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2013年6月10日 (月)

がんばれさしこ! 負けるな!(いや負けないと思うけどw)

第五回AKB総選挙で第一位になった指原莉乃、だんだん去年の私の立場と同じになってきた……sweat01 

マスコミや評論家からの言われようもそっくり。ミステリ評論家から小林よしのりみたいなこともずいぶん言われたよ(笑)。AKB総選挙にはさして興味なかったんだけど、ここへきて俄然、指原を応援したくなってきた。

32枚目のシングル出たら買うよ……。来年まで持ち上げられつつも針のむしろなので、覚悟してねsweat02

2013年6月 9日 (日)

「グローバル人材」って何だ?

グローバル人材「無理」…高校・大学生の半数超

国際的に活躍する「グローバル人材」の育成が急務とされる中、学習塾などが全国の大学生や高校生、保護者約1000人に行ったアンケート調査で、大学生の半数以上が「自分はもうグローバル人材になれない」と諦めていると回答した。

調査は3月、海外進学を目指す小中高生向けの学習塾「IGS」(東京)などがインターネットで実施。全国の高校2年生・大学3年生(当時)の男女412人と、小学校から高校までの児童・生徒の保護者618人が回答した。「今からグローバル化のための教育を受けても自分は間に合わない」と感じている割合は、高校生で50%、大学生で55%だった。保護者も24%が「我が子は手遅れ」と諦めていた。

「将来、グローバルに活躍したい」という大学生は3割、高校生も4割にとどまり、内向き志向や語学力への自信のなさがうかがわれる。海外展開する企業への就職を希望しない学生・生徒に理由を尋ねたところ「他の国の人とのコミュニケーションが不安」「日本にいられなくなりそう」などの回答が上位を占めた。

(2013年6月9日09時48分  読売新聞)

いや、学生たちのこの気持ちは当然だと思う。「今の日本の学生がグローバルに活躍できないのは当然」という意味ではない。「教育する側が持っている『グローバル人材』のイメージが偏っているので、そんなのなれねえよ、と学生たちが思っても不思議ではなかろう」という意味。

「グローバル人材」という言葉を使いたがる人たちが持っているそのイメージって、「英語がネイティヴ並みで、はっきりと意見を言い、ディベートになれば相手を言いくるめ、交渉に長け、それでいてユーモアがあって社交的、パーティではそつなく振る舞える」みたいなのよね。しかし、私が知る限り、本当に国際的に評価されてる人って、そういう「いかにもグローバル」じゃないタイプばかりだ。どこの国でも。確かに語学が得意というのは有利だけど、「いかにもグローバル」な性格とか振る舞いのすべてが必要なわけじゃないと思う。むしろみんな、その国らしい欠点や個々人の不得意を抱えながら、非グローバルだけど自分にできることを徹底しているという人のほうが活躍している気がする。メディアに登場する人たちを見ててもそう。果たしてノーベル賞を取っている日本人科学者はみんながみんな「いかにもグローバル人材」か? インタビューで「チームメイトへの『恩返し』」とか日本語で言っちゃうイチローは「いかにもグローバル人材」か? 村上春樹や外尾悦郎は「いかにもグローバル人材」か? むしろ、いかにも日本的でありつつも志があって世界に食い込んでゆき、「いや~大変ですわ」とか言いつつやっぱり日本的な人のほうが活躍してないだろうか?

本当に能力を世界で活かせる人材を育成したいのなら、教育者は偏ったグローバル人材像に学生たちがはまるにはどうしたらいいかを考えるんじゃなくて、グローバルな人材とはどういうものかを気にしないで能力を発揮できる学生を育成すべきじゃないだろうか。個々人が必要に応じて環境に適応したり学習したりすればいいんだし。

そういや私も東欧アンソロジーを出版した後に会った人たちに、陰でけっこうガッカリされてたようだ。私を、世界中を飛び回る颯爽としたビジネスウーマンみたいなイメージで勝手に想像していた人は少なくないようでsweat01 交流の少ない東欧十カ国から作品を集め、外国語であちらの作家やエージェントと交渉し、日本の専門家たちと折衝し、出版社と企画をすすめ……たのは事実としても、作業の9割は板橋区の六畳間でパソコンに向かってただけですから(笑)。そのために出かけたことはあったけど、全部都内ですから(笑)。外国の大使とか文化担当官といろいろ交渉しましたけど、全部日本語ですから(<ヲイsweat02)。トラブルの9割は担当編集者との間で起こったし、あとの1割もちょっと横から口を挟んできたアメリカ人(日本在住)とで、解決は全て日本語。英語で通信できない人とやり取りする時は、日本の専門家に頼る、と。ま、そりゃガッカリもされるだろうよという気もしないではないが、しかし、「グローバル」の実態って案外こんなだし、それでいいと私は思うのですよね。

とはいえ、「いかにもグローバル人材」が企業のトップとか政府とか外務省にいたら有利なのは事実なので、そういう人が出てきた時に「出る杭は打たれる」にならないような世の中でなければならないでしょうね。大学生の3割が「グローバルに活躍したい」と思ってるんだったら充分では? ていうか、大学生の3割がそう思っているというのは「いいニュース」じゃないの? なんでこれが悲観的なトーンで扱われてるの? こういうところでダメな意味での日本ぽさを出すなよマスコミ、と思うけど。

2013年6月 8日 (土)

プー様の離婚

今朝(←金曜日の朝ね)、ニュースを見ながらご飯を食べていたら、夫が突然、「あ」と言った。

画面の下の方に出ている一行ニュースに、「プーチン大統領が離婚」と出たというのだ(私は目が悪いのでこういうのは見逃してしまう)。またなんか有名人の死亡説みたいなもんか~?と思っていたら、マジでした。

夫人とバレエ鑑賞後…プーチン大統領が離婚発表
ロシアのプーチン大統領(60)は6日、国営テレビを通じ、リュドミラ夫人(55)と離婚することを発表した。

びっくり~。でも正直、私はリュドミラさんの気持ちは分からんでもない。ヘタしたら(上手くいけば?)あと十年以上の長期政権になるかもしれないのだ。あと十年もファースト・レディって……私だったら絶対耐えられん。志があって自分が政治家とか外交官になって、地味な仕事もすれば仕事の一部として社交もやらんではないというのだったらまだしも、その夫人として社交がメインの仕事って、絶対ムリ。彼女にしてみたら、一生日陰の身かもしれないKGBの男を支える覚悟で結婚したんだろうし、なのにまさかの大統領就任、そりゃ話が違いすぎる……。今までがんばってきたんだろうけど、ついに限界が来たんじゃないだろうか。プー様と彼女のロマンスの映画まで作られちゃってるし。

しかしプー様も、日本式に言えば今年で還暦とはいえ、いかにもおモテになりそうでいらっしゃるので、本人の意志に関わらず、身辺は騒がしくなるかもしれないですねえ。ロシアの政治家や科学者、芸術家は何故か、「一回目の結婚は比較的長く続くが糟糠の妻を捨てる」、「二回目の結婚はすぐ破綻する」、「歳が行ってからの三回目の結婚で精神的幸せを得る」のパターンがやけに多い(ショスタコーヴィチやムラヴィンスキーはまさにこれ、スターリンもほぼこのパターン)。

……………………。

さあ、プー様の明日はどっちだ?!

2013年6月 2日 (日)

年刊日本SF傑作選2013『極光星群』に「百万本の薔薇」

書影はまだですが、AmazonやHontoにページができたようなので告知。

大森望・日下三蔵編 年刊日本SF傑作選2013『極光星群』(東京創元社)に、去年の「小説現代」2月号に掲載した「百万本の薔薇」が収録されます。乱歩賞受賞後第一作という位置づけで(結果として)SFをやって、一部のお堅いミステリファンからは不興を買った一作(笑)。

まあ正直、怒る人出てくるだろうなと承知の上でSFをやったんですけどね。ミステリにしてSFで何故悪いのかが私には分からないのですが……なんで怒る人が出てくるんだろう?

書影が上がってきたらまた改めて掲載します。まずはお知らせまで。ソ連ネタの小説なので、このエントリのカテゴリは「ロシア・ソ連」に入れておきます。

2013年5月23日 (木)

ミステリとしての『カラマーゾフの兄弟』 スメルジャコフは犯人か?

110136以前から何度か漠然と予告してました『カラ兄』論の小論文を上梓いたします。

高野史緒 『ミステリとしての『カラマーゾフの兄弟』 スメルジャコフは犯人か?』 (東洋書店 ユーラシアブックレット№181)

序 ドストエフスキーからの「読者への挑戦状」
1 犯罪小説家としてのドストエフスキー
2 フョードル・カラマーゾフ殺人事件
3 あの日、何が起こったのか?
4 供述、証言と現場が一致しない?!
5 サイコパスとしてのスメルジャコフと三千ルーブルの謎
結び 江戸川乱歩の目で読み返すドストエフスキー

ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』は、これまでその人間を深く描出す文学性の面からのみ評価され、小説としての構成の厳密さが注目されることはなかった。しかし、フョードル・カラマーゾフ殺人事件をめぐる非常に多数の登場人物の動きは、タイムテーブルにしても全く狂いのないほど高度に構築されたもので、その点はほとんど現代のミステリ作品と比べても遜色がない。ドストエフスキーが本書を出版して以来、130年間どんな研究者も気づかなかった重要点を発見し、作品解釈の鍵と幻の第二部への手がかりを探る。殺人事件の真犯人は誰だったのか? 江戸川乱歩賞受賞作『カラマーゾフの妹』執筆の背景にあった精読の成果を示す。

まあなんちうか、挑発的なタイトルに兆発的な内容ですがcoldsweats01 露文にとっては道場破り的な何かw

しかし去年、『カラマーゾフの妹』を出版した後にも、ドストエフスキーの本編の検証に興味を持つ人が意外と少なくて、そのことにちっょと危機感を覚えたのです。自分の作品を評価してもらうだけではなく、『カラ兄』のまだ検証され切っていない部分にみんなもっと目を向けてほしいという願いをこめて、注目度の高い乱歩賞に『カラ妹』を送り込んだわけですが、意外とみんな『カラ兄』をほじくりかえそうとしない……。まあそりゃ「長い」という問題はありますが、原稿用紙1000枚を超えるミステリも珍しくない今日、電子版も出てて検索しやすくなってる今日、新訳の揚げ足取りのために単語の意味に一個一個ツッコミを入れる人もいる今日、そんなに大変なことでもないはずで、みんなもっと『カラ兄』の問題部分のおもしろさに注目して重箱の隅をつつくようにほじくり返すに違いない思ってたのですが……。もともと『カラ妹』計画は自分の創作と理論部分論文と二本立てにするつもりがあったので、やはり「創作編」だけじゃなくて「論文編」も出さないとなあと思って、実行に移したわけです。

これにアリョーシャ論を足せば新書一冊分の原稿量になりますし、実際、新書方面からの誘惑は多々ありましたが、実は乱歩賞以前から「これは出版したい」と言ってくれていた東洋書店に操を立てました。

ユーラシアブックレットとは、知る人ぞ知る的な存在ですが、新書よりやや少ないくらいの量で、未だ情報量が多いとはいえない旧ソ連圏の文化や政治、スポーツ、生活習慣等のトピックをピンポイント的に扱う叢書です。複数のテーマを扱った分厚い本だと腰が引けるところを、「あ、ちょっと面白そう」と思ったテーマだけ気軽にピックアップして読めるという初心者フレンドリーな利点もあり、一方で、なかなか本になりにくいマニアックなテーマを扱えるというマニアックな利点もある……のですが、どこの本屋さんにも置いてあるってわけにいかないのが難点か。置いてある棚も「ロシア・ソ連史」だったり、政治・社会学だったりで、リアル書店で探すのがね~、ちょっとね~。まあネットでさくっと買っちゃうのが一番ラクです。私もいつもAmazonで買っちゃう。っていうか多分リアル書店で買ったことない。上記の東洋書店のリンク先から各種ネット書店に飛べます。

いや~、しかし、東洋書店にとっても私にとってもなんか「異種格闘技」って感じで、お互い苦労しました。なんちうかもう、ボクシングのセコンドに野球のコーチがついてる的な(笑)。お互い、分かってないな~こいつannoyと殺意を覚えつつw 結局、普段は経済誌の編集をやっている夫に間に入ってもらって何とか。表二の人物関係図とか、P.30の地図とかは井上の労作でございます。ザ・ただ働きcoldsweats01。まあユーラシアブックレットは普通の印税制ではないので、私もほぼただ働きですが。担当者にとっても割に合う労働ではなかったでしょうし。でも、まずはともかく、『カラ兄』の今までスルーされてきた重要事項に世の中が目を向けてくれればいいっすよ、もう。話はそれからだ。

「その時は扉が開いていて」の部分の問題は、新訳をやった亀山郁夫先生自身、ロシア大使館での鼎談の時に「気づいていなかった」と認めておられました。ドストエフスキーの専門家がこれを認めるというのは、ものすごく勇気がいることだろうし、潔いことこの上ない。これこそが「研究」というもののあるべき姿ではないかと思います。

表紙はドストエフスキーの晩年の住居の書斎。『カラ兄』の口述筆記をし、原稿に手を入れ、ゲラをチェックし(パソコンがない時代のあの量のゲラ……著者校嫌いのワタシは考えただけで気絶しそうだshock)、そして死因となった肺出血を起こした場所です。手前の時計が示しているのは、ドストエフスキーの命日とその時間。この写真を見つけてきたのは担当の岩田さんですが、この時計がね、なんかちょっと雰囲気的にミステリっぽくていいじゃないですか。EQ育ちの私は妙にドキドキしましたw いや別にドストエフスキーは他殺じゃないし、ダイイングメッセージを残したりとかしてませんけどw

ということで、いちおう店頭に並ぶのは25日となっております。さくっと読める量なので、是非これで、『カラ兄』本体の謎にも関心を持ってくだされば幸いです。

と、こういうことをやっているので、受賞後第一作は、普通なら許されないくらいむちゃくちゃ遅れております……すみません、講談社様sweat01 許してもらえるのだろうかsweat01

*乱歩賞の応募動機についての質問をいただきましたので、下記コメント欄に回答いたしました。

2013年5月16日 (木)

第59回江戸川乱歩賞

風邪が治ら~ん。いや、これでもだいぶ治ってきてはいるのですが、いっぺんものすごく消耗しちゃったので、回復が遅いです。これでまた気温がどーんと下がったりしたら……。とりあえず、暖かいほうの毛布はしまわないでおこう……消極策だなあ……

で、全然速報性はないというか、すっかり乗り遅れた感はありますが。

乱歩賞、竹吉優輔さんの「ブージャム狩り」

 第59回江戸川乱歩賞(日本推理作家協会主催)は13日、竹吉優輔たけよし・ゆうすけさん(32)の「ブージャム狩り」に決まった。
 竹吉さんは茨城県出身で同県在住。副賞1000万円。贈呈式は9月6日、東京・内幸町の帝国ホテル。

(2013年5月13日18時50分  読売新聞)

今回もまた「元ネタあり」を予測させるタイトルですがそれを押しての受賞ということは、それだけ完成度が高かったのでしょうか。楽しみです。

それにしても、二年連続で茨城人が制しましたか(笑)。茨城のどこの人だろう。土浦だったら楽しいっすね。次代が決まって、私もちょっと解放されたような感じはあります。と言いつつも近いうちに「戦後処理」的な本をあと一冊出すのだった。そちらの予告は書影ができ次第上げます。

それはともかく、竹吉さん、おめでとうございま~すhappy01

2013年5月13日 (月)

コレジャナイ・エラリー・クィーン

51q7hub1ll__bo2204203200_pisitbst_2先日、近所のリアル書店をブラウズしていた時、あるものが視界に入って凍りついた。

何ですか……これは……

何でしょう? この萌え系黒執事みたいなエラリー・クィーンは……

EQ育ちの人間としては、ものすごく抵抗があるんですが……coldsweats01

新訳だそうですね。いや、それ自体はいいのです。新訳、興味あります。評判を聞く限り、良いらしいですし。しかし…………………………なんでこの表紙……

JETさんのドSっぽいEQも、コレジャナイといえばコレジャナイんだけど、「漫画家JETのEQ」として納得できるし、これはこれで実はけっこう好き(そもそもJETさんが好きなので)。

デイヴィッド・ダムロッシュについてのエントリ等でも何度でも言っていることですが、私はもともと新訳には積極的賛成派だし、映像化についても、唯一無二の決定版を求めるよりいろんなヴァージョンがあったほうがいいと考えるタイプなので、これも「イカン」とは言いにくいし、そう言うつもりはない。これで読者層が広がったら、もちろんそれはそれでいい。

んだけど……

まあ、何というか、「コレジャナイ感」っていう言葉を実感した次第です……

2013年5月 9日 (木)

はじまりのチェコアニメ

ツィッターで流行ったという「三行でお前のGWを説明しろ」風に言うと、私のGWは「ゲラ 干し首 風邪」ですね。三行でさえないw 三語じゃんw 夫は風邪を引かなかっただけで私と似たり寄ったり。

それにしても、最近のお子たちはミイラとか干し首とか怖がりませんね。親が「ホラホラ、本物だよ~ホンモノ!」とけしかけても「ふ~ん。なんか小さいね。どうやって小さくするの?」とか言いつつ、他の展示物と同じように平然と見てるし。わしらが子供の頃は、雑誌に載ってる写りの悪い写真さえ怖くて直視できなかったもんですが。あ、もしかしたら、写りが悪い写真を放課後の教室の後ろで数人でビビリながら見てたからかえって怖かったのかも。きれいで明るい科学博物館のカッコイイ展示室で大勢の人と一緒に見たら、案外怖くなかったかも。GWに上野に行くのなんて多分30年ぶりで甘く見まくっていたため昼食難民となり、ええい、仕方ない!とお高いお店に避難。けっこうなお値段のランチをいただきつつ、夫と今まで見た干し首の数を競うw 私は今回の「グレートジャーニー展」の三つとパリの人類博物館@80年代の二つで計五個。夫は……「数は分からない。ずらっと並んでたから」と言うではないか。どこだよそれは?! ……大英博物館だそうです。そうなのか……coldsweats01 大英博物館、行ったことあるけど干し首は見てなかった。そうか……そうなってるのか……sweat01

そして風邪を引く。ハンパじゃなく強力な風邪。実はまだ治ってません。近所のスーパーにも行けやしねえ。干し首にこんな副作用があったとは(違)。

で、話は変わりますが、これは私の読者さんの中にはけっこう興味ある方がいらっしゃるのではないかと思って、情報を転載します。

エイゼンシュテイン・シネクラブ(日本)
5月例会(第243回)のご案内

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はじまりのチェコアニメ
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 戦後のチェコアニメは、トルンカ、シュヴァンクマイエルをはじ
め、多彩な才能で世界を魅了してきました。それでは、戦前のチェ
コアニメはどのようなものだったのでしょうか。チェコ国立映画保
存所が昨年製作した『チェコアニメ映画1925-1945』というDVDの収
録作品をいくつか見てみたいとおもいます。

日時:2013年5月11日(土) 18:15開会
会場:文京シビックセンター(東京・春日)3階会議室A

http://inodon.up.seesaa.net/image/civic.jpg

上映:『チェコアニメ映画1925-1945』より
※ビデオプロジェクター上映、日本語字幕なし、英語字幕つき
講師:井上 徹(当会代表、映画史・ユーラシア文化研究)
会費:一般会員無料(当日会員1200円、通信会員半額)

私も基本的には行くつもりです。さすがに明後日になってもこんなにヨレヨレってことはないと思うので。

あまりにも気温の乱高下が激しいので(しかしまさか帯広で雪が降るとは)、皆様も風邪を引かないようお気をつけください。まあ人間の自衛なんてたかが知れてるかもしれませんが、しないよりは多分マシかと思います(後ろ向きだなあ)。

2013年4月24日 (水)

乱歩賞の現実はもっと散文的

去年も「高野は依頼されて乱歩賞に応募した、もしくは出来レースではないか?」と言い出す人はいた。今年の第五十九回江戸川乱歩賞のファイナリストにプロの高原英理さんが含まれていることによって、またそういう噂が再燃してきてるかも、と、けっこうあっちこっちネットウォッチしている友人から言われた。

ギョーカイからそんなに救世主扱いされてる的幻想を持たれるのは、ぶっちゃけ、気分いいです(笑)。でも残念ながら、現実はもっと味気ないもんですよ……。誰にも知られずに応募して、無名の「誰か」として吟味される、ただそれだけ。応募するプロはこのみじめさというか、誇りを踏みにじられるような辛さに耐えないといけない。そして、落とされた時のリスクを引き受ける覚悟がないといけない。そういう意味では、去年よりやりにくくなった分(誰がやりにくくしたんだw)、高原英理さんや伯方雪日さん等の覚悟は敬意を払われるべきだと私は思う。

何にしても、出来レースにするんだったら、私のように量産もせず映像化しにくい作品ばかり書いている作家に話を持って行ったんじゃ、全然「起死回生の策」にはならないんじゃないかなあ。実際、即映像化ってわけにいかない『カラマーゾフの妹』に対して、出版社とスポンサーであるテレビ局からは表だってマイナスのことは言われていないけど、秘めたるガッカリ感があるのは感じます。

「文壇」という秘密結社か宮廷のようなものが存在していて、特権階級の命令に「ギョーカイ」が従っているかのような幻想を抱いている人は今でもいるけど、そんなロマンチックな夢が見られるなんて、むしろ羨ましい。現実ってのはねえ……もっと散文的なのよ……。いや、だからこそそういう幻想はそのままにしといてあげたほうがいいのか?! 

なんかこれ自体が小説のネタになりそうですね。第六十回江戸川乱歩賞にそういうネタで応募する人がいたとしても、私は止めない(笑)。むしろ読みたい(笑)。

2013年4月20日 (土)

『カラマーゾフの妹』『カント・アンジェリコ』電子版

あ、いつの間にか出てる。

いや、電子版にはちゃんと同意して契約書も交わしたので、出ること自体は分かってたのですが、いつからダウンロードできるのかとか全然知らされてなかったのだった。献本とかないし(そもそも電子書籍の献本ってどうすれば?)、自腹でダウンロード。

電子書籍についてはいいところも悪いところもあって、諸説紛々、自分でも迷うところはあるのですが、ワタシ的には肯定的な方向で関わっていきたいと思っております。でも部数とか売り上げとかは紙版以上に出版社任せなので、契約する相手については慎重に考える必要はあるかも。宣伝が行き届かないのでどういう本が電子化されてるか把握しづらいのも難点かなあ。

とりあえず、Kindle版とkobo版にリンクを貼っておきます。

『カラマーゾフの妹』Kindle版

『カント・アンジェリコ』Kindle版

『カラマーゾフの妹』Kobo版

『カント・アンジェリコ』Kobo版

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