれが「人民のため」の行為なのか、単なる個人的な殺人に過ぎないのか……。この一度の「殺し」の後、ジョージは恋人の夫に決闘を申し込んで、以外にあっさりと彼を撃ってしまう。プロの軍人であるその男も引き金を引く前にためらったのに、ジョージは彼よりも平然と引き金を引いてしまう。これも、連続殺人のニュースを毎日のように聞いている我々にとっては関心の行くポイントだろうし。

あ、そうそう、なんでエス・エル戦闘団のテロリストが英語の名前なのかというと、旅行中の英国人ジョージ・オブライエンという偽パスポートを持ってるからです。でも、これって通用するんかいな。ドイツ人が英国人のふりをしてモスクワに、とかだったらまあ何とかならんでもないだろうけど、日本人が中国人だということにして東京にいるようなものじゃん。いいのかそんなんで? ここだけはツッコミどころなんだけどなあ。

『死という名の騎士』は、ロシアではDVDで手に入ると思います。だったら西欧通販サイトにもありそう。というわけで井上センセイ、コメント欄にそれ系の情報書いてプリーズ。

シャフナザーロフの前作を見た人たちは、あまりにも駄作でどうしようと思ったそうで、イベントに呼ぶのはいいけどこれ上映するのはなあ……とマジ困ったらしい。しかしちょうど良くこういう傑作が完成した直後に映画祭になってほっとした、と(笑)。ううむ、駄作も作るのね(汗)。侮りがたし! シャフナザーロフ!

あ、それから「アロイス」の件は了承いたしました。別にシンクロニシティでもなんでもなくて、ある有名な小説はこれの盗作だ、と言い出した人がいるそうで、私に「アロイス」の話を振った人々は、それってどうなの?という話をしたかったのではないか、と。ご指摘ありがとうございます……。やはし枢要どころの日記はちゃんと巡回してないとダメですね。いや、しかし……なんちゅーか、気が滅入りますねえ。多重人格ネタというところだけで反応しちゃったのかな? こういう人って、そのうち『24人のビリー・ミリガン』にも盗作疑惑とか言い出すかもよ。人数を増やせばいいってもんじゃない!とか言って(笑)。

諸般の事情により、しばらくネットを離れます。ネットカフェに行ける余裕があるといいんだけど……っていうか、土浦ってネットカフェあるの(笑)? まあ、基本的には無いものと思ってますんで(いや土浦のネットカフェが、じゃなくて、行く余裕が)、更新、止まりますすんませんすんません(平伏)。

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2006年8月 3日 (木)

『天馬の血族』げっちゅ~

先週、土浦の古本屋(穴場であるらしい)でげっちゅ~した、竹宮恵子『天馬の血族』完全版全八巻(美品・帯つき・しおりつき・読んだ形跡さえ無い)、もったいないのでちまちま読んでたけどさすがに読了した。これ、一時期すんごい夢中になって単行本も連載も追ってたけど、自分自身の生活が変わったり、今までに無かったような悩みが出てきたりした頃、複雑な物語を細切れに追うのに疲れて、挫折してしまったのであった。一度、コミックスの全24巻揃いというのに出会ったけど、量にひるんでいるうちにこれも逃してしまったし。

という暗い過去があるので、この出物はげっちゅ~。ううっ、やっぱり買ってよかった……(涙)。

いや~、漫画というものの表現力に改めて驚かされましたですね。

作る側が前もって全てを画像として表現してしまう漫画や映画より、読む者が「読む才能」を発揮する文章に魅力を感じるほうではあるんだけど、最近妙に「画像のすごさ、素晴らしさ」に感心させられちゃう機会が多いなあ。先月見た『死という名の騎士』しかり、『ダ・ヴィンチ・コード』しかり。前者は、原作は何と言うか、書く側の自意識とかインテリゲンチャなオレの気取りみたいなものがあって、読む時に対峙するのはテロリストとしてのロープシンというよりは「執筆者としてのロープシン」で、ちょっと鼻につくところがあるんだけど、映画で見た時は、テロリズムに身を投じる者、人を殺すことの生々しさ、どれほどの犠牲を出してテロっても、所詮テロはテロという虚しさ等々に目が行く(もっとも、『蒼ざめた馬』はそもそも執筆者としてのロープシンと対峙するものであって、そうではない映画は邪道と言ってしまえばそれまでかも知れないけど……)。後者なんて、たぶん活字で読んだら、ああ、あのネタとこのネタ組み合わせたか~(冷)くらいにしか思わなかっただろうけど(実際、本屋で立ち読みしただけで、ああもういいやと思っちゃって買っていないのだった)、人間が演じて見せることで、ネタのほうより「人間」の存在に直面してけっこう感動させられちゃったし。

『天馬の血族』も、もしこれが漫画じゃなくて小説だったら、果たして夢中になったかどうか、自信ないなあ。というか、やっぱりこれほどには好きにならなかっただろうと思う。

本当に自分は「読む者がそれぞれに読む才能を発揮する活字」をより愛しているのか……。ここで無難なシメをするなら「みなそれぞれに美しく……」と『ローマの休日』のようなことを言えばいいんではありましょう……けれどね。

まあいろいろ考え、悩むところでございますよ。いずれにしろ、私個人に出来ることといえば、改善を模索しながらも今まで通り文字をつづってゆくことなんだけど。

ところで、こういう買い物をした関係もあって、このところ「昔の漫画」の話を人とする機会がちょっと増えた。そういやいわゆる「名作」でも読んでなかったものっていっぱいあるんだよねえ。自分では好きなつもりだった漫画家にも未読作品がいっぱいあって赤面。この手の話をすると必ず出てくる萩尾望都についても、読んでいるのはむしろ『フラワーフェスティバル』以降の新しいものだということにも気づく……。そういやここ二、三ヶ月の間に、『アロイス』は好きかと聞かれたことが二度あったなあ。好きかどうか以前にこれも読んでませんすんませんすんませんけれども、何故かこの一編だけ全然違う人から名が挙がったのが不思議。これも意味のある偶然かもしれないので、やっぱり探して読んでみるべきか。って、これって短編だよね? だとしたら何に収録されてるのか、今、手に入るものなのかどうか、まずそこから追求しなくちゃならんか。こういうことはいったん始めると、あれもこれもとハマり過ぎになるかもしれなくてコワイ。腐海を発掘すると出てくるかもしれない、と思うとうかつには買えないし……

この『天馬の血族』売っちゃったのってどんな人だったんだろう。かなりのファンこそ持っていそうなものだけど。ちょっと押し付けがましい人がプレゼントして、もらったほうは持て余して売ったのか、それとも、実家の弟がパチスロ代欲しさにねーちゃんに黙って売ったのか。

いったん記事をアップしてから、漫画喫茶という手があったと気づく。そういやそーだわ……

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2006年8月 1日 (火)

オーサカキング

六月に友人の結婚式のため大阪に行ったんだけど、その時、ホテルのテレビで、なんか一発ギャグみたいなことと共に「オーサカキング!」と名乗るだけの謎のCMを拝見させていただきました(相方は爆睡中で見てなかった)。

そんな……いきなりオーサカキングと言われても……。これって、すでにオーサカキングを知っている人にしか何のCMか分かんないじゃん。この電波が届く範囲に居住している人はオーサカキングを知っていて当然なのだろうか……?

うちに帰ってから検索してみたら、「オーサカキングのカレー甲子園が云々」という記事がいっぱいかかったので、そうかカレー屋か、と勝手に納得していた。が、関西居住の友人が先日、昼食を食べようということで奥さんと一緒にオーサカキングに行ったという日記を書いていた。「舞い上がる砂煙の中に長蛇の列、開場から1時間しかたっていないのにすでに90分待ちのカレー屋、オーサカキング専用のコインがあるらしいけど、換金所も長蛇の列。やる気をなくしてさっさと出た」というような内容。オーサカキングのCMは何年も前からずっと見ているので、そのリズムがカラダに染み込んでいるそうな(何と恐ろしい)。

砂煙? オーサカキング通貨? カレー屋に並ぶ? ということは、オーサカキングがカレー屋じゃないってこと? オーサカキングの中にカレー屋があるの? でも砂煙って一体……?

慌ててオーサカキング公式サイトを見に行く。前回、テキトウに見て「カレー甲子園」なるものの存在を確認しただけで納得したような気になっちゃったサイト。

会場内の地図を見ると……おお、なんだこりゃ、天守閣? 天守閣つきのテーマパークかとまた勝手に納得しそうになったが、よーく見ると、これはリアル大阪城ではないですか。?????????えーと……これは……要するに大阪城とか太陽の広場とかで、いろいろなイベントや屋台を展開しているということ? 期間は7月29日から8月6日、つまり期間限定ってこと? じゃあなんで通年でCMしてるの? この期間以外のオーサカキングって何?

現在大阪在住のその友人も、「行ってみたけどなんだかよく分からなかったので、CMの問題じゃない」と言う……

で、結局、オーサカキングって何? 誰か関東人にも分かるように説明してくらさい……

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